40代で移住を決意するのは遅い?
40代という年代に入ると、仕事上でキャリアップしたり、私生活では結婚をしたりなど、さまざまなライフイベントの変革期を迎えます。その際、今後のライフスタイルについて「どうしていくべきか」を、一度は考えるものではないでしょうか。
年齢を伴うにつれ仕事や生活のスタイルが変わっていき、生活水準や人生そのものの価値について考える機会が多くなる40代。
そういったことから、40代に入ったタイミングで現住地からの移動を考える方も少なくありません。
転勤に伴う生活環境の変化、親の介護、子育て環境の見直し、自然の多い場所に移り住みたいといった理由などから、「移住」を視野にいれることは自然な流れなのかもしれません。
移住にはそれなりのリスクを伴う場合もありますが、心身共にまだまだ元気で意欲的な40代だからこそ、トライしてみる価値があるといってもいいのではないでしょうか。
40代だからこそ移住にトライできる
40代という年代の方々には、培ってきた経験やキャリア、知識といった武器を兼ね揃えているといっていいでしょう。
そのため、自分たちがどんな目的をもって移住先で活躍できるのか、これからどう生きるべきかを明確に定めることができるため、40代で移住を決意してもなんら問題はなく遅くはないのです。
では実際に40代で移住を視野にいれた場合、どういったメリットやデメリットがあるのでしょうか。
40代からの移住を実現するため、それぞれにメリットやデメリットに対する理解を深めながらチェックしてみてくださいね。
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40代で移住をするメリット・デメリット
移住先で仕事を探したり、生活したりする上では、どうしてもメリット・デメリットが伴うものです。
移住への憧れや強い思いだけでは、移住を実現させることはできません。メリットのみならずデメリットを知ってから、移住を検討しても遅くはありませんので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
40代からの移住:メリット
移住した場合、どういったメリットを得ることができるのでしょうか。生活・仕事、両方の側面から見ていきましょう。
- ・生活水準が向上する可能性がある
- ・培ってきた経験や知識を活かせる場が増える
- ・自分なりの生き方や働き方を見つけやすい
- ・人との交流活動が生まれやすい
都市部に比べ住居費が安い地域に移り住んだり、全体的に生活費等が抑えることができる地域に移住したりすることで、これまでの生活水準より上昇する傾向にあります。
仕事面においては、地方は都市部に比べて人手が足りてない場合が少なくなく、これまでのキャリアを活かせる職種であれば、即戦力になれる可能性があります。
地方によっては移住者への支援を行っている自治体や企業もあり、安心して移住できるでしょう。
また、自然豊かな環境に触れられる、安くて美味しい食材も手に入りやすいなどもメリットの一つでしょう。
近隣との付き合いや人との繋がりを大切にしている地域であれば、人との触れ合いによりさまざまな出会いを経験できることも魅力的ですよね。
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40代からの移住:デメリット
多くのメリットがある中、移り住む地域によってはデメリットが多いと感じる場合もあるかもしれません。
しかし、あなたにとってはデメリットだと感じる部分であっても、人によってはメリットだと捉える方もいらっしゃるでしょう。
デメリットを少しでもメリットに変えるためには、あなたがどのような目的で移住したいかを明確にすることが大切です。
移住したい理由を整理しながら、デメリット部分もチェックしていきましょう。
- ・仕事探しがネックになるリスク
- ・地域の慣習に馴染みにくいことがある
- ・生活面などで不便だと感じる場合がある
地域によっては、車がないと移動や買い出しなどをする際、不便だと感じるでしょう。また、都市部に比べ医療態勢への不安点を挙げる方もいらっしゃいます。
また、その土地特有の慣習がある地域では、住みづらさを肌で感じる場合があるかもしれません。
仕事面においては、都市部ではない地域を移住先に選んだ場合、求人件数が少なかったり選べる職種が多くなかったりすることで、仕事探しが難航することが予想されます。
一般的に40代からの転職は厳しいといったイメージを抱いてる方も多いのではないでしょうか。
しかし、何より移住先での仕事探しがしっかりとできなければ、移住が実現することは難しいといえるでしょう。
そこで、次の項目では40代の移住を叶えるために必要である、仕事探しのコツを詳しく解説していきたいと思います。
▼後悔しない移住先選びのポイントについてはこちら
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40代の移住!仕事探しのコツは?
