佐賀県の魅力と移住支援を見てみよう!
九州の北西部に位置する佐賀県は、九州で一番面積の小さな県です。玄界灘と有明海の2つの海に面し、広大な佐賀平野や脊振山を有していることから、自然の恵みに触れた暮らしが送れます。
日本を代表する焼き物の産地であったり、日本三大稲荷の1つとして知られる神社があったり、魅力的な見どころも豊富です。
福岡県と長崎県に接していることから、隣県にアクセスしやすかったり、年間を通して気候が穏やかであったりと、住みやすいという声が多いようです。
佐賀県の魅力、移住支援を行っている自治体について紹介しますので、佐賀県への移住に興味のある方は参考になさってくださいね。
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佐賀県の基本情報
佐賀県の基本的な情報についてご紹介します。
基本情報
人口 | 79万4834人(2023年8月1日) |
---|---|
転入人口 | 1万6615人(2022年)前年比3.8%の増加 |
年間降水量 | 1664.5mm (佐賀市2022年) |
雨日数 | 101日(2022年) |
気温 | 日平均17.6℃、最高気温35.5℃、最低気温-2.2℃(佐賀市2022年) |
求人倍率 | 1.53倍(2023年6月) |
消費者物価
地域差指数 |
97.9(2022年) |
過ごしやすい気候の佐賀県
佐賀県は年間平均気温が16℃前後となっており、穏やかで過ごしやすい気候です。夏は30℃以上の真夏日が多くなりますが、猛暑日になることはほとんどありません。
冬は平均2cmほどの積雪はありますが、平均気温は約6.5℃で東京の6.2℃と変わらず、真冬日になることは少ないため、年間を通して過ごしやすい気候と言えるでしょう。
交通の利便性が良い
佐賀県は博多まで特急で約40分と、利便性の高い地域です。通勤や通学で福岡都市圏まで通っている方も多く、都会と自然のいいとこどりができるのも魅力です。
空港もあるため、東京や大阪などの国内をはじめ、韓国や中国など海外へのアクセスがしやすい環境が整っていることも魅力の一つです。
住みやすいまち
佐賀は住みやすいまちとして、さまざまなランキングで上位になっています。
家賃や物価が安く生活環境が整っており、子育てに力をいれている佐賀県では出会いから結婚、出産、子育てをトータルでサポートしてくれます。
佐賀県では毎年、熱気球の世界大会が開催されるため、バルーンの障害にならないよう高層ビルがありません。広い空がどこまでも続き人々の心にやすらぎを与えてくれています。
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佐賀県で暮らす魅力とは?
佐賀県は九州地方北西部に位置しています。大阪まで直線距離で約500mであるのに対し、朝鮮半島まで約200mと日本列島より近く、古くから大陸文化との交流があった地域です。
佐賀県のさまざまな魅力についてご紹介します。
自然と伝統
佐賀県は絶景の玄界灘と、穏やかで広大な干潟をもつ有明海という二つの海を有し、背振山地と広大な佐賀平野が広がる自然豊かな地域です。
夏は海水浴やキャンプを、冬はスキーを楽しむなど自然の中で遊べるアクティビティも多くあります。
また、日本で最初に作られた磁器などの伝統工芸が受け継がれている地域でもあります。
多種多様な温泉
佐賀県には町の数ほど温泉があると言われ、多種多様な泉質を持つ温泉が数多くあります。
1000年以上前に開湯したと伝えられている温泉がいくつもあり、観光客だけでなく、地元の方からも愛されています。
休日に県内各地の温泉をめぐったり、仕事帰りに気軽に立ち寄ったり、ライフスタイルに合わせて温泉を満喫することができるのも佐賀県の魅力です。
食の魅力
佐賀県は二つの海の恵みと肥沃な佐賀平野の恵みを味わうことができる、食の魅力豊かな地域です。
有明海で作られる佐賀海苔は生産量日本一を誇り、新鮮で透明な呼子のイカや濃厚なカニなど、その土地でしか味わえない海の幸があります。
ブランド牛として知られる佐賀牛は飼育農家の技術と澄んだ空気、穏やかな気候が合わさって作られており、地元のスーパーでも購入することができます。
佐賀県の移住支援の取り組み
佐賀県の主な移住支援の取り組みについてご紹介します。
なお、移住支援に関する情報はすべて2023年9月時点のものです。また、ここで紹介する地域の他にも、佐賀県内には移住支援を実施している自治体があります。詳しくは、各自治体の移住支援サイトをご確認ください。
