稼げる資格の特徴とは
稼げる資格の大きな特徴は、「独占業務資格」であることです。
独占業務資格は国家資格の分類の一つで、対象の資格を持っている人以外は携わることのできない業務を、独占的に行うことができます。
誰もが取得できる資格ではなく、勉強にかなりの時間を費やす必要がありますが、それだけに資格の価値はかなり高いと言えるでしょう。
もちろん、すべての独占業務資格が高収入の仕事に就くための足がかりとなるわけではありませんが、稼げる可能性はかなりアップするはず。
次の項目からは、独占業務資格の中でも特に稼げる傾向が強い資格についてご紹介していきます。
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稼げる資格:医師
医師になるためには、途方もない時間と苦労が伴います。
まず、大学の医学部に進んで6年間の教育を受け、医師試験に合格して医師免許を取得し、研修医として2年間の臨床経験を摘むことで、始めて医師になれるのです。
どれだけ順調に進んでも、最短で8年掛けなければ、医師として働くことはできません。
また、晴れて医師になれたとしても、患者の診察や治療のため、非常に多忙な日々を送ることになります。
医師の資格を得るのはもちろん、得てからも大変な苦労をすることになりますが、それ故に収入が高く、またニーズの絶えない仕事なので働き先に困ることは無いでしょう。
膨大な時間とお金が掛かる資格ですが、コンスタントに高水準の収入を得たい方には向いているのではないでしょうか。
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稼げる資格:弁護士
弁護士とは、国家資格を有する法律の専門家を指します。
弁護士になるのは容易なことではなく、難関とされる司法試験に合格し、司法研修生として1年間勉強し、修了時の試験に合格しなければなりません。
主な業務は、依頼された法律トラブルの解決のための手助けをすること。法律のプロとして、法的手続きの代理を務めることもあります。
地域によってバラつきはありますが、首都圏の法律事務所で勤務すれば、1000万円以上の収入を得ることも難しくはありません。
医師と同様に資格を得るのが困難ではありますが、その分かなり稼げる資格だと言っていいでしょう。
稼げる資格:一級建築士
一級建築士になるには、国土交通大臣からの認可を受ける国家資格を取得する必要があります。
一級建築士の特徴は、設計する建物に制限がないため、戸建住宅から大規模施設まで、建物の規模を問わず設計に携わることができる点です。
一般的な家屋はもちろんのこと、体育館や美術館、商業施設など、あらゆる建造物の設計をすることができますよ。
この資格を取れば必ず稼げるということではなく、企業や職種によって年収に大きな開きがあります。しかし、うまく行けば年収が1000万円を超えるケースもあります。
一概には言い切れませんが、規模の大きな企業に就職するほど、収入は高くなる傾向があるようですよ。
稼げる資格:行政書士
行政書士とは、行政書士法に基づく国家資格で、行政手続きを専門とする法律の専門家です。
・行政書士が作成した、官公署提出書類に関する行政不服申立て手続き等の代理
・ビジネスコンサルタント
など、行政手続きのスペシャリストとして、さまざまな業務を行っています。
依頼を受け、確実かつ迅速に行政手続きを行う仕事の担い手として、無くてはならない存在となっています。
年収はおよそ600~700万円とされていますが、独立開業した行政書士の中には、3000万円以上稼ぐ人もいるのだそう。
働き方によって、収入に大きなバラつきがあるようです。
稼げる資格:宅地建物取引士
宅地建物取引士とは、不動産取引の専門家を示す資格で、「宅建士」と略して呼ばれる場合もあります。
賃貸物件の斡旋や、不動産売買を行う際、専門知識のない相手に対し詳しい説明をするというのが主な役割です。
不動産管理会社や建築会社への就職に役立つほか、社内でのキャリアアップや独立などをする際にも効果的ですよ。
莫大な収入を得ることは難しい資格ですが、一定水準の収入を安定的に稼ぐことができると考えていいでしょう。
稼げる資格とやりたい仕事が一致しているか注意して考えよう
たとえ稼げる資格を取得したとしても、その仕事をすることに苦痛を感じるのであれば、長続きはしないはず。
せっかくの資格を無駄にしないためにも、資格取得を検討する前に、まずは取ろうとしている資格とやりたい仕事が一致しているかに注意する必要がありますよ。
また、稼げる資格を手にしたとしても、働き方が悪ければ思うように収入は伸びません。資格を取った上で、稼げる働き方について戦略を練りましょう。