香川県の離島・小豆島町で暮らす魅力とは?移住支援の内容や移住で注意したいポイントを解説!

「島暮らしに憧れるけど不便すぎる生活は避けたい」という人は、香川県の小豆島町を移住先候補に入れてはいかがでしょうか。小豆島町は瀬戸内海に浮かぶ離島に位置しながらも、観光地として発展をとげ、比較的便利な生活が営める地域です。小豆島町で暮らす魅力や移住にあたって注意したいポイント、移住支援制度を詳しく見ていきましょう。

小豆島町での移住生活を考えてみよう

小豆島町は瀬戸内海の離島・小豆島にある町です。2024年7月1日時点での人口は12782人、世帯数は6008世帯。日本で初めてオリーブの栽培に成功した地域で「日本におけるオリーブの聖地」と呼ばれています。

美しい海に囲まれたこの町は、映画などのロケ地として注目を集めていますが、もしも小豆島町に移住したらどのような生活が待っているのでしょうか。

地域の魅力や暮らす上で注意したいポイントを見ていきましょう。移住で活用できる支援制度も紹介します。

参考:

小豆島町の人口について/小豆島町ホームページ

小豆島町のオリーブ栽培について/小豆島町ホームページ

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小豆島町での生活を知ろう

小豆島は、香川県に属する離島です。離島と聞くと、本州へのアクセスが不便で生活が大変というイメージを持つのではないでしょうか。

しかし、小豆島は島内に複数のフェリーターミナルがあり、香川県本土や関西地方など、各方面へ向かう船が出ています。考えようによっては周辺エリアへのアクセスが便利な地域と言えるかもしれません。

小豆島暮らしの魅力と注意ポイントを見ていきましょう。

ここが魅力!小豆島町での生活

小豆島の魅力は、何といっても自然の美しさです。島内には「エンジェルロード」と呼ばれる、潮の干満で姿を変える砂の道や2000本のオリーブの樹と130種類のハーブが栽培されている公園、日本三大渓谷美のひとつに数えられる寒霞渓など、小豆島ならではの魅力が盛りだくさん。夜はすばらしい星空が楽しめます。

また、観光地として発展しているため、生活に便利な施設がそろっており、市街地ではスーパーマーケットやコンビニエンスストアが営業しています。

島内に鉄道はないものの、路線バスの停留所が点在しています。マイカーはあったほうが便利ですが、住むエリアによってはバスを生活の足にできるかもしれません。また、電気自動車の充電設備も島内の要所に設置されているので、エコカー派の人も安心です。また、都市部に用事がある時は、フェリーで神戸にアクセスできます。

特産品のオリーブを使った料理やご当地グルメの「ひしお丼」など、おいしいものがあることも小豆島暮らしの魅力です。

ここに注意!小豆島町での生活

さまざまな魅力がある小豆島町での生活ですが、移住を現実的に考えるのであれば把握しておきたい注意ポイントがあります。

まず、島では仕事の選択肢がどうしても少なくなりがちです。2024年8月時点で小豆島町の求人情報を探してみると、観光業・製造業・小売業や、介護医療関係の求人が中心です。

ホテルや旅館で働きたいなど、観光地である小豆島ならではの仕事に興味がある人には適した移住先ですが、一般事務などの求人は限られていることを覚えておきましょう。移住後、島で何をして暮らしたいのかをよく考えてくださいね。

そして海をわたって多方面にアクセスできるという点は魅力ですが、天候などの影響で船が出ない日もあります。予定通りに動けない日が出てくることも覚悟しましょう。

また、小豆島はインターネットが整備されておりネット通販を利用できるエリアですが、やはり離島であるため、送料は高いことが多いようです。まとめ買いや値引きクーポンなどを利用し、賢く買い物する工夫が必要になるかもしれません。

