入社したばかりだけど退職しても良い?
試用試験期間中であっても入社してすぐに退職することは可能ですが、極力控えたい判断です。
やはり、入社したばかりの段階で退職すると、「すぐ辞められるのではないか?」「継続力がないのではないか?」と採用担当者に懸念を抱かせてしまいます。
もし、上司にきついことを言われた、理不尽にお客様から怒られたなどという理由で、一時的な衝動にかられている状態であれば、一度冷静になってからよく考えるようにしましょう。
ただし、心身に支障をきたしてしまっている場合は別です。
健康が第一ですので、理由をきちんと伝えて退職したほうが賢明でしょう。
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入社したばかりなのに退職したくなる理由
なぜ入社したばかりにもかかわらず、退職したいと考えてしまうのでしょうか?
その理由には、次のようなものがあります。
- ・合わない人がいる
- ・想像していた仕事と違った
- ・労働時間が長い
- ・いきなり現場で働かされた
- ・新しい環境でのストレスが多い
よくある理由としては、入社前と後でギャップが大きいという点が挙げられます。
人間関係や職場環境など、入社しなければ実感しにくい部分で合わないと感じる方はもちろん、仕事内容や勤務体制にミスマッチがあったという方も少なくありません。
さらに、入社してすぐは新しい職場環境・生活環境で多くの刺激を受けます。
地方から都会に引っ越したものの、「満員電車が無理」「一人暮らしがきつい」という理由で地方に戻ってしまう方も多いです。
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入社したばかりなのに退職したい……と思ったときの注意点
入社したばかりでも退職したい!という方に向けて、いくつか注意点を紹介します。
転職のハードルは上がると思っておく
先述通り、入社してすぐの退職は転職活動に響きます。
そのため、転職活動は長期戦になると思っておいたほうが、メンタルを保ちやすいかもしれません。
また、転職を成功させるためには、極力ポジティブな退職理由で求職活動をおこなうことがポイントです。
退職を伝えるときは直接or電話
退職の旨は直接または電話で、正直に伝えてください。メールは基本NGです。
ただし、「仕事内容のミスマッチで退職したい」などと改善の余地が見られる場合は、何かと理由をつけて引き止められてしまうことがあります。
「人間関係と仕事内容のミスマッチがあるので退職したい」と複数の原因を交えて伝えたほうが、強引な引き止めに合わずに済むかもしれません。
会社のことを悪く言わない
退職理由は正直に話すべきですが、会社のことを悪く言ってしまうとトラブルが起こるおそれがあります。
企業で働く社員を傷つけることも同然ですので、攻撃的な言葉で批判することは避けましょう。
円満に退職することが一番です。
入社したばかりの退職の伝え方
入社したばかりの状況で退職を伝えるのは、かなり勇気が要ることですよね。
怒られるかも……と憂鬱な気分になったり、伝えることが億劫になったりするかもしれません。しかし、そのようなときこそ最善を尽くす行動が大切です。
入社してすぐに退職するときの伝え方を紹介しますので、参考にしてください。
【例文】
お忙しい中失礼いたします。おもてなし太郎です。
先日入社したばかりで大変恐縮なのですが、退職したいと考えております。
職場になじめず、〇〇したり△△したりと自分なりに工夫を施したのですが、どうしても改善できずストレスによる不調も出ている状態です。
身勝手な都合でご迷惑をおかけすることを重々の上なのですが、5月末をもって退職させていただきたいです。
入社したばかりなのに退職…転職を成功させるには?
入社したばかりに退職しても、転職を成功させることは可能なのでしょうか?
この項目では、転職を成功させるコツを紹介します。
退職をポジティブなものにする
例えば、「仕事で英語が使えると思っていたけど、想像よりも使う機会が少ない……。外国人観光客が多い観光地に転職しよう!」など、できるだけ前向きな転職活動をおこないましょう。
加えて、転職先でなら不満を解消できるということを示せると効果的です。
採用担当者は、入社してすぐに退職した応募者に対して、同じように辞めてしまわないか?忍耐力・協調性がないのではないか?という懸念を抱きます。
その懸念点を払拭できるように工夫しなければなりません。
というように、面接官を説得できれば採用の可能性は十分にあります。
パワハラや過重労働など、企業側に問題があった場合は、理由を隠さなくても問題ないようです。
選考では熱意をみせる
熱意を示すことは、相手に信頼感を与えることにつながります。
選考では「採用しても大丈夫そう」と思わせられるかが勝負です。志望意欲を示すためにも、自己分析や企業研究をしっかりとおこないましょう。
また、途中で疲れないように意欲を持ち続けることも大切です。
応募職種の幅を広げる
「アピールできる経験やスキルがないし、入社してすぐに退職したから書類が通るかすら不安……」ということであれば、応募職種にこだわりを持たずに求人を探してみてください。
例えば、営業職や事務職、販売職などは未経験でも採用されやすいと言われているため、仕事を見つけやすいかもしれません。
生活においてお金は重要です。どうしても正社員での就職が難しいという方は、アルバイト・パートなどと雇用形態を変えることも検討しましょう。
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転職エージェントを利用する
転職エージェントは、内定獲得に向けて求職活動をサポートしてくれる存在です。
1人で活動するよりも安心感をもって進められる上に、入社後のミスマッチ防止にも働きかけてくれます。ヒアリングの中で、思いがけない発見があるかもしれません。
さらに、転職エージェントとの面談では「なぜ転職を考えたのですか?」などと聞かれるため、面接練習としても活用できますよ。
入社したばかりでも退職したい……お悩みの方は
「入社したばかりだけど退職したい……」と数週間、数カ月で辞めてしまう方は意外といます。
極力避けたいことではありますが、心身に支障をきたしてしまうぐらいであれば、その前に職場を離れましょう。
なお、退職・転職でお悩みの際は、転職エージェントの活用をご検討ください。
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