立ち仕事で消費カロリーは発生するのか知りたい!
「立ち仕事をしながら効率的に痩せたい」「立ち仕事で消費カロリーを高めたい」など、働きながらダイエット効果を感じたいという方もいるのではないでしょうか。
立ち仕事は、太ももやふくらはぎなどの筋肉を鍛えることができるので、必然的に基礎代謝量が上がり、痩せやすく太りにくい身体づくりに効果的だと言われています。
当記事では、立ち仕事の消費カロリーについて職種別で紹介します!
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消費カロリーの単位「METs」とは?
人間は、消費カロリーが摂取カロリーよりも多ければ痩せる、反対に摂取カロリーが消費カロリーよりも高ければ太ると言われています。
そのため、立ち仕事でダイエット効果を得たい方は、正確な消費カロリーを把握する必要があります。
その際に役に立つのが、「METs(メッツ)」という運動強度を示す単位です。
「Metabolic equivalents(代謝相当量)」の略であるMETsは、何もしていない状態(横になる・座るなど)を1METsとし、その何倍の運動をしたのかを数値で設定しているものです。
このMETsを用いて、以下の計算式で算出された数値が消費カロリーです。
METs×体重(kg)×運動時間(h)×1.05=消費カロリー
【例】
・体重=50キロ
・立ったままの状態=1.3METs
・その状態を2時間続けた
⇒1.3METs×50kg×2.0h×1.05=136.5キロカロリー
なお、METsの数値は以下のURLからチェックできるので、毎日している動作を見つけて消費カロリーを早速算出してみましょう。
参照元:国立健康・栄養研究所/改訂版 『身体活動のメッツ(METs)表』
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立ち仕事の消費カロリーを職種別で見てみよう
ここでは、立ち仕事の消費カロリーを職種別で解説します。
一つひとつの動作でどのくらいのカロリーが消費されているのか、チェックしてみましょう。
介護士・看護師
介護士のお仕事は、入所者さんの食事補助から入浴、排泄など身の回りのサポートがメインです。
一方、看護師は、患者さんの採血や血圧・体温測定など、多岐にわたる治療の補助をおこないます。
これらの職種は、休憩時間を除いてほぼ立ったまま業務を遂行するので、労力の強度は4.0METsに設定されています。
・体重=55キロ
・高齢者や障がい者(成人)の介護:風呂に入れる、着替えさせる、ベッドに上げる、またはベッドから降ろす、活動時に限る=4.0METs
・その状態を8時間続けた
⇒4.0METs×55kg×8.0h×1.05=1,848キロカロリー
建設作業員
建設作業員は、建設現場で使用する足場板やパイプなどを運んだり、資材などを整理したりするなど、力仕事がメインです。
これらの仕事内容は、1日を通して体力を消耗しやすいため、労力の強度は4.5METsに相当します。
・体重=56キロ
・肉体労働や単純労働:全般、ほどほどの労力=4.5METs
・その状態を8時間続けた
⇒4.5METs×56kg×8.0h×1.05=2,117キロカロリー
接客スタッフ
接客スタッフは、コンビニ店員やアパレルスタッフ、飲食店スタッフなどが当てはまり、主に商品の陳列・提供、会計業務をおこないます。
建設作業員や介護士・看護師と比較すると、行動範囲や動き回る時間は少ないと言われているため、労力の強度は3.0METsに設定されています。
・体重=50キロ
・立位作業:楽な労力=3.0METs
・その状態を8時間続けた
⇒3.0METs×50kg×8.0h×1.05=1,260キロカロリー
ホテルスタッフ
ホテルには、受付業務を担うフロントスタッフ、観光プランのご提案やタクシーの手配などを行なうコンシェルジュ、お客様の手荷物などを運ぶベルスタッフなどのポジションがあります。
仕事内容によって労力は異なりますが、METs一覧表ではホテル等の業務として統一され、4.0METsとされています。
・体重=58キロ
・立位作業:楽な労力=4.0METs
・その状態を8時間続けた
⇒4.0METs×58kg×8.0h×1.05=1,949キロカロリー
立ち仕事の消費カロリーを理解して健康体質になろう!
立ち仕事の消費カロリーは、運動強度を示すMETsを用いた計算式で算出することができます。
1日あたりの消費カロリーを把握して、働きながら理想の体型に近づきましょう。
なお、ホテルスタッフは効率的にカロリーを消費できるだけではなく、一期一会が生まれる素敵な職業です。
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