小豆島町の移住支援の内容

醤油蔵

wooooooojpn- stock.adobe.com

小豆島町は少子高齢化が進んでいる地域。高齢化率は2025年には46.7%、2040年には51.3%になると推測されています。この深刻な人口減少に歯止めをかけるべく、町はさまざまな支援活動で移住・定住を促す努力をしています。

どのような支援制度を利用できるのか、詳しく見ていきましょう。移住支援に関する情報は、すべて2024年8月時点のものです。

参考:地域包括ケア見える化システムを活用した地域分析/小豆島町高齢者福祉課

お試し移住

小豆島町は、民間非営利団体(NPO)と連携した体験移住施設を設置しています。

そのひとつが醤油蔵の並ぶエリアに立地する、中期滞在向けの施設。14000円で、7日以上の滞在に利用できます。8日目以降は1日あたり2000円で利用でき、最大1カ月の滞在が可能です。

また、閑静な場所に立地する古民家は短期滞在向けの施設となっています。4月〜11月は1泊5800円、2泊以上は1泊あたり4800円、12月〜3月は1泊4800円、2泊以上は1泊あたり3800円で利用できます。8月と11月を除いて、7日間までの中期滞在にも利用できるとのことです。

町の中心地に位置するお試し住宅や、就労者向けに長期滞在できるシェアハウスもあります。移住後の暮らしをイメージしながら選ぶと良いでしょう。

参考:小豆島町のお試し移住について/小豆島町ホームページ

オンライン移住相談

「小豆島の暮らしに興味があるけどなかなか足を運べない」「移住先候補のひとつとして考えているので情報を集めたい」という人は、オンライン移住相談を活用しましょう。

空き家バンクの物件を画像・動画で見るなど、住まいに関する相談もできるので、移住後のイメージが大きく膨らむのではないでしょうか。

オンライン移住相談ができるのは、土日祝日と年末年始を除く日の午前10時から午後4時までです。申込書をメール・FAX・郵送のいずれかで提出する必要があるので、余裕を持って動いてくださいね。

参考:小豆島町のオンライン移住相談について/小豆島ホームページ

移住支援金

移住には何かとお金がかかるものですが、小豆島町には移住支援金の制度があります。

3年以上、小豆郡外に住んでいた人が小豆島町に定住する意思を持って転入し、賃貸住宅契約を結ぶなどの条件を満たした場合、住宅家賃補助金などが受けられるという内容。

補助金額は以下の通りです。

【賃借料】

管理費、共益費、駐車場使用料等を除いた賃借料から住宅手当などを差し引いた額の1/2(上限2万円)※転入した月の翌月から2年間の支給

【初期費用】

賃貸住宅契約時に係る初期費用(礼金、仲介手数料、家賃支払保証料)の合計額から事業主から受給する手当を引いた額の1/2(上限6万円・1回限り)

転勤などによる移住は対象外なので注意が必要です。具体的な条件や申請方法などは、町のホームページでチェックしてくださいね。

参考:小豆島町の移住支援金について/小豆島町ホームページ

空き家バンク

空き家バンクとは、空き家に関する情報が公開されているサービスです。空き家を売りたい、貸したい人が物件の情報を登録すると、自治体のウェブサイトなどで情報が公開されます。

その情報を見て、物件を買いたい、借りたいという人が自治体を通して連絡を取り、当人同士で物件の内覧や交渉などを進めていくという制度です。

小豆島町にも空き家バンクの制度があり、物件はオンラインでの内覧も可能です。また、希望する物件や周辺の様子を動画で見ることもできます。小豆島町での居住地を探す際に、活用できるでしょう。

参考:空き家バンクについて/小豆島町ホームページ

小豆島町での仕事探しはおもてなしHRで!

お茶

karinrin- stock.adobe.com

小豆島町は観光業が盛んなリゾート地。町への移住を検討している人は、宿泊業への就職・転職を視野に入れてはいかがでしょうか。

ホテルや旅館で働きたい!という人は、ぜひおもてなしHRにご相談ください。

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