食品衛生責任者の資格でできることとは?取得のメリットやいかせる仕事を紹介!

食品衛生責任者は、衛生的に食品を扱うための国家資格。食品を加工・販売する企業において、有資格者は必要不可欠な存在です。この記事では、食品衛生責任者ができることや、資格取得のメリット、資格をいかせる仕事の例を解説します。飲食業界や食品加工の仕事に興味がある方は、参考にしてくださいね。

目次

    食品衛生責任者の資格でできることやメリットは?

    食品衛生責任者とは、食品の製造・販売をするために必要な国家資格。食品を扱う店舗や工場などには必ず配置することが義務付けられています。

     

    食品衛生責任者の資格を取るためには食品衛生責任者養成講習を受講するか、栄養士や調理師といった特定の資格を持ってることが条件。

     

    取得の難易度は低い資格ですが、取得後にはどのようなことができるのでしょうか。取得のメリットや、資格をいかせる仕事を詳しく見ていきましょう。

     

    参考:食品衛生責任者について/宮城県ホームページ

    食品衛生責任者ができること

    営業許可証

    ururu – stock.adobe.com

     

    食品衛生責任者ができることは、大きく分けて以下のふたつです。

    飲食店などの開業

    飲食店など、食品を扱う商売を始める際には各都道府県知事等から営業許可を取得する必要があります。営業許可は、食品衛生責任者がいなければ取得できません。自分ひとりで開業を目指す場合は、食品衛生責任者の資格を取ることが必須なのです。

     

    また、開業する施設の収容人数が30人以上の場合は、「防火管理者」の資格も必要になることも、押さえておきましょう。

    食品衛生責任者として就業する

    前述のとおり、食品を扱うお店や工場などには最低1名の食品衛生責任者を配置しなければなりません。

     

    有資格者はただ働いていれば良いというわけではなく、以下のような役割を担うことになります。また、これらの業務は当然ながら、飲食店を開業するケースでも担当します。

     

    【施設の衛生管理】

     

    • ・施設や周辺を清潔に保つ
    • ・害虫、害獣の駆除
    • ・手洗い設備の管理、消毒液の補充

     

    【食品の衛生管理】

     

    • ・原材料の仕入れ時における品質、鮮度などの点検
    • ・細菌検査、食品添加物検査の実施
    • ・食材の衛生的な保管

     

    【衛生教育】

     

    • ・手指消毒の実技指導
    • ・就業前の服装チェック
    • ・専門家の講演会、保健所の講習会などの利用

     

    【従事者の健康管理】

     

    • ・腹痛、下痢、発熱、化膿創がある従業員を食品に触れない部門に配置する
    • ・定期的な検便などの実施

     

    なお、以下のページでは食品衛生責任者の資格に関する記事を、まとめて紹介しています。併せてご一読ください。

     

    参考:食品衛生責任者の役割について/三重県ホームページ

    食品衛生責任者の資格を取るメリット

    立派な国家資格である食品衛生責任者。資格を取ることで、さまざまなメリットが享受できます。

    就職に有利である

    食品を扱う企業にとって、食品衛生責任者の有資格者は必要不可欠な存在です。入社後に取得してもらうという方法もありますが、最初から資格を持っている人材は歓迎されるはず。

     

    また、食品衛生責任者の資格を持っていることで資格手当がつき、高い給料を得られる可能性もあります。

    一生使える資格である

    免許や資格の中には数年ごとの更新が必要なものもありますが、食品衛生責任者は更新不要です。1度取得すれば一生使える資格として持っていられるため、「食品業界で生きていこう!」と決めた方にとっては、便利で心強いことでしょう。

     

    ただし、管轄の都道府県によっては取得から数年後に実務講習会の受講が必要なケースもあります。

    お客様に安心感を提供できる

    飲食店の壁などに、食品衛生責任者の氏名が入ったプレートや、営業許可事項が書かれた書類が掲示されているのを見たことはないでしょうか。

     

    2021年の6月より、個人情報が含まれることを考慮して掲示すべき事項は改められていますが、「食品衛生責任者がいる」ということがお客様に伝われば、安心感を提供できるでしょう。

     

    あなたが食品衛生責任者の資格を取得することで、お店・施設の信頼度アップに貢献できるかもしれません。

    食品衛生責任者の資格をいかせる仕事

    工場

    Sergey-Ryzhov – stock.adobe.com

     

    取得することでさまざまなメリットを得られる、食品衛生責任者。この資格をいかせるのは、どのような仕事なのでしょうか。具体的な仕事の例を見ていきましょう。

    飲食店スタッフ

    食品を扱うお店の代表格と言えば、レストランや居酒屋、カフェといった飲食店ではないでしょうか。

     

    飲食店には当然、食品衛生責任者の配置が必須です。飲食店では調理や配膳、食器洗いといった通常業務をこなしながら、食品衛生管理責任者としての役割を担うことが一般的。

     

    お客様の食の安全を守る、重要なポジションと言えるでしょう。

    食品工場

    農産物・水産物を加工したり、パンやお弁当を製造したりといった食品工場も、食品衛生責任者が活躍する職場です。

     

    食品を作る場所の衛生状態が悪ければ、異物混入や食中毒といった大問題が発生しかねません。原材料や施設・設備の衛生を保つことは、工場の生命線。大きな責任のある役割です。

    食料品販売店

    私たちの身近にあるスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどにおいても、食品衛生責任者の存在は必要不可欠。

     

    食品販売店ではお惣菜やお弁当といった完成品を販売する他、肉や魚を加工したり、ファストフードを調理したりといった業務があります。

     

    衛生を保ち、安全に販売するためには、食品衛生責任者の配置が必要なのですね。

    ホテル・旅館も食品衛生責任者の資格をいかせる仕事のひとつ

    キッチン

    WavebreakmediaMicro – stock.adobe.com

     

    食品衛生責任者の資格は、食に関する仕事で大いにいかせるものです。独立や開業の際にも役立つので、興味のある方は取得を検討してはいかがでしょうか。

     

    また、ホテルのレストランやラウンジにおいても、食品衛生責任者の有資格者は歓迎されます。宿泊業界の仕事を探す際には、おもてなしHRをご活用ください!

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