佐賀市
佐賀県の中核都市である佐賀市は、大型商業施設や医療機関・教育機関など、都市機能が十分にそろった街です。中心部は利便性が高く、郊外に出れば広大な干潟が広がる有明海や田園風景など、美しい自然を楽しむこともできます。
佐賀市街の中心を横断する長崎街道の周辺は歴史的建造物が残っており、豊かな自然に囲まれた北部地域には、スキーや釣りキャンプなど、アウトドアが楽しめる施設も充実しています。地域によって異なる環境を楽しめるのも、佐賀市の魅力です。
移住・定住促進にも積極的で、県外から佐賀市に移住し、起業や就業などの条件に該当した場合には、1世帯100万円(単身者60万円)が支給されたり、空き家バンクに登録された物件の改修などに助成制度があったり、支援制度も充実しています。
また、佐賀市で暮らしながら市外で就労する場合、特急列車や高速バスの通勤定期券の購入費が一部補助される制度もあるため、付近の自治体で働きながら佐賀市内で暮らすという選択もしやすいでしょう。
参考:佐賀市プロモーション
伊万里市
全国的に有名な伝統工芸の「伊万里焼」で知られる伊万里市は、海も山も近く、自然豊かな景観が魅力のまちです。利便性が高いとは言えませんが、大自然に囲まれながら、心にゆとりのある田舎暮らしがしたいという方には、おすすめの土地です。
移住・定住支援サイトには、伊万里市のPR映像やイベントの情報のほか、伊万里弁講座、先輩移住者のメッセージなど、たくさんの情報が掲載されています。
県外から伊万里市に移住した場合に支援金が支給される「いまり暮らしスタート支援金」や、移住者を対象にした、新築住宅の購入・空き家の購入及び改修に対する費用の一部を補助する「伊万里市移住促進奨励金制度」など、移住者向けの経済的支援も豊富です。
農山漁村での生活が体験できる農家民泊や、野菜や果物を栽培収穫する体験など、伊万里暮らしが体験できるプログラムが用意されているので、移住前に生活を体験してみたいという方は利用してみてくださいね。
唐津市
玄界灘に面し、7つの離島に囲まれた唐津市は、海・山・川に囲まれた自然の美しさを感じられる街です。海辺の展望台からは、唐津湾が一望でき、きれいな星空を眺めることもできます。
唐津市を囲む島々は唐津市に属し、一番大きな「馬渡島」の人口は280名程度ですが、一番小さな「向島」の人口は50名ほどです。それぞれに違った歴史や魅力を持ち、文化や伝統を守った島の生活が今も続いています。
唐津市では、地域の担い手不足や地域課題の解決を目的とした移住支援金を交付しています。交付の条件は移住前の居住地に関するものなどの共通事項のほか、就業や企業、農林漁業に関する条件もあります。
オンラインによる移住相談会や、首都圏で行われる移住フェアへの出展も行っており、遠方に住みながら移住の相談がしやすい環境が整えられています。
参考:唐津暮らし
基山町
基山町は人口18000名程度でありながら、充実した公共施設や大型商業施設がそろう、暮らしやすさが感じられるまちです。福岡県に隣接していることから、高速自動車道や鉄道が集中し、佐賀県の東の玄関口とも言われています。
平成28年度に「第5次基山町総合計画」を策定し、住む人にも訪れる人にも満足度No.1の街・基山の実現を目指し、新たなまちづくりの展開に取り組んでいます。
プロジェクトの1つとして、「子育て・若者世帯の住宅取得補助金」を実施し、基山町に定住することを目的に住宅を取得した対象世帯に、最大70万円の補助金を支給しています。
町内には、大学生と地元職人が共同でリノベーションした、コンセプトが異なる2つの移住体験住宅が整備されています。1日から14日以内であれば無料で利用できるので、基山町での暮らしに興味のある方は利用してみてくださいね。
参考:基山ワンダー移住
豊かな自然があり、九州都市部へのアクセスがよい佐賀県へ移住しよう
二つの海と山々、そこから広がる佐賀平野など自然の恵みが豊かな佐賀県。
福岡や熊本、長崎など九州の主要都市へは新幹線を利用して行くことができ、空港を利用すれば本州や海外へのアクセスもよい、利便性の高い地域となっています。
住みやすいまちランキングでも上位にランクインするほど生活環境がよく、子育て世帯へのサポートも手厚い佐賀県への移住をご検討してみてはいかがでしょうか。
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