青根温泉とは

iStock/JosephineLi

山の中腹にひっそりと広がり、490年以上の歴史をもつ青根温泉。ここでは、青根温泉の概要と歴史についてご紹介します。

青根温泉の概要とアクセス

青根温泉は、蔵王連峰の一つ花房山の中腹、仙台平野から太平洋までを望む標高約800mの山中にひっそりと集まる温泉街です。

かつては伊達藩の御殿湯があったことでも知られ、その品格と素朴な味わいは今も残されています。人里離れた静かな秘湯は、日々の疲れを癒し、多くの文人や芸術家に愛されました。

最寄り駅はJR白石蔵王駅で、バスの利用で約60分、宮城川崎ICから約15分または白石ICから約40分です。

青根温泉の歴史と現状

青根温泉は1528年に発見され、490年以上の歴史があります。「アオヌキ」という木の根元から湯が湧き出していたため、「アオヌキの根元」から「青根」と名付けられたそうです。

江戸時代には仙台藩主の御殿湯も置かれた、由緒ある名湯です。現在は5～6軒の宿と1軒の日帰り入浴施設で構成され、温泉街には落ち着いた雰囲気が漂っています。

青根温泉の泉質と観光資源について

iStock/pamadeba1

青根温泉は、無色透明のお湯でさらっとした肌ざわりが特徴です。ここでは、青根温泉の泉質や効能、周辺観光についてご紹介します。

青根温泉の湯量と泉質について

青根温泉の泉質は、弱アルカリ性単純温泉で、ぬめりや癖がなく、肌の上をさらさらと滑るような感触が特徴のお湯です。源泉は7か所で、約30度から71度までの様々な泉温の湯が湧きます。

効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、痔疾など多くの症状に効果が期待できるのも嬉しいポイントです。

青根温泉の周辺観光について

青根温泉のある川崎町は、仙台市と山形市をつなぐ位置にあり、豊かな自然に囲まれています。周辺には、湖畔公園や渓流釣り、レトロな洋館など、幅広い年代の方が楽しめるレジャースポットが豊富です。

自然に囲まれた場所のため、普段耳にするような騒音はほとんどありません。自然に触れ、美味しいものを食べてゆっくり温泉に浸かれば、疲れが取れるだけでなく、心身ともにリフレッシュできるのではないでしょうか。

青根温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし

iStock/Alatom

青根温泉の旅館やホテルで働く

青根温泉には、老舗旅館や一棟貸切宿など、こじんまりとした温泉宿が並んでいます。小規模な宿だからこそ学べるマナーや立ち居振る舞いがあり、きめ細やかな「もてなしの心」を身につけることができるのも魅力です。

また、歴史のある温泉街で、その一員として働くことは、自身のモチベーションに繋がるのではないでしょうか。

青根温泉の暮らし

青根温泉のある宮城県川崎町は、自然豊かな蔵王連峰の麓に位置しています。

平均気温は10度前後で、東北地方の中では比較的温暖な地域です。仙台市と山形市に隣接し、車を利用すれば30分程度でアクセスできます。高速道路や国道も整備されているので、買い物や病院へのお出かけも安心です。

また、年間を通してお祭りや音楽イベント、ウィンタースポーツなどを楽しむことができます。

自然に抱かれ、歴史を味わえる青根温泉。

iStock/KOIZUMI-MOMOTARO

青根温泉は自然と歴史が調和した静かな温泉地です。都会の喧騒を離れ、趣のある温泉宿で過ごす時間は、訪れる人の心と身体を癒してくれます。

また、青根温泉のある川崎町では、移住検討者を対象としたウェブサイトが充実しており、移住体験や相談、空き家物件情報などの支援体制が整っています。川崎町での暮らしに興味のある方は、利用してみると良いかもしれません。

宮城県のホテル・旅館のお仕事探しはこちらから