働く前に知っておきたい下風呂温泉の特徴

下風呂温泉は、青森県下北郡風間浦村にある温泉地です。目の前には、津軽海峡が広がっており、海の向こうには北海道を見ることができます。

海から山の斜面のところに温泉郷が開かれており、全国的にも珍しく100m以内に「大湯」「新湯」「浜湯」という3つの異なる源泉があるそうです。なお、すべてが源泉かけ流しの温泉となっています。

下風呂温泉へのアクセス

下風呂温泉には、公共交通機関か車を利用して向かうことができます。公共交通機関で行く場合は、大湊線「JR下北駅」から下北交通バス・佐井線に乗車し、1時間5分ほどすると「下風呂温泉」に到着します。

車で行く場合は、青森の県庁所在地である青森市から国道279号経由で向かうと約2時間半かかります。なお、同じく下北半島にあるむつ市から国道279号経由で向かうと、40分ほどかかるようです。

下風呂温泉の歴史

下風呂温泉の歴史は古く、室町時代の地図に下風呂を湯本として記してあったことから、室町時代より前からある温泉地だといわれています。1656年に南部藩藩主が入湯したという記録が残されています。

1958年には戦後期を代表する作家が下風呂温泉の旅館に宿泊して執筆したとされる小説が発売され、全国に温泉の名を広めました。

もともと下風呂温泉には「大湯」「新湯」という名の2つの共同浴場がありましたが、2020年11月を持って閉館しています。その後、これらを統合した新しい施設として村営温泉施設が同年12月にオープンしました。

参考資料：下風呂温泉めぐりマップ/むつ市観光協会

下風呂温泉の泉質と効能

下風呂温泉は3つの源泉があるため、それぞれで泉質と効能が異なります。源泉別に、泉質と効能を確認しておきましょう。

なお、浜湯系は温泉の湧口によって効能が異なるそうです。ひとつはホウ酸-食塩硫化水素臭（緊張低張性高温泉）、もうひとつはホウ酸-含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉（硫化水素型）、食塩硫化水素臭（低張性弱酸性高温泉）という泉質となっています。

効能に関しては、いずれも切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、動脈硬化症、高血圧症などに効果が期待できるようです。

参考資料：下風呂温泉郷/下北ゆかい村

下風呂温泉周辺の観光スポット

下風呂温泉周辺には、鉄道アーチ橋「メモリアルロード」という観光スポットがあります。こちらは第二次大戦中に建設が進められていたものの、戦況の悪化で工事が中断し、それ以降放置されていた鉄道用の橋を遊歩道にしたものです。

橋の中央部には、駅舎をモチーフにした東屋（公園などに設けられる柱と屋根だけの小さい建物）を設置しており、そこでは足湯を楽しむことができます。昼は北海道を、夜は夏から秋の時期に限り津軽海峡の漁火（いさりび）を眺めることが可能です。

下風呂温泉で働く魅力

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転職を考えている方やお仕事を探している方に向けて、ここではいくつかを例に挙げ、下風呂温泉で働く魅力を職種別に紹介します。

フロントスタッフ

フロントスタッフは、宿泊施設の中でも特に多く募集がかけられている求人です。毎日たくさんのお客様をお出迎えし、年齢や世代の異なるさまざまなお客様と関わります。

下風呂温泉は3つの泉質を備え、温泉に入浴しながら津軽海峡を眺められることから、観光客が多く訪れる温泉地でもあります。

そんな下風呂温泉の宿泊施設でフロントスタッフとして働けば、どのようなお客様にも合わせられる対応力やおもてなしのスキルをを身につけられるでしょう。

運営スタッフ

下風呂温泉のいくつかの宿泊施設では、ホテルや旅館の運営スタッフを募集する求人が複数ありました。

運営スタッフは特に部署が決まっているわけではなく、宿泊施設の運営に関わる業務全般を担当します。そのため、フロント業務をこなす日もあれば、調理や客室清掃などの業務をこなす日もあるそうです。

このようなさまざまな業務を担当することで、接客から調理、清掃などのあらゆる業務スキルを身につけることができます。

3つの異なる源泉がある下風呂温泉で宿泊業の仕事に挑戦してみよう

下風呂温泉は3つの異なる源泉を持っている温泉地で、それぞれの宿泊施設によって泉質と効能が異なります。

これらの施設では、フロントや運営などのさまざまな職種の求人が出ています。職種によっては接客から運営、管理まで幅広く携われるので、自分のスキルアップにも役立つのではないでしょうか。

おもてなしHRでは、下風呂温泉はもちろんのこと、さまざまな温泉地や観光地の求人を取り扱っています。どのような求人があるのか見てみたい場合は、お気軽にお問い合わせください。