働く前に知っておきたい稚内温泉(わっかないおんせん)の特徴
稚内温泉は、北海道稚内市にある温泉地です。市内にあるノシャップ岬から3kmほど南下した西海岸に位置しています。
稚内は土地柄、稚内港に入港したロシアの船員がよく訪れることから、市内のいたるところにロシア語表記が多くあるそうです。そのため、異国情緒溢れる温泉地でもあります。
稚内温泉へのアクセス
稚内温泉は、市営温泉施設や宿泊施設などが各地に点在しており、どのあたりを訪れるかによってアクセス方法が異なります。
たとえば、市営温泉に向かう場合は、車を使えばJR宗谷本線「稚内駅」からノシャップ岬経由で7.5kmほど走れば約12分で到着します。公共交通機関を使う場合は、同じく「稚内駅」バスに乗り市営温泉前で下車すれば約20分で到着です。
宿泊施設の温泉に向かう場合は、ほとんどが稚内駅の徒歩圏内に立地しているため、5~10分ほど歩けば到着するでしょう。
稚内温泉の歴史
1977年、稚内市は近布(ちかっぷ)地域で温泉ボーリングを開始します。その翌年の1978年、市民向けの温泉センターを開業。これにより、稚内温泉が最北端の温泉地として認定されます。
その後、稚内駅を中心に温泉設備を備える宿泊施設が次々と開業し、現在の稚内温泉となっていったのです。
参考資料:稚内のあゆみ/稚内市
稚内温泉の泉質と効能
稚内温泉は各地に温泉施設が点在していますが、その多くの泉質が、「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」です。
主な効能としては、以下のようなものがあります。
参考資料:温泉について/稚内温泉童夢
稚内温泉周辺の観光スポット
稚内温泉周辺には、宗谷岬やノシャップ岬、稚内港北防波堤ドームなどたくさんの観光スポットがあります。
さらに日本最北の丘陵である宗谷丘陵には、約3kmの白い道があります。緑の草むらの中、海に向かってまっすぐに伸びる白い道は、実は市の名産であるホタテの貝殻を敷き詰めてできているそうです。写真映えするスポットとして人気を集めています。
また、市内にある北門神社では道内数カ所の限られた神社でしか引けないそのエリアの特産品をモチーフにしたご当地おみくじがあるのだとか。ちなみに稚内のご当地おみくじは、特産品であるカニの形をしているようです。
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稚内温泉で働く魅力
ここからは転職を考えている方やお仕事を探している方に向けて、いくつかを例に挙げ、稚内温泉で働く魅力を職種別に紹介します。
フロントスタッフ
フロントスタッフは、稚内温泉にある宿泊施設の中でも特に多く募集がかけられている求人です。毎日たくさんのお客様をお出迎えすることになるため、年齢も世代も国籍も違うさまざまなお客様と関わります。
稚内温泉は土地柄多少ロシア語を使う機会があるため、市内の宿泊施設で働けば英語のほかにロシア語を覚える機会にも恵まれそうです。ロシア語を習得したい方にとっては、もってこいの環境といえるかもしれません。
調理スタッフ
稚内温泉の多くの宿泊施設では、和食や洋食から懐石料理などさまざまなジャンルの料理を提供しています。
また、特産品であるカニやホタテをメイン料理として調理することも多いので、稚内温泉で調理スタッフとして働くことで地元の食材の料理法を学ぶことが可能です。
さらに宿泊客向けのお食事以外にも、結婚式などのお祝いの場でふるまう料理を作る機会も多いといいます。さまざまな場面に対応できる調理方法を身につけられる可能性があります。
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観光スポットが豊富な最北端の稚内温泉で宿泊業の仕事にチャレンジしよう
日本最北端の地にある稚内温泉は、周辺に宗谷岬やノシャップ岬、稚内港北防波堤ドームなど魅力的な観光スポットが多い温泉地です。
宿泊施設も多く、フロントスタッフや調理スタッフなどさまざまな職種の求人募集が行われているので、チャレンジしてみたい仕事が見つけられるかもしれませんよ。
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