長野県茅野市の蓼科(たてしな)温泉郷!概要やアクセス・泉質などの特徴や働き方を見てみよう

長野と山梨の県境にまたがる八ヶ岳。その麓に栄えた蓼科温泉郷は、リゾート地として人気の高いエリアです。夏は登山・冬はスノースポーツが楽しめる地域ですが、温泉郷にはどのような特徴があるのでしょうか。この記事では、蓼科温泉の概要やアクセス・泉質などを解説します。蓼科温泉郷の旅館やホテルにおける働き方にも触れるので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

    働く上で知っておきたい蓼科温泉郷の特徴

    自然 景色

    iStock/nevermode

     

    長野県の八ヶ岳の麓に栄えた蓼科温泉郷は、古くからさまざまな人に愛されてきた温泉地です。ここでは、温泉地へのアクセスや歴史、泉質などの特徴を見ていきましょう。

    蓼科温泉郷へのアクセス

    蓼科温泉郷は、公共交通機関でのアクセスが比較的便利な温泉地です。

     

    最寄り駅はJR「茅野駅」です。駅前から出ている「北八ヶ岳ロープウェイ行」のバスに乗り「もんがく平別荘入り口」で降車すれば、温泉地にたどり着きます。茅野駅からタクシーでアクセスする方法もあるので、スケジュールに応じて交通手段を選びましょう。

     

    自家用車の場合は中央道の諏訪ICか上信越道の佐久ICで降りるルートが適切です。

    蓼科温泉郷の伝説と歴史

    蓼科温泉郷の歴史は古く、平安時代に坂上田村麻呂が発見したといわれています。戦国時代には、甲斐(現在の山梨県)の武将である武田信玄が、信濃(現在の長野県)攻略に甲斐から川中島へ向かうため、八ケ岳山麓の道を幾度となく兵が行き交っていました。

     

    その道すがら、山中に湧き出ている温泉を見つけ、そこに傷ついた兵士たちを入れたところ傷が治ったという伝説があり、その温泉こそが蓼科温泉郷のお湯だといわれています。

     

    大切な兵士たちを療養する場所は軍事機密としてひた隠しにされたという説もあり、「武田信玄の隠し湯」と呼ばれることも。

     

    蓼科温泉郷が温泉地として発展したのは、大正から昭和にかけてのこと。高原の澄んだ空気や豊かな自然を求めて、保養所や別荘の開発が進んだ時代です。

     

    この頃、蓼科温泉郷は温泉保養地としてだけでなく、高原リゾートとしても知られるようになりました。やがて道路の整備や路線バスの運行が始まり、手軽に来られる観光地として人気が出たということです。

    蓼科温泉郷の泉質・効能について

    蓼科温泉郷の源泉は「親湯温泉」「滝の湯温泉」「蓼科三室温泉」「蓼科高原温泉1号井」「芹ケ沢温泉」の5つ。詳しく見ていきましょう。 

    「親湯温泉」の泉質は、単純温泉(弱酸性低張性低温温泉)です。効能は美白効果や健康増進、疲労回復など。

     

    「滝の湯温泉」は1200年前に開拓されたといわれており、泉質は単純温泉です。効能は神経や筋肉、関節などの痛み、冷え性などに効果が期待できます。

     

    「蓼科三室温泉」は湧出温度と酸性度が高い温泉です。泉質はナトリウム-塩化物-硫酸塩泉で殺菌力に優れている低張性低温温泉です。効能は慢性皮膚病やアトピー性皮膚炎、美肌効果があるといわれています。

     

    「蓼科高原温泉1号井」は、炭酸水素イオンが含まれている温泉で豊富な湯量が特徴的です。泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)です。効能は、運動麻痺における筋肉のこわばりや胃腸機能の低下などに効果があるといわれています。

     

    「芹ケ沢温泉」の泉質はアルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)で、刺激の少ない温泉です。効能は神経や筋肉、関節などの痛み、関節のこわばり、慢性消化器病などに効くといわれています。

    蓼科温泉郷は、使用している源泉が宿泊施設によって異なります。泉質や効能を調べた上で訪れると良いでしょう。

    蓼科温泉郷の周辺観光地

    蓼科温泉郷の周辺には、自然豊かな景色を楽しめるスポットが数多くあります。

     

    温泉街の近くには「蓼科湖」という湖があります。湖周辺は白樺や落葉松の林にかこまれ、南側からながめれば山々の姿が湖面にくっきりと映し出されます。四季折々の景観が楽しめる名所です。

     

    北八ヶ岳には大きなロープウェイが設置されており、誰でも気軽に山頂まで登れます。秋は見事な紅葉を一望できるのだそう。冬はゲレンデがオープンし、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しめます。

     

    蓼科温泉郷の周辺では、四季折々の自然の魅力を満喫できるのではないでしょうか。

     

    参考:蓼科温泉郷について/茅野市ホームページ

    蓼科温泉郷周辺の旅館・ホテルでの働き方

    温泉宿

    太郎-武内 – stock.adobe.com

     

    蓼科温泉郷周辺の旅館・ホテルでは、どのような働き方ができるのでしょうか。求人情報の傾向を見てみましょう。

    料飲部門スタッフ

    蓼科温泉周辺の宿泊施設では、料飲部門の求人が多い傾向にあります。ひと口に料飲部門といっても業務はさまざま。

     

    手作りにこだわった和食レストランの調理スタッフや、食事の提供を縁の下で支える調理補助・洗い場スタッフ、フロント業務と兼任のレストランサービススタッフなど、多様な求人が見受けられました。

     

    パートタイムやアルバイトの求人もあるので、自分が働きやすい環境を見つけられるのではないでしょうか。

    サービススタッフ

    「フロントスタッフ」や「ベルスタッフ」のように、役割分担が明確でない「サービススタッフ」の求人も多く見られます。

     

    サービススタッフの仕事は、滞在中のお客様を総合的にお世話すること。旅館であれば「仲居」と呼ばれることが一般的です。

     

    お出迎えからお見送りまでお客様と関わり合うため「心のこもった接客をしたい」「ひとりひとりを喜ばせたい」という志のある方に適しているのではないでしょうか。未経験者歓迎の求人情報もあります。

    リーダー/チーフ(宿泊部門)

    ある程度、宿泊業界での経験を積んだ方にぴったりな、リーダー/チーフの求人情報もあります。宿泊部門の責任者として、通常業務を行いながらマネジメントや管理業務も担当します。

     

    責任が伴う業務のため、給料は高めに設定されている傾向が見られます。また、格安で入居できる寮付きの求人もあるようです。

     

    「しっかり稼いでお金を貯めたい!」という方は、このような求人を狙ってはいかがでしょうか。

    昔ながらの魅力と近代的な利便性を併せ持つ蓼科温泉郷で働こう!

    iStock/NaturePhotograph

     

    蓼科温泉は古き良き時代の面影を残しながら、アクセスやレジャーの利便性を高めた温泉リゾートと言えるでしょう。どの世代にとっても魅力のあるこの地域で、おもてなしを提供してみませんか?

     

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