筋湯温泉とは
筋湯温泉は、開湯から1000年以上も経つ、いにしえからの温泉地です。
火災により、2度も温泉街がほとんど消失したところから、大変な努力を重ねて再建した経緯もあり、歴史と現地の人々の誇りが感じられます。
筋湯温泉の概要とアクセス
冒頭でも紹介したとおり、筋湯温泉の目玉は日本一のうたせ湯です。
うたせ湯は温泉宿とは別に、300円で利用できる共同浴場にあります。日替わりで男湯・女湯となるのでうたせ湯を目当てに行くときは注意しましょう。少し奥まったところにまた別のうたせ湯が付いた共同浴場があり、そちらと男女入れ替えににしているそうです。
筋湯温泉へ行くには、JR久保線の豊後中村(ぶんごなかむら)駅から筋湯温泉行のバスが運行されています。名所を巡る定期観光バスもあり、余すところなく筋湯温泉を楽しめるプランが組まれているようです。
また、筋湯温泉入り口にバス停があるので一般のバスでのアクセスも可能です。
車では大分・福岡方面から向かう場合は大分自動車道の九重ICで降ります。
熊本方面からの場合は、県道11号線のやまなみハイウェイが便利です。
筋湯温泉の歴史と現状
この温泉地には、1897年と1949年の2度に渡る大火事で温泉宿のほとんどが焼けてしまったという歴史があります。
特に1949年は終戦から間ない時期だったこともあり、復興は非常に困難だったそうです。
しかしながら、温泉地の関係者や地元の人々の血のにじむような努力により、見事によみがえりました。
今の筋湯温泉の景観は、2度目の復興後の姿ということですね。
努力の甲斐もあり、現在筋湯温泉は冬はスキー、夏は山開きなど四季を通してのイベントでにぎわう場所となってます。
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筋湯温泉の泉質と温泉街・観光資源について
ここでは、筋湯温泉の泉質や周辺の観光地について紹介していきます。
筋湯温泉の泉質と効能について
筋湯温泉の泉質は単純温泉です。
地名の由来ともなった筋肉の痛みやこわばりをはじめ、腰痛や神経痛、ストレスによる睡眠障害やうつ状態にも効果があると言われています。
口コミには、「ひどい肩こりに悩んでいて、あちこち温泉を巡ったが筋湯温泉のうたせ湯がいちばん効能を感じられた」という感想もありました。
筋湯の温泉地や周辺観光やについて
筋湯温泉の近くには170メートル以上の高さのある、歩行者専用のつり橋が掛かっています。橋を渡るのは有料ですが、つり橋としては日本一の高さを誇り、天気の良い日の眺めは絶景だそうです。
橋からは日本の滝百選に選ばれた「震動の滝」も見えて、滝に虹が現れることもあるそうなので、見られたらラッキーですね。
また、2019年11月現在は、工事のため入ることができなくなっていますが、「小松地獄」と呼ばれる場所も人気です。九重連山の活火山の影響により、地獄のようにもくもくと煙が立ち上る様子を間近で見学することができます。
卵を持参すれば、温泉卵を作ることができるスポットもあるそうです。工事が終わり次第にはなりますが立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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筋湯温泉の宿泊施設での働き方と暮らし方
ここでは、筋湯温泉の宿泊施設での働き方や暮らしについて触れていきます。
筋湯温泉の旅館やホテルで働く
筋湯温泉は、大自然に囲まれながらもたくさんの温泉宿のある温泉地なので、求人も多いです。
20代から50代までの幅広い年齢層の人が働く宿や、アットホームな雰囲気が自慢で初心者歓迎の宿など、特色もさまざまです。
筋湯温泉では、自分に合った職場が見つかりやすいのではないでしょうか。
家賃も水道光熱費も一切無料の寮が付いた宿や、短期間のリゾート・バイトもあります。
筋湯温泉での暮らし
筋湯温泉は、涌蓋山と九重連山に囲まれた自然の中の温泉地です。
市街地まではやや遠いですが、温泉地の周りはスキー場やキャンプ場などのアウトドアが楽しめる施設が充実しています。
また、コンビニやスーパーなどは徒歩圏内にはありませんが、県道11号線の一部であるやまなみハイウェイが、きれいに整備されています。車があれば、スーパーやドラッグストアが揃ったふもとまで買い物に出ることができます。
筋湯温泉のある玖珠町では、町おこしに力を入れており移住者を歓迎しています。
一定期間、町での生活を体験できる「玖珠町お試し暮らし住宅」設けており、水道光熱費込みの家賃3万円で利用することができるそうです。
お試し暮らし住宅には、家具や家電も付いているので、気軽に入居できます。雪山や温泉が好きな人は検討してみてはいかがでしょうか。
山に抱かれた温泉地 筋湯温泉
筋湯温泉は、2度の大火事から見事に復活を遂げています。
この温泉地を取り囲む山のような、どっしりとしたタフな精神が息づいてるのですね。
そんな温泉地の一員として、誇りを持って働くことも、素晴らしい生き方のひとつではないでしょうか。