日本海に沈む夕日が美しい景勝地、由良温泉の魅力と旅館での働き方を紹介。

山形県鶴岡市にある温泉地の1つ、由良温泉。そこには、多くの伝説が残されているといわれています。そんな由良温泉の様々な魅力や観光・旅館での働き方などについてご紹介します。

由良温泉とは

山形 海

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由良温泉は、山形県鶴岡市の4つある温泉地の1つです。日本の渚100選、快水浴55選にも選ばれた美しい海岸があります。ここでは、由良温泉の概要やアクセス、歴史などについて焦点をあてていきます。

 

由良温泉の概要とアクセス

 

由良という地名は、京都の宮津市にある港「由良」からつけられたといわれています。

 

最寄り駅は、JR東日本羽越本線の「羽前水沢駅」。そこからバスで20分の場所に、由良温泉があります。

 

自家用車やレンタカーであれば、日本海東北自動車道の「鶴岡西IC」から30分で着きます。鶴岡市内から近いため、観光後の宿泊などにとても便利です。

 

由良温泉・町の歴史

 

由良温泉がいつできたか、どのように源泉が湧き出たのかなどの詳細はわかっていません。ですが、「由良」という町には昔から伝わる「八乙女伝説」があります。その伝説は、飛鳥時代に天皇の息子であり聖徳太子の従兄といわれている「蜂子皇子(はちこのおうじ)」が、出羽三山を開山するときの物語です。

 

飛鳥時代、仏教を広めようとする蘇我馬子率いる賛成派と、仏教を良く思わない反対派がいました。蘇我馬子は反対派を倒そうと、天皇の血を引く者を味方につけ、天皇に即位させました。その天皇が蜂子皇子の父「崇峻天皇(すしゅんてんのう」です。天皇を即位させたことで、蘇我馬子は反対派を倒し、実権を握ることに成功します。さらに、天皇を操って国を収めようとします。ですが、崇峻天皇は国を収めようと自身の考えで動くようになり、蘇我馬子は思うようにことがうまくいかなくなりました。そのため蘇我馬子は、592年に崇峻天皇を暗殺してしまいます。天皇の息子である「蜂子皇子」も追っ手に追われ、京都の由良港から北へと船で逃げました。そうしてたどり着いたのが、現在の山形県鶴岡市由良でした。

 

蜂子皇子は海にそびえ立つ大きな岩やその風景を見て、心奪われたといわれています。すると、どこからか鈴の音が聞こえてきました。あたりを見渡すと、海に立つ岩の上に、8人の乙女が鈴を鳴らして踊っていました。このことから、乙女が踊っていた岩を「八乙女浦」と呼ぶようになりました。乙女たちは蜂子皇子がみていることに気づき、どこかへ隠れてしまいます。それからすぐ海は荒れ始め、蜂子皇子は船をうまく操縦できずにいました。そこに2人の乙女が現れ、岩を避けて船が進める道を案内してくれたので、蜂子皇子は洞窟「権現穴(ごんげんあな)」に上陸できたのです。

 

蜂子皇子は乙女たちに「仏教の教えを広め、多くの人を苦しみから救いたい」と説明します。そのためには、出羽三山を開山しなければならないと考え、蜂子皇子は洞窟で修行を重ねました。乙女たちは修行の邪魔になることを恐れ、姿を見せることはありませんでした。ですが、乙女たちなのか由良の人々なのかわかりませんが、鯛や鯵といった魚や貝、海藻など豊富な海の幸が時々、かごに入れられて置かれていました。それをみた蜂子皇子は、海の幸や人の温かみに感謝し、より修行に励みました。

 

こうして、多くの人や自然に支えられた蜂子皇子は、様々な試練を乗り越え出羽三山を開山することに成功します。町の人々は喜び、蜂子皇子が開山するために歩いたといわれている場所には、寺や神社が多く建てられました。今でもその建物は残されていて、観光スポットとしても人気となっています。

 

由良温泉の泉質と温泉街・観光資源について

 

ここでは、由良温泉の泉質や周辺の観光地について紹介していきます。

 

由良温泉の泉質・効能について

 

由良温泉の泉質は硫酸塩泉です。この泉質は「傷の湯」「脳卒中の湯」などともいわれていて、高血圧や関節性リウマチ、皮膚病に効果があるとされています。

 

参照:日本温泉協会 

 

由良温泉の周辺観光地や温泉街について

 

由良温泉は目の前に日本の渚100選、快水浴55選に選ばれるほど、美しい海が広がっています。夏には海水浴場が開かれ、多くの人が訪れるスポットです。

 

由良のシンボルともいわれている「白山島」は、由良の沖合にある島です。島までは歩いて渡れることから「東北の江の島」ともいわれています。由良と島の間には、朱塗りの橋が架かっていて、渡ると気軽に楽しめる釣り堀があるため、家族連れに人気の場所です。島の頂上には白山神社があり、毎年4月に祭りが行なわれています。

 

また、由良温泉からバスで40分の場所には、水族館があります。この水族館では魚などの海の生き物だけでなく、海を飛ぶウミネコの餌やりなども見ることができる人気の施設です。

 

由良温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし

旅館

iStock/Alatom

 

ここでは、由良温泉のホテルや旅館での働き方や暮らしについて触れていきます。

 

由良温泉で働く

 

由良温泉には宿泊施設が7件ほどあります。

 

日本の良き文化「おもてなし」を感じることができる場所の1つ旅館。ホテルより業種が分けられておらず、お客様と接する機会が多いのが特徴です。

 

日本では外国人観光客が増え、旅館でもお品書きなどを英語表記にする工夫がされています。旅館で働くのに必要な資格はありませんが、英語ができると役に立ちます。

 

由良温泉の暮らし

 

由良温泉周辺には小さな住宅街があり、シンボルの白山島と夕日がみられる絶景の町です。そこには保育園と郵便局があり、食料品や日用品を買う店も2軒ほどあります。

 

町にはバスが通っていて、最寄り駅までは30分ほどでいくことができます。最寄駅から電車では、鶴岡市内までいけるためアクセスに便利です。

 

鶴岡市の平均家賃は1K~2DKで、4万5千円といわれています。

 

日本海の美しい海に映る夕日が絶景の由良温泉

夕日と日本海

iStock/Seiichi-Tanaka

 

多くの歴史的建造物と伝説が残されている、山形県鶴岡市の由良。温泉地としていつから栄えているのか、源泉はどのように湧き出たのか詳細は不明です。ですが、昔から変わらない美しい景色を眺めながら入る温泉は、多くの人を癒しているに違いありません。この地に訪れた蜂子皇子も心打たれた絶景を見に、由良温泉に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

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