古くからの歴史と豊かな自然に彩られた浅虫温泉。概要や暮らしについて

浅虫温泉は青森県青森市にある、平安時代から伝わる歴史ある温泉地です。四季折々の美しい自然に恵まれ、磯料理や山海の珍味など豊かな食の宝庫でもあります。アウトドアアクティビティも盛んで、海水浴、サーフィンやヨット、釣りなども楽しめます。今回の記事では、浅虫温泉の概要や暮らしについてご紹介します。

目次

    浅虫温泉とは

    浅虫温泉駅

    iStock/Moarave

     

    青森市の奥座敷とも呼ばれ、歴史ある温泉地として知られる浅虫温泉。ここでは、浅虫温泉の概要と歴史についてご紹介します。

    浅虫温泉の概要とアクセス

    青森県青森市の北東部に位置する浅虫温泉は、緑濃い山々と陸奥湾に面する自然豊かな温泉地です。青森市の気候は冷涼型と言われ、夏は短く冬が長いのが特徴です。春から秋にかけては涼しく過ごしやすい気候となっていますが、人口約30万人の都市では世界有数の豪雪都市と言われるように、冬は積雪が1mを超えることもあるようです。

     

    浅虫温泉の最寄り駅は、青い森鉄道の浅虫温泉駅で、東北新幹線と北海道新幹線の停車駅でもある新青森駅から浅虫温泉駅までは、電車を乗り継いで35分ほどの距離になります。

    浅虫温泉の歴史と現状

    浅虫温泉は平安時代の僧侶により発見され、当時は麻を蒸すのに温泉が利用されていたと伝えられており、温泉名の由来も、麻を蒸す「麻蒸」が転じて「浅虫」になったとのことです。1190年には旅の僧侶により、傷ついた鹿が湯浴みしているのを発見し、村人に入浴をすすめたことを機に、多くの人に知られるようになりました。

     

    江戸時代には津軽藩主が湯治に訪れ、明治になると天皇が滞在、数多くの文人墨客ゆかりの地としても知られています。現在は10軒ほどの歴史ある老舗旅館が立ち並ぶほか、観光スポットも充実しており、温泉とレジャーが楽しめる観光地としてにぎわいます。

    浅虫温泉の泉質と温泉街、観光資源について

    温泉と風呂と桶

    iStock/ayaka_photo

     

    美肌効果も期待できると評判の浅虫温泉。泉質や効能、周辺の観光スポットや名物菓子についてもご紹介します。

    浅虫温泉の湯量と泉質について

    浅虫温泉の泉質は、単純温泉で無色透明、飲泉も可能です。効能は神経痛やリュウマチ、婦人病など、さまざまな症状によいとされています。ナトリウムイオンやカルシウムイオンが含有されていることから、肌触りがまろやかで、肌がツルツルになったなどの口コミもあり、美肌効果も期待できるようです。

    浅虫温泉の温泉街や周辺観光、ご当地グルメについて

    浅虫温泉駅の周辺では、足湯や温泉たまごづくりができる施設があるほか、日帰りで湯めぐりを楽しむことができます。陸奥湾に突き出した夏泊半島一帯は、県立の自然公園に指定されており、森林浴やホタル観賞、釣りや海水浴、冬のトレッキングやスキーなど、自然の中でのレジャーを満喫することができます。また、夏の風物詩「青森ねぶた祭」発祥の地とも言われ、一年を通じて観光客でにぎわいます。

     

    ご当地グルメの名物菓子としては、津軽米を使った餅菓子でむっちりとした歯ごたえが特徴の「久慈良(くじら)餅」や、素朴で郷愁をそそる「板かりんとう」などがあります。また、浅虫温泉の旅館では、青森県の特産品を使ったオリジナルスイーツの食べ歩きも行っているそうです。

    浅虫温泉にある温泉宿での働き方と暮らし

    客をもてなす女将

    iStock/AzmanL

    浅虫温泉の旅館やホテルで働く

    浅虫温泉には、古くからの歴史ある温泉宿が10軒ほど建ち並びます。客室数は4室ほどのこじんまりとした旅館から、大ホールや宴会場、64室ほどの客室を備えた規模の大きな宿まで、趣の異なる個性豊かな旅館が揃います。

     

    職種はフロントや仲居、調理、番頭、清掃業務など多岐にわたり、正社員の募集を行っている旅館もあるようです。経験や学歴も不問となっており、古くからの伝統が息づく旅館で、おもてなしの心を一から学ぶことができるでしょう。個室寮の完備や通勤手当の支給、福利厚生もしっかりしていることから、長く安心して働ける環境が整っているようです。

    浅虫温泉の暮らし

    青森駅から浅虫温泉駅までは電車で20分ほど、車では30分ほどの距離となっていることから、青森市街地からの通勤も可能な地域です。青森市は県庁所在地であり、北東北における行政や経済、交通、文化の拠点都市として発展してきました。陸海空と交通の利便性にも優れており、東京や大阪からは飛行機で1時間20分ほどでアクセスできるなど、全国から往来しやすい環境です。

     

    子育てや医療、買い物など暮らしやすい環境が整っていることから、生活する上で不便を感じることはないでしょう。冬の積雪については、除排雪事業者や地域住民、ボランティアなどと連携した細やかで丁寧な除排雪、各種支援制度など、雪国ならではのさまざまな対策が講じられており、雪の日も安心して暮らせるよう環境整備が進められています。

    市街地の利便性と大自然の恵を享受できる暮らし

    青森の果樹

    iStock/magicflute002

    浅虫温泉での暮らしは、陸奥湾や?甲?連峰の雄大な自然に囲まれ、おいしい水や食材、四季折々のアウトドアスポーツなど、自然を心行くまで満喫することができます。また、市街地までは車で30分ほどでアクセスできることから、都市部の利便性も兼ね備えた暮らしやすい環境と言えるでしょう。

     

    青森市では移住を検討している県外居住者を主な対象として、お試し移住体験を実施しています。これは、2泊3日~7泊8日で、浅虫地区の古民家を宿泊費無料で提供するものです。浅虫暮らし体験メニューも用意されているので、青森市での実際の暮らしや地域の方との交流を通して、移住をじっくりと検討できますね。興味のある方は、利用してみてはいかがでしょうか。

     

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