移住先によっては、移住支援のサポート体制が整っている自治体もあります。また、移住専門の仕事探しサイトがあるのもご存じでしょうか。
日本全国さまざまな都市や地方の移住情報をピックアップしているサイトもありますので、移住先を比較しながら選ぶことができますよ。
この項目では、自力で仕事を探す方法と紹介で仕事を探す方法をご紹介していきたいと思います。
ご自身にあった方法を正しく選んで、40代からの移住を叶えましょう。
自力で探す方法
移住先で仕事を探す方法の一つ、自力で探す方法は以下の通りです。
・ハローワークで探す
・求人雑誌・フリーペーパーで探す
・移住専門サイトで探す
一般的な求人検索と同様の部分もありますが、移住先のハローワークや地域限定の求人雑誌、専門サイトで探す方法です。
ご自身が希望する職種や望む条件が開示されているため、選びやすいのがメリット。
全国版の求人サイトや雑誌では都市部の求人が多いため、移住先での職が見つかりにくい傾向がありますので、地元企業が運営しているサイトや移住専門のサイトから求人検索した方が見つかりやすくなるでしょう。
▼その他、地方での仕事についてはこちら
紹介してもらう方法
次は、地元の方に仕事を紹介してもらう方法などです。
・地元の人に紹介してもらう
・仕事探しの支援事業を利用する
地元の方と知り合えるキッカケ作りは、地元で開かれている勉強会に参加してみたり、興味のある職種を週末だけ手伝ったりするなど、さまざまな方法があります。
こまめに自治体のホームページやSNS等をチェックして、地元の方との繋がりを見つけておきましょう。
また、移住先の地域によっては、移住希望者向けや地元で働きたい人に向けた、起業の合同説明会などが開催されています。
そちらに参加して顔を知ってもらったり、知り合いを増やしたりする方法もいいでしょう。
また、都道府県で提供している支援事業を利用して、仕事を探す方法もあります。
各自治体のホームページなどには、地域の特徴やリアルな移住体験もチェックすることができるので、移住を検討中の方はチェックしておきましょう。
▼移住に必要な準備期間についてはこちら
40代の移住!どんな職がある?
40代からの移住で仕事を選ぶ際、どんな職種の中から仕事を選択することができるのでしょうか。
40代ならではの経験と培ってきた知識を活かして、移住をキッカケに起業を検討している方もいるでしょう。
移住先での職探しを、さまざまな視点から見ていきましょう。主に以下のような職があります。
- ・地域の企業に就職
- ・地域おこし協力隊に参加
- ・リモートで働く
- ・見つからないときは起業もあり!
総務省の取り組みである「地域おこし協力隊」に参加しながら地域への定住を図る、移住先の企業に就職して地域貢献に励むなど、職として選ぶ道はさまざまです。
場所を選ばず働ける職種であれば、これまでの仕事を続けてリモートで働くことも可能です。
ショップを開業したい、農業や漁業に携わりたいなど、将来設計を計画的に考えている方であれば、移住先での起業も視野にいれていきましょう。
▼その他、移住に役立つ記事はこちら
40代の移住は仕事の基盤を整えて実現させよう
移住とは、生活そのものが変わるということ。それは、人生そのものを変化させていくということになります。
40代は、自分自身のキャリアチェンジや子供の進学などライフステージの変化を伴う年代でもありますよね。そのため、生活基盤の目途がつかない状態での移住は、できるだけ避けたいもの。
喧騒から離れ静かな地方に移り住みたい、移住支援を活用して開業したい、農業をしながら暮らしていきたい、抱く夢や目的によって移住するキッカケは人それぞれでしょう。
しかし、いずれも移住前の下調べや下準備がその先の生活に影響を与えかねないため、しっかりとしたリサーチと仕事の見通しをつけてからの移住をおすすめします。
40代からの移住は仕事探しをしっかりと行うことで、実現に向かっていきます。各自治体の情報をチェックしながら、着実に移住計画を進めていけば移住を成功させることができるでしょう。
当おもてなしHRは、日本全国のホテル・旅館の求人情報を扱う就職・転職エージェントです。さまざまな地域の求人情報を多数掲載していますので、移住先のお仕事探しにぜひご活用くださいね!