熊本県ってどんなところ?
熊本県は県土の6割が森林を占めており、阿蘇の山々や清らかな水、天草の海など、豊かな自然に恵まれている県です。2023年7月1日時点で、人口は170万7876人となっています。
そんな熊本県は九州地方の中でも新幹線や飛行機などの交通網が発達しているため、交通の便が良いのが特徴です。
また、アジアに近いこともあり、県内にある熊本空港からは韓国・香港・台湾への直行便が就航しています。
熊本市にある熊本城は日本三名城のひとつで、1607年に加藤清正が築城した天下の名城として知られており、国内外から多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
熊本県に移住する魅力とは
阿蘇山や有明海などの雄大な自然が広がる熊本県。ここでは、熊本県の魅力をご紹介します。
美味しい水が湧き出る雄大な自然
熊本県は水資源の宝庫とされ、県内1500カ所以上から水が湧き出る「水の国」として有名です。
特に熊本市は水道水を100%地下水でまかなっています。蛇口をひねるだけで天然地下水が出てくるので、普段の生活の中でいつでも清らかな水を味わうことが可能です。
さらに熊本県は山や海などの大自然にも恵まれています。世界最大級の火山やカルデラを有する阿蘇では、千年前の姿を残す広大な草原を見ることができるのです。
他にも、大小約120の島々からなる天草諸島は、風光明媚な自然に恵まれており、1956年に国立公園に指定されました。
交通の利便性の高さ
熊本市は九州のほぼ中央に位置し、交通の拠点として利便性に優れているのが特徴です。新幹線を使えば、博多駅まで最速約33分、新大阪駅まで最速約3時間で到着します。
また、熊本市にある熊本駅はJR三角線・豊肥本線・鹿児島本線などが停車する駅のため、県内各地にも足を運びやすいでしょう。
県内外へのアクセスに恵まれているため、生活をするだけではなく観光地への移動もスムーズです。
また、熊本県の空の玄関口である熊本空港から東京都にある羽田空港まで1時間半ほどで到着するため、関東方面へのアクセスも良好です。
118カ所の温泉が各地に点在
火の国とも呼ばれている熊本県には約118カ所もの温泉があるため、県内各地で温泉が楽しめます。
全10種類あるといわれている泉質のうち8種類が熊本県にあり、それぞれの温泉地で泉質の異なる湯めぐりを体験できるのが特徴。
いつでも気軽に利用できる近さにあることから、熊本では温泉のことを「おふろ」と呼ぶそうです。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
熊本県の移住支援制度の取り組み
熊本県では、移住者に向けたさまざまな取り組みを行っているようです。ここでは、どんな移住支援があるのかを詳しくご紹介します。
移住支援金
熊本県内における移住・定住を促進させるために、移住支援金を支給するという取り組みを行っています。
東京圏から熊本への移住で最大100万円を支給するという取り組みで、世帯で移住を行った場合は100万円、単身での移住を行った場合は60万円が支給されます。
この制度を利用するには、住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上(直近1年間は連続)、東京23区内に在住していた、もしくは埼玉県や千葉県などの東京圏に在住し、東京23区内に通勤していたなどの条件を満たさなければなりません。
熊本県お試し移住応援事業
熊本県では、県内に移住するための視察をする方を対象に交通費と宿泊費を支援する事業を実施しています。なお、こちらは九州地方以外にお住まいの方が対象です。
交通費は、東日本エリアが上限2万円、西日本エリアが上限1万円の範囲内で移動に要した経費の2分の1を支給してもらえます。一方、宿泊費の上限はエリア関係なく上限5000円です。
出典:令和5年度「熊本県お試し移住応援事業」/熊本県移住定住ポータルサイト~KUMAMOTO LIFE~
お試し住宅
熊本県の19の市町村では、移住前に一定期間群馬での暮らしを体験してもらうためにお試し住宅を実施しています。
たとえば、荒尾市では、3日から30日まで滞在できる住宅を用意。光熱水費込みで、1日1000円で借りることができます。周辺には、スーパーや運動施設などがあるので、生活しやすい環境です。
また、山都町は最長1年滞在できる住宅を豊富に用意しています。安いところで月額5500円から、高くても月額2万2100円で利用可能です。
出典:くまもとで!!~お試し暮らしをしてみるモン~/熊本県移住定住ポータルサイト~KUMAMOTO LIFE~
移住者向け中古住宅購入補助金
熊本市で行っている取り組みで、熊本県外から熊本市へ移住される方に対し、中古住宅の購入費用を一部補助するというものです。
補助の対象になるには、1年以上継続して県外に在住している、2年以上継続して当該住宅を生活の本拠として居住する意思を有しているなど、いくつかの条件を満たさなければなりません。
補助金額は土地の購入代金を除いた中古住宅の購入代金の2分の1の額となっており、以下の区分に応じた額が限度額となっています。
- 居住誘導区域の中古住宅:50万円
- 居住誘導区域以外の区域の中古住宅:30万円
年度ごとに受付件数が設けられており、2023年度は先着順で約20件となっているようです。
出典:令和5年度(2023年度)移住者向け中古住宅購入補助金について/熊本市
水や山が育む豊かな暮らしを熊本県への移住で手に入れよう
熊本県は温暖な気候で、阿蘇の清らかな水や天草の海など、豊かな自然に恵まれた地域です。
また、交通や買い物の利便性、子育てや医療の環境が充実していることなども、暮らしやすさの魅力でしょう。
熊本県で移住先候補を見つけた際には、移住時の視察やお試し住宅や移住ツアーを利用するなど、実際に地域の人たちや環境に触れてみてはいかがでしょうか。
なお、熊本県への移住を検討している方で、宿泊業界へのお仕事に興味のある方がいらっしゃれば、当社サービスおもてなしHRをご活用ください。