歴史と伝統が息づく山鹿温泉。温泉地での働き方や暮らしとは

熊本県山鹿市に位置する山鹿温泉は、平安時代から続く1000年以上の歴史を誇る温泉地です。豊富な湯量とやわらかな湯は、多くの人に親しまれてきました。毎年8月に開催される「山鹿灯籠まつり」では賑わいを見せています。今回の記事では、山鹿温泉の概要や歴史、温泉地での働き方や暮らしについてご紹介します。

目次

    山鹿温泉とは

    露天温泉

    iStock/TAGSTOCK1

     

    山鹿温泉のやわらかな湯は、多くの人たちから親しまれ、癒し続けてきました。はじめに、山鹿温泉の概要やアクセス、歴史についてご紹介します。

     

    山鹿温泉の概要とアクセス

     

    熊本の県北部、山鹿市に位置する山鹿温泉は、豊富な湯量とまろやかな泉質を誇る温泉地です。温泉街では、江戸時代から続く宿場町として、今もその面影が残されています。またコンシェルジュによる個性あふれるツアーや体験コースなどさまざまな企画が催され、懐かしさと新しさを兼ね備えた山鹿ならではの魅力があふれています。

     

    山鹿温泉へのアクセスは、福岡空港から高速バスで約70分、菊水ICよりタクシーで約15分ほどで到着します。また、新幹線の場合、博多駅から約40分、新玉名駅下車、バスで約50分ほどの距離にあります。

     

    1000年以上の歴史を持つ山鹿温泉

     

    山鹿温泉は800年ほど前、1157年に大和の武士が傷を負った鹿が湯に遣っていることから温泉を発見したと伝えられています。平安時代の文献には、肥後の温泉郷として書かれており、この時代から山鹿温泉は知られていました。江戸時代には、豊富な湯量と柔らかな泉質で評判も良く、多くの人が訪れました。その後、1473年3月に温泉が途絶えてしまいましたが、寺の住職によって薬師堂が建てられ、その年の12月に湯が再び甦ったと言われています。

     

    1910年に、温泉街の中心に芝居小屋「八千代座」が建設され、山鹿温泉に賑わいを見せたものの、昭和時代には閉館となります。その後、地元の人たちによる復興活動で、国の重要文化財に指定され、改修工事が実施されます。江戸時代の歌舞伎小屋様式を再現し、2001年から再び芝居小屋として出発します。山鹿の観光名所の一つとして、多くの人で賑わいます。

     

    山鹿温泉の泉質と温泉街・観光資源について

    日本の温泉

    iStock/ES3N

     

    熊本県最大の湯量を誇る山鹿温泉。ここでは、泉質と温泉街の楽しみ方をご紹介します。

     

    山鹿温泉の湯量と泉質について

     

    山鹿温泉の泉質は、アルカリ性単純温泉で、湯温は38度から44.6度。無色透明のなめらかな湯は、美肌の湯としても知られています。効能としては、神経痛、慢性リューマチ、胃腸病、骨及び運動器傷害、疲労回復などによいとされています。

     

    参照:山鹿市商工観光課/山鹿探訪なび

     

    山鹿温泉には多くの立ち寄り湯があります。その中でも山鹿の元湯「さくら湯」は1640年より市民から親しまれ続けてきた温泉でしたが、江戸時代の建築模様を再現した木造温泉として新たに生まれ変わりました。長い歴史が物語る趣を感じながら入浴することができ、地元の人との交流も楽しめます。

     

    山鹿温泉ならではの温泉街の楽しみ方

     

    山鹿温泉のメインストリート・豊前街道では、昔ながらの風情ある街並みを散策することができます。芝居小屋「八千代座」や共同湯「さくら湯」をはじめ、多くの見所を備えています。またコンシェルジュによる多彩なツアーを催しており、江戸時代から米の集散地として栄えた山鹿ならではの酒造、米蔵を巡るツアーなどが楽しめます。

     

    毎年8月には夏の風物詩「山鹿灯籠まつり」が開催されます。頭に金灯籠を載せた女性たちの優雅に踊る「千人灯籠踊り」は、幻想的な世界が広がり、多くの人たちを魅了します。

     

    山鹿温泉にあるホテル・旅館での働き方&その地での暮らし方紹介

    日本の古き良き旅館

    iStock/TommasoT

     

    山鹿温泉にあるホテルや旅館での働き方、山鹿市の暮らしをご紹介します。

     

    山鹿温泉の旅館やホテルで働く

     

    山鹿温泉は料理宿、ビジネス客を対象にした宿、女性のみで経営する宿などバラエティーに富んだ宿泊施設があります。中には、中学生や高校生の合宿に対応した宿もあり、幅広い年齢層に応じたおもてなしを学ぶことができるでしょう。また家族のようなアットホームな雰囲気を大切にしているところもあり、お客様にくつろぎを提供しています。

     

    山鹿市では、コンベンションや合宿の開催で市内に宿泊する団体を対象に、宿泊費の助成を行っています。条件に当てはまる団体に、上限25万円の助成を行っています。

     

    自然環境に恵まれた山鹿市での暮らし

     

    山鹿市は、菊池川流域を中心に田園地帯が広がる自然豊かな地域です。年間平均気温は約16度と温暖な気候に恵まれ、雪はほとんど積もりません。市内には、数多くのお花見スポットがあり、あんず、菜の花、ツツジ、シャクナゲなど季節の花々を見ることができます。

     

    山鹿市での暮らしは、四季を感じる穏やかな日々を送ることができるでしょう。市では、米やスイカ、筍などを特産品としており、旬の食材が手に入りやすいことも魅力です。

     

    豊かな自然環境が育む山鹿温泉

    自然の中の親子

    iStock/kohei_hara

     

    山鹿温泉のまろやかな湯は、多くの人から好評を博しています。合宿から観光まで幅広いニーズに対応するおもてなしは、自分の経験を豊かなものにし、やりがいを感じられるでしょう。

     

    山鹿市は自然環境に恵まれながら、熊本市まで約45分とアクセスも良く、休みの日は都市部へ出かけるなど多いに楽しめそうです。山鹿市へ移住を検討の人を対象に、お試し住宅の貸出しを行っています。実際に訪れ、山鹿市の魅力にふれてみるのもよいですね。

     

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