国内でも上位の人気を誇る北海道最大の温泉地、登別温泉の魅力と暮らし

北海道の登別市に位置する登別温泉は、一日1万トンもの湯量と9つの泉質を持ち、国内でも常に上位の人気を誇る温泉地です。豊富な自然と都市部からのアクセスのよさにも恵まれており、道内外から多くの観光客が訪れます。今回の記事では、登別温泉の概要と周辺観光地の楽しみ方、働き方や暮らしについてご紹介します。

目次

    登別温泉とは

    登別の俯瞰図

    iStock.com/Sean Pavone

     

    全国の温泉地ランキングでも、上位にランクインする登別温泉。ここでは登別温泉の概要や歴史についてご紹介します。

    登別温泉の概要とアクセス

    登別温泉は北海道登別市に位置する温泉地で、活火山により形成された巨大カルデラ地帯にあります。周囲には国の天然記念物に指定された登別原始林が広がり、洞爺湖や倶多楽湖、支笏湖を臨む豊かな大自然に抱かれた温泉です。新千歳空港からは車で約1時間、札幌からは1時間40分程度でアクセスできます。最寄り駅は登別駅となり、駅から登別温泉までは約8kmの距離になります。

    登別温泉の歴史と現状

    登別温泉という地名の語源は、アイヌ語のヌプルペッに由来しています。ヌプルペッとは白く濁った川とか色の濃い川を意味しており、川の色が変わるほど豊富に温泉が湧き出ていたことがわかります。また、温泉街を流れる川をアイヌ語でクスリサンペッと言い、アイヌ語でクスリとは温泉のことを指すことから、温泉を薬湯としていたことがわかります。江戸時代に登別温泉の存在が知られるようになり、明治時代には温泉宿が設けられました。日露戦争で傷病兵の保養地になったことを機に、全国的に知名度が上がり、旅館やみやげ店などが軒を連ねる温泉街の原形が形成されます。大正時代には鉄道が敷かれ、登別温泉を訪れる人はさらに増加し発展していきました。

     

    現在では、道内外から多くの観光客が訪れ、名実ともに人気の温泉地となっています2017年の観光客入込数は404万8916人で、前年の385万1917人と比較して105.11%となりました。また、同年の宿泊客延べ数においても131万4736人、前年比102.76%と、前年を上回る増加傾向にあります。

     

    出典:2017年度月別・前年対比観光客入込調査表/登別市公式HP

    登別温泉の泉質と温泉街・観光資源について

    登別の周辺

    iStock.com/Naoyuki Chikai

     

    豊富な湯量と、多彩な泉質を誇る登別温泉。古くから湯治場として親しまれてきました。周辺の観光スポットについてもご紹介いたします。

    登別温泉の湯量と泉質、効能について

    登別温泉の自然湧出量は1日1万トン、源泉温度は45℃~90℃の高温泉です。泉質は9種類におよび、温泉のデパートとも呼ばれています。泉質の内訳は、硫黄泉・塩化物泉・明ばん泉(含アルミニウム泉)・芒硝泉(硫酸塩泉)・緑ばん泉(含アルミニウム泉)・鉄泉(含鉄泉)・酸性泉・重層泉・ラジウム泉となっています。

     

    効能は泉質ごとに異なりますが、慢性気管支炎や動脈硬化症、神経痛や腰痛、蕁麻疹や水虫、リウマチなど、さまざまな症状によいとされています。一つの宿で複数の泉質を楽しむことができるので、乳白色の硫黄泉、赤茶色の鉄泉、湯冷めしにくい食塩泉、美肌作用のある重曹泉など、湯めぐりをしながら、自分に合う泉質を見つけるのも楽しいですね。

    登別温泉街や周辺観光地について

    古き良き時代の風情が息づく登別温泉街。名物の塩漬けたらこなど、みやげ物屋が軒を連ね、浴衣を着て散策を楽しむ観光客でにぎわいます。

     

    また、周辺の観光スポットも豊富です。徒歩で行ける距離には、毎分3000リットルの温泉を湧出する地獄谷があります。地獄谷は現在も活火山として活動を続け、湧出口や噴気孔が多くあり、煮えたぎる景色はさながら地獄のようです。ほかにも、クマがたくさん見られる牧場やマリンパークなどもあり、一日中楽しむことができるでしょう。

    登別温泉にあるホテルや旅館での働き方や暮らし方について

    旅館の様子

    iStock.com/krblokhin

    登別温泉の旅館やホテルで働く

    登別温泉は北海道で最大の温泉地であり、豪華なホテルや純和風の旅館など、顧客のニーズに合わせて個性豊かな温泉宿が多くあります。職種や部門も多岐にわたり、未経験からの採用も多いので、おもてなしの基礎を一から学び、接客マナーや美しい所作、言葉遣いなどのスキルを身につけ、おもてなしのプロを目指すことも可能です。また、経験者の採用においては、ワンランク上のサービススキルを活かし、キャリアのステップアップにつなげていけるでしょう。福利厚生の充実やシフト制の勤務、希望休を取り入れるなど、働きやすい職場環境に取り組んでいる施設もあります。自身が望む働きかたをしっかりと見極めて、職場や職種を選びましょう。

    登別市の暮らしとは

    登別温泉がある登別市は一日の気温差が小さく、冬は比較的暖かく降雪も少ない気候であることから、暮らしやすいまちと言われています。海と山の幸が豊富で旬の味覚を堪能できるほか、市街地には大型のショッピング施設や医療機関も充実しており、利便性の高い充実した都市機能を持っています。おおらかで開放的な人柄が多く、国際的なリゾート地であることから、おもてなしの心が市民の中に育まれているそうです。

    大自然と都市機能を合わせ持つ登別で送るゆとりある人生

    北部の熊

    iStock.com/ES3N

    太平洋の沿岸西部に位置する登別市は、人口約5万人、西胆振地方の中心都市として発展しています。気候も北海道の中では温暖で、商業施設や教育、医療や福祉など暮らしのサービスも充実していることから、暮らしやすい地域と言えるでしょう。登別温泉は北海道の観光拠点として観光客数が増加しており、観光と宿泊の分野で就労機会や創業、開業のチャンスが増えています。登別なら、豊かな大自然に抱かれて充実した暮らしが送れそうですね。

     

    出典:登別市人口推移表/登別市公式HP

     

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