パティシエとは
パティシエは「菓子製造人」を意味するフランス語。日本においては「洋菓子職人」を指す使い方が一般的です。
ケーキやシュークリーム、クッキーといった洋菓子の製造が主な業務。洋菓子店やレストラン、カフェなど、幅広い場所で活躍できる職業といえるでしょう。
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パティシエの仕事のやりがい
「子どもが将来やりたい仕事」や「憧れの職業」として挙げられることが多いパティシエ。仕事にはどのようなやりがいがあるのか、見ていきましょう。
食べる人に喜びを与えられる
人が洋菓子を食べるのは、お祝いごとや記念日といったうれしい場面が多いはずです。その席に彩りを添えるお菓子を作り、喜びを増幅させることは、パティシエのやりがいでしょう。
また、落ち込んでいる人を慰めたり、自分を励ましたりする際にも洋菓子はパワーを発揮します。「誰かを元気づけたい」という思いで洋菓子を作るパティシエもいるのではないでしょうか。
自分の作品が評価される
職人にとって、作品が評価されることは大きな喜びです。自分のアイデアが商品化されたり、コンテストで賞を取ったりすると「この仕事を選んで良かった!」と感じるのではないでしょうか。
また、お客様の声も作品に対する評価といえます。「おいしい!の一言があるからがんばれる」というパティシエは少なくないでしょう。
新しいスイーツを生み出す楽しみ
伝統的な洋菓子を正確に作ることは、パティシエに必要不可欠なスキルです。その一方で、トレンドを取り入れたり、さまざまな組み合わせを試したりしながらこれまでにないスイーツを生み出すことも重要な仕事。
常に新しい洋菓子を追及する楽しみがあるため、飽きずに頑張れるのかもしれません。
技術や知識をみがき続ける
一人前のパティシエになっても、技術や知識をみがくことに終わりはありません。
「もっとスピードを上げたい」「クリームをよりなめらかに仕上げたい」といった「自分自身の目標」を持って日々の業務にあたれることは、職人の世界ならではのやりがいではないでしょうか。
チームで目標を達成する
「ひとりで黙々と洋菓子を作る」といったイメージが強いパティシエですが、実際の仕事はチームワークで進めることが一般的。職場によっては明確な役割分担が決まっていることもあり「全員でひとつのゴールをめざす」仕事なのですね。
また、生産数や売上など、数字の目標も設けられています。シビアな面もありますが、達成の喜びを分かち合えることも、パティシエのやりがいといえるでしょう。
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パティシエとして働くには?
パティシエとして働くためには、どのような道筋があるのでしょうか。3つの方法を見ていきましょう。
製菓専門学校に通う
製菓専門学校に通うことで、確かな知識と技術が身につきます。また、厚生労働大臣指定の製菓衛生師養成学校を卒業することで、製菓衛生師試験の受験資格を得られる点もポイント。
洋菓子店やホテルなどへの就職サポートも手厚い傾向にあります。若いころから「パティシエになる!」と決めている方や、時間とお金に余裕がある方は入学を検討しても良いでしょう。
パティスリーで修行する
「働きながらパティシエをめざしたい!」という方には、パティスリーで修行する方法がおすすめです。専門学校を卒業したり、資格を取得したりしなくても、洋菓子作りを仕事にすることは可能。「アルバイトから始めて一人前のパティシエになった!」という方も少なくないでしょう。
ただし、厳しい修行が待っていることは覚悟しなければなりません。
資格を取得する
先述の通り、パティシエは資格がなくてもできる仕事です。しかし、正しい知識と技術があることを証明し、仕事の関係者やお客様からの信頼を得るためには調理・製菓に関する資格を取得することがおすすめ。以下は、パティシエに適した資格です。
- ・調理師
- ・製菓衛生師
- ・菓子製造技能士
これらの資格は調理・製菓の専門学校などで学んだり、実務経験を積んだりしなければ受験できません。しっかりと計画を立てて、取得をめざしてくださいね。
ホテル・旅館のパティシエもやりがいのある仕事!
パティシエとして働ける場所は数多く存在しますが、ホテルや旅館もおすすめの職場です。ウエディングケーキや特別なデザートを作る機会が多く、大きなやりがいを感じられることでしょう。
ホテル・旅館の仕事を探す際には、おもてなしHRが力になります!