料飲サービスはやりがいのある仕事！求められる能力とスキルアップについて

料飲サービスは2つに分かれる！

iStock.com/Ikonoklast_Fotografie

ホテルにおける料飲サービスは、2つに分かれています。どんな役割で分かれているのかご紹介しましょう。

レストランサービス

ホテルのレストランサービスは、宿泊者だけではなく食事のみで来店されたお客様にも対応します。

ひと通りの流れは、オーダー取りから始まり、料理の提供、最後は後片付けなどをおこなう接客対応メインです。ただ、一部のレストランサービスは、注文を取ったら簡単な調理補助やドリンク作成をすることも。

また、近年ビュッフェ形式の料理提供をおこなうレストランが増えているため、業務の簡略化がされているようです。しかし、料理の増減を確認したり、お客様に形式方法を丁寧に説明したりなどのサポートと気配りは必要ですね。

なお、以下の記事ではホテルなどで食器の洗浄・管理を担当するスチュワードの仕事や、ソムリエの仕事について解説しています。併せてご参照ください。

関連記事

おもてなしHR

ホテルのスチュワードの業務内容とキャリアモデルとは？

ホテルには、膨大な量の食器類があります。その食類を洗浄・管理し、きれいに磨き上げてお客様に提供するのがスチュワードの仕事です。一般的にはなじみが薄いかもしれませんが、職の衛生や安全を管理する役割もある、責任の大きな職業です。ホテルのスチュワードの具体的な業務内容や、仕事のやりがい、キャリアモデルを見ていきましょう。

関連記事

おもてなしHR

ソムリエの仕事内容と求人情報をご紹介！やりがい、必要な資格・スキル、将来性についても解説

ソムリエは、料理との相性やお客様の希望から、最適なワインを提供し、お客様が心地よく食事を楽しめるようにサポートします。ワインなどに関する深い知識や高度な接客が必要とされる難しい職種でもありますが、その分やりがいも大きくレストランの印象を左右する重要な存在です。当記事では、ソムリエの仕事内容などを詳しくご紹介します。

宴会サービス

宴会サービスは、お客様からヒアリングした内容に沿うように会場づくりから始まります。

ホテルの営業担当から渡される指示書を元に、会場の設営や備品のチェックなどをおこなうようです。ただ、指示書通りにおこなうだけではなく、想像力を働かせることも必要でしょう。

例えば、参列される方のなかにアレルギー体質の方はいないかを、営業担当もしくは幹事様に確認を取ることも。

さらに、決められた時間内にサービスを提供しなければなりません。そのため、宴会リーダーなどが会場全体をチェックし、料理を出すタイミングを図る必要があるでしょう。

以下の記事ではウエイトレスやグリーターの仕事について詳しく解説しています。併せてご参照ください。

関連記事

おもてなしHR

ウェイトレスの仕事内容とは？やりがい、必要な資格・スキル、キャリアステップについて

ウェイトレスとは、料理や飲み物を運ぶなどの接客をおこなう女性スタッフのことを言い、ホールスタッフ、フロアスタッフとも呼ばれます。料理の提供や後片づけだけではなく、食事を楽しんでもらうための心地よい空間作りもウェイトレスの役割です。当記事は、有意義な時間を提供するウェイトレスの特徴を詳しくご紹介します。

関連記事

おもてなしHR

グリーターは料飲部門の司令塔！仕事内容ややりがいなどを徹底解説

グリーターとは、レストランの入り口などでお客様をお出迎えし、席まで案内する男性スタッフのことを言います。ホテルレストランの第一印象を決める重要なポジションであり、接客スキルや細やかな気遣いなどが求められる仕事でもあります。そんな重要任務を任せられているグリーターの魅力とは何でしょうか？やりがいなども含めてご紹介します。

料飲サービスに求められること

iStock.com/SolStock1

料飲サービスには、素早く状況を理解するスキルと丁寧な接客対応が求められます。この記事を参考にして、料飲サービスに必要なスキルをチェックしてくださいね。

接客・テーブルマナー

料飲サービスとは、一生に一度の機会に満足してもらったり、居心地の良さを提供したりするために尽力する仕事です。そのためには、テーブルマナーや丁寧な接客対応が必要不可欠。

ホテルの料飲サービスは、料理の提供だけではなく食器のセッティングやナプキンの準備などをおこないます。特に、お客様からカトラリーの使い分けを聞かれることも。基本的な知識も身につけておくことで、質の良い環境を提供できるでしょう。

また、接客対応は親しみやすさを出すことも大事ですが、冠婚葬祭などの宴会サービスはより丁寧な接客対応が求められます。またとない機会に立ち会うため、礼儀作法をわきまえつつ、細かいことにも配慮できる立ち居振る舞いが必要でしょう。

状況を素早く把握する能力

料飲サービスは、周囲の状況を素早く把握し、迅速に次の行動に移す必要があります。

ホテルの料飲サービスは、グラスに気を配ったり、食事の進み具合を確認し次の料理を出すタイミングを図ったりするようです。常に、自分で状況を読み解く意識を持つことでお客様に快適な時間を提供できるでしょう。

そのため、機械的に仕事をこなすのではなく、おもてなしの心で行動できる人は料飲サービスで重宝されますよ。

なお、以下の記事では、ホテルの調理師の仕事内容について解説しています。

関連記事

おもてなしHR

ホテル調理師の年収はどのくらい？仕事内容や働くメリット・デメリットを見てみよう

ホテルの調理師を目指しているものの「年収の相場やどのような職種があるのかが分からない！」という方は少なくないはずです。また、お客様の思い出に残る料理を提供し、やりがいを感じるためには何が必要なのでしょうか。当記事では、ホテルの調理師の給料や職種などを紹介します。理想の働き方を見つけるヒントにしてくださいね。

料飲サービスにいかせる資格

iStock.com/PeopleImages1

料飲サービスにいかせる資格があれば、自身の強みになりますね。どんな資格があるのか、みていきましょう。

レストランサービス技能検定

レストランサービス技能検定は、料飲業界で働くウエイター・ウエイトレスなどの接客能力を判定する国家資格です。

料飲サービスで接するお客様の満足度を高めながら、さまざまな需要に対応できるスキルを取得できるでしょう。この資格は、3級・2級・1級に分かれていて、各級に合格するとバッジが支給されます。

そのため、レストラン業務の知識・技能に精通している証明になるだけではなく、自分のアピールポイントにもなりますね。

サービス接遇検定

サービス接遇検定は、接客サービスの基礎などを学び、ホスピタリティマインドを育成することを目的とした資格です。

この資格は、3級・2級・準1級・1級に設定されています。主に、接客時の心構えや立ち居振る舞い、言葉遣い、応対スキルなどを審査するようです。

サービス接遇検定を受けることで、時と場合にあったセールストークを取得したり、接客に対する考え方を学べたりできますよ。

料飲サービスを極めて丁寧なおもてなしをしよう！

iStock.com/Hispanolistic2

ホテルの料飲サービスは、レストランサービスと宴会サービスに分かれています。2つに分別されることで、その場にあった最適なおもてなしができますね。

料飲サービスは、細かいことに意識を向けながら、素早く状況を読み解き快適な環境を与えることが重要。また、礼儀正しい接客対応を身につけるためにも、仕事でいかせる資格に興味をもつことも大事ですね。

ホテル・旅館の料飲関係のお仕事を探したい方は、当社サービス「おもてなしHR」をご活用ください。