調理師の給料の目安はいくら?
厚生労働省が発表した令和5年賃金構造基本統計調査によると、調理師が含まれる飲食物調理従事者の1カ月あたりの所定内給与額は24万7000円でした。
この数字はあくまで全国平均の情報であり、実際には年齢や役職、勤務先などによって金額は異なります。ひとつの目安としてとらえておきましょう。
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【都道府県別】調理師の平均給料
調理師の給料の平均額は、地域によっても差があります。ここでは、調理師が含まれる飲食物調理従事者の1カ月あたりの所定内給与額について、都道府県別に確認しておきましょう。
北海道・東北地方
青森県:17万5500円
岩手県:18万2300円
宮城県:18万6900円
秋田県:18万1600円
山形県:19万4800円
福島県:19万7400円
関東地方
栃木県:20万5600円
群馬県:22万300円
埼玉県:20万9400円
千葉県:25万8200円
東京都:28万2100円
神奈川県:26万7400円
中部地方
富山県:25万500円
石川県:25万600円
福井県:23万3600円
山梨県:24万7700円
長野県:24万9200円
岐阜県:24万6900円
静岡県:23万9700円
愛知県:26万7000円
近畿地方
滋賀県:26万1200円
京都府:27万200円
大阪府:26万3800円
兵庫県:26万600円
奈良県:24万6800円
和歌山県:24万1100円
中国地方
島根県:21万6800円
岡山県:24万5000円
広島県:23万1800円
山口県:22万5100円
四国地方
香川県:23万1300円
愛媛県:21万3900円
高知県:21万6000円
九州地方
佐賀県:20万500円
長崎県:19万6500円
熊本県:21万5900円
大分県:23万円
宮崎県:20万5000円
鹿児島県:20万800円
沖縄県:20万6500円
上記の金額を見る限り、都道府県によってかなりの差があることがわかります。首都圏や関西圏では25万円以上となっていますが、そのほかの地域では25万円を下回っているところが散見されます。
より高給与を目指すのであれば、給与水準が高い地域へ移住することもひとつの方法かもしれません。
なお、この数字もあくまでそれぞれの地域の平均値を算出したものです。実際は年齢や経験年数などによって支給される金額は異なります。施設によっては資格手当や役職手当などが加算されることもあるので、参考程度にとどめておきましょう。
出典:令和5年賃金構造基本統計調査/政府統計の総合窓口(e-Stat)
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
【企業規模別】調理師の平均給料
続いては、調理師が含まれる飲食物調理従事者の1カ月あたりの所定内給与額について、企業規模別に確認しておきましょう。
企業規模 | 所定内給与額 |
5~9人 | 29万円 |
10人以上 | 24万7000円 |
10~99人 | 25万2500円 |
100~999人 | 23万8400円 |
1000人以上 | 24万9100円 |
企業規模別に比較してみると、5~9人という小規模の職場で働く場合の給料が一番多いようです。そのほかの規模では、そこまで差がないことがわかります。
出典:令和5年賃金構造基本統計調査/政府統計の総合窓口(e-Stat)
調理師が給料を上げるためにすべきこととは
調理師のおおよその給料事情を知ったうえで、今の職場の給与が低いと感じた場合は、別の職場に転職することを検討してみてもいいかもしれません。
調理師として活躍できる職場は、レストランやカフェ、食堂、居酒屋、ホテル・旅館など、たくさんあります。
特にホテルや旅館の場合、調理師免許があれば経験不問で働くことが可能な場合も多くあるようです。正社員で月給20~35万円前後の給料を確保しているところも多いので、ほかの形態と比べても比較的高い傾向にあるでしょう。
待遇のよいところで調理師として働きたいという気持ちがあるならば、宿泊業への転職を検討してみてはいかがでしょうか。
おもてなしHRでは、ホテルや旅館で調理師として働ける全国各地の求人を豊富に取り揃えています。給与アップのために転職をしたいとお考えの方は、この機会にぜひお問い合わせください。
宿泊業で調理師として働くメリット
ここでは、宿泊業で調理師として働くメリットを確認しておきましょう。
経験豊富な料理長・シェフのもとで調理技術を学べる
ホテルや旅館などの宿泊施設では、経験豊富で実力のある料理長がいる場合が多いでしょう。施設によって異なりますが、著名なコンテストでの受賞経験がある方もいるかもしれません。
第一線で活躍している料理長・シェフのもとで調理技術を学べるということは、自分自身のスキルアップにつながるでしょう。
さまざまなジャンルの料理に挑戦できる可能性がある
多くのホテルや旅館では、和食や洋食、中華などさまざまなジャンルの料理を提供しています。
また、季節やイベントによって特定の国や食材をテーマにしたフェアメニューを提供することもあるため、さまざまなメニューの調理に携われる可能性があります。このような経験は自分の調理スキルを高めることにもつながっていくでしょう。
働きながらチームワークを学べる
ホテルや旅館のような宿泊施設では、一度にたくさんのお客様の料理を作ることも珍しくありません。そのため、多くの場合、料理ごとのチームとして調理を担当するスタッフを分けているようです。
時間内にお客様に食事を提供できるようにチームで連携して調理にあたる必要があるため、働きながらチームワークを学べる環境が整っていると言えそうです。
チームワークはどのような職場においても役に立つスキルです。身につけておいて損はないでしょう。
給料UPを目指して宿泊業で調理師として働くなら「おもてなしHR」に相談を
調理師として給料アップを目指すのであれば、調理の仕事の中でも比較的高い収入が期待できるホテルや旅館などの宿泊施設で働くことを検討してみましょう。
ホテルや旅館は経験豊富な料理長やシェフのもとで調理技術を学べる上に、あらゆるジャンルの料理に挑戦できる環境が整っています。
働きながら調理スキルを磨くこともできるので、ホテルや旅館で働ける求人を探してみてはいかがでしょうか。