スロートラベルの楽しみ方4選
スロートラベルは名前の通り「ゆっくりとした旅」のことです。人気の観光地を多く周るよりも、自分にとって興味のある場所にじっくりととどまったり、時間をかけて新しい体験をしたりすることがメイン。具体的にはどのような楽しみ方ができるのか、見ていきましょう。
地域の魅力を深掘りする
ひとつの地域に長くとどまり、その地域の魅力を深掘りするスロートラベル。
持続可能な観光のために、地域特有の文化を体験したり、観光客向けではないその地域本来の良さを探ったりすることは、スロートラベルが持つ大きな魅力です。
地産地消を意識して食事やお土産を選ぶ旅行者も多いでしょう。
自分の興味を追求する
スロートラベルでは「人気の観光スポット!」「最新トレンド!」といった情報にまどわされないことが重要です。自分が本当に行きたいと思った場所に行き、本当にやりたいと思った体験に時間をかけることで、心からの満足が得られるのではないでしょうか。
旅行にありがちな忙しなさから解放され、じっくり自分の興味・関心と向き合えるはずです。
移動時間を楽しむ
「スロー」がキーワードのスロートラベルでは、移動もゆっくりとしています。船やローカル電車、バスといった、あえて時間がかかる交通手段を選び、景色や読書を楽しみながら旅をするのですね。
また、飛行機は到着が早く便利な移動手段ですが、大量のCO2を排出します。環境に対する意識の高い人々は飛行機に乗ることを「飛び恥」と呼び、利用を避けるのだそう。
「地球にやさしいアクションをしたい」と考える層からも、スロートラベルは注目されているのではないでしょうか。
心身の疲れを癒やす
ヨーロッパでは、心身の疲れを癒やすことを目的としたスロートラベルが流行しています。
自然の中でのアクティビティやスパ、巡礼路のウォーキングなどが人気。ゆったりとした時間を過ごし、自分と向き合うこともスロートラベルの楽しみ方のひとつです。
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日本でできるスロートラベルを考えてみよう
スロートラベルはアメリカやヨーロッパでブームになっていますが、それは長いバケーションがあるためと言われています。
しかし、長い休暇が取りにくい日本でも、工夫次第でスロートラベルを楽しむことは可能。短い日数でスロートラベルを楽しむ方法を考えてみましょう。
体験型宿泊施設に泊まる
スロートラベルの楽しみ方のひとつは「地域本来の姿に触れる」ということです。短い日数では味わいつくせないことも多いものですが、体験型の宿泊施設を利用すれば、それをかなえやすいはず。
宿泊施設とアクティビティをひとつにすることで、時間に余裕が生まれます。農家民宿や漁師の宿、アクティビティ付きプランのあるホテルなどは、スロートラベルにぴったりではないでしょうか。
予定を立てず気ままに動く
短い日程であれもこれもやろうとすると、すべて中途半端になってしまいがちです。
目的地と宿泊先以外のことは何も決めず、気ままに自然の中や街を歩いてみてはいかがでしょうか。ピンと来る場所があればそこに長く滞在するのも良いでしょう。
旅の自由度を高くすることで、短い日数でもスロートラベルを楽しめるのではないでしょうか。
近場の魅力を深掘りする
近場への旅行は移動に時間がかかりません。1泊2日のスケジュールでも地域の魅力を存分に味わえるはずです。
ふだん、行く機会のない隣町や、日常の買い物には利用しない魚市場などに行ってみましょう。これまで知らなかった、意外な魅力が見つかるかもしれません。
また「癒やし」を目的としたスロートラベルにも、近場は適しています。気軽に行ける距離の温泉でひたすらのんびりすることもおすすめです。
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スロートラベルで新しい自分を見つけよう
「知らない地域に足を運ぶこと」や「時間をかけて何かを体験すること」は新しい自分を見つけることにつながります。今回の記事を参考に世界を広げてくださいね!
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