「1度きりの人生、やりたいことをやるべきだ」という意見をよく耳にします。仕事に関しても、やりたいことで収入を得られるのは理想的かもしれません。
ただし、お金をもらう以上はきちんと責任をもってやり遂げなければならないことも事実です。仕事選びではやりたいこととできることのどちらが重要なのか見ていきましょう。
「やりたいこと」を最初から仕事にするのは困難!
まず理解しておくべきなのは「やりたいことで食べていけるとは限らない」ということです。
たとえば音楽が好きで「楽器を演奏したい!」という人全員が、ミュージシャンとして食べていけるわけではないことは、多くの方が理解しているはず。
「やりたいこと」と「できること」が重なっている方は幸運ですが、多くの場合は「生活していけるかどうか」という点に重きをおいて仕事を探すのではないでしょうか。
社会人生活を充実したものにするためには、きちんとお金になること、つまり「できること」の中から仕事を選ぶことが近道かもしれません。

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「できること」を仕事にするのはあきらめではない!
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「現実的にできることを仕事にする」というのは「夢をあきらめた」ということのように思えるかもしれません。
特に、新卒で就職した若者などはそう感じやすいのではないでしょうか。しかし「地に足をつけて暮らすためにできる仕事をする」というのは決してあきらめではありません。
なぜなら、やる気さえあれば「できること」でお金を稼ぎながら「やりたいこと」もできるからです。
また「できること」に本気で取り組めば視野が広がり「これからも仕事としてやっていきたい」と感じるようになるかもしれません。
そして「やりたいこと」は本来、仕事に限ったことだけではないはずです。仕事とプライベートを切り分けて考える柔軟さを持つことが、充実した毎日を送るための鍵となります。
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「できること」を仕事にしながら「やりたいこと」もやる方法3選

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「できること」の中から仕事を決めるのは堅実な選択といえるでしょう。
しかし、それだけの人生は味気ないと感じてしまうかもしれません。また「できること」で身を立てながら「やりたいこと」を続ければ、道がひらける可能性もあります。
「できること」と「やりたいこと」を両立する方法を見ていきましょう。
「やりたいこと」に近い「できること」を仕事にする
「やりたいこと」を100%かなえる仕事に就くことは、容易ではありません。しかし「やりたいこと」に近い「できること」であれば、仕事として成り立ちやすいのではないでしょうか。
例えば、音楽が好きな方がミュージシャンとして成功するには高いハードルを乗り越えなければなりません。
実力だけでなく、さまざまな事情や運に左右される面もあるでしょう。しかし、楽器店で働いたり、音楽雑誌を作ったりする仕事であれば、就業のチャンスは少なくないはずです。
好きな分野に携わる仕事には、大きなやりがいを感じることでしょう。
「できること」を本業に「やりたいこと」を副業にする
現状として「やりたいこと」で身を立てるのが難しいなら「できること」を本業の仕事にして、副業で「やりたいこと」をやる方法もあります。
デザイナーやライター、イラストレーターや手芸作家など、クリエイティブ方面の仕事がやりたい方には特におすすめ。
副業も立派な実務経験です。継続すればスキルが高まり、いずれ本業にできる可能性もあるでしょう。
「やりたいこと」は趣味で楽しむ
「やりたいこと」は必ずしも仕事と結びつける必要はなく、趣味として楽しむ道もあります。
好きなことに気軽に取り組める時間は、生活に張りを与えてくれるものです。
また、趣味としての活動でもアマチュア向けの大会やイベントが開かれるなど、成果を実感できる場は意外と多くあります。
仕事は仕事、趣味は趣味として、それぞれを大切にしていくことで満足度の高い日常を築けるでしょう。
「できること」と「やりたいこと」で悩んだら転職エージェントに相談しよう!
夢や理想がある方ほど「できること」と「やりたいこと」の間で迷いやすいのではないでしょうか。
仕事について悩んだ際には、転職エージェントへの相談もおすすめです。
あなたのスキルやキャリアを洗い出し「できること」の中から「やりたいこと」に近い仕事や、副業や趣味として「やりたいこと」にチャレンジしやすい求人情報を紹介してもらえるかもしれません。
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