営業職の経験は転職に有利?不利?アピールポイントと注意ポイントを解説!

営業職からの転職を考える際、「営業経験は転職経験に有利なのか」という点が気になるのではないでしょうか。営業の仕事は、転職市場で役立つ経験を得やすい一方で、注意したい要素もいくつかあります。営業からの転職において、アピールできるポイントと注意が必要なポイント、おすすめの転職先を詳しく紹介します。

目次

    営業経験をアピールして有利に転職を進めるには?

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    現在、営業の仕事をしている人の中には、「ノルマがきつい」「他にやりたい仕事がある」「もっと効率よく稼ぎたい」といった理由で、転職を考えている人もいるのではないでしょうか。

     

    転職を考えるきっかけはさまざまです。

     

    しかし、転職を検討するうえで最も重要なのは、転職先でどのような経験やスキルがいかせるかを考えることです。

     

    営業経験で培ったスキルや経験をいかして有利に転職を進めたいという場合は、まずは自分のアピールポイントを見つける作業からはじめましょう。

     

    経験やスキルは、応募企業に対するアピールポイントになる要素です。そのため、現職を含めた過去の職歴を振り返り、得意としていることや実績を上げた経験などを洗い出すことが重要なのです。

     

    ただし、何をアピールポイントにするかを決める際には、注意点があります。

     

    それは、自分がアピールしたいことではなく、応募企業にとってどのような価値があるかを軸に考えるということです。

     

    営業経験で培ったスキルや経験をアピールして転職を有利に進めたいという場合は、応募企業のニーズを第一に考え、営業経験がその企業でどのように役立つかを明確に示すことが重要です。

     

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    営業経験をいかして転職を有利にするためのポイント

    面接

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    営業職の経験には、転職市場で有利に働くポイントが数多く存在しています。面接でアピールすべき要素もあるので、詳しく見ていきましょう。

     

    プレゼン力をいかす

    営業経験者の多くが、プレゼンを経験したことがあるはずです。プレゼンには、情報を的確に整理して分かりやすく伝えるスキや、聴衆を引き込む話し方といったスキルが必要です。

     

    しかし、こうしたスキルに対して苦手意識を持つ人は少なくありません。

     

    そのため、営業経験で培ったプレゼン力は転職活動においてアピールすべき重要なスキルと言えます。

     

    また、転職活動を成功させるためには、自分を雇うことによるメリットを伝える必要があります。

     

    自分を採用することで得られるメリットを面接で効果的に伝えるためには、営業活動で磨き上げたトークスキルや、複雑な情報を分かりやすく整理して伝える能力が大いに役立つでしょう。

     

    面接などの場面でも、プレゼン力は強力な武器となります。

     

    能力を数字で示す

    前述のとおり、転職活動では自分を雇うメリットを伝えることが重要です。面接における自己PRでは「抽象的な表現で伝わりにくかったかも……」という失敗がありがちではないでしょうか。

     

    その点、営業職の経験者は「営業成績」という明確なアピール材料を持っているため、説得力が高まります。

     

    たとえば、「売上を前年比で○%アップさせた」や「新規顧客を年間○件獲得した」といった実績を数字で示すことで、客観的に能力を伝えることができるでしょう。

     

    営業成績を達成するために数字をシビアに追いかける姿勢も、強みとしてアピールできます。

     

    ポータブルスキルを打ち出す

    ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても持ち運びができる、業務遂行上いかせるスキルのことを差します。

     

    営業経験において、相手のニーズを探るための傾聴力や、商品・サービスの魅力を伝えるための資料作成といった能力が培われているはずです。

     

    このようなスキルは、さまざまな業種や職種で歓迎されやすいため、採用担当者からの評価にもつながりやすいでしょう。

     

    ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事

    営業職からの有利な転職を目指す際の注意点

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    営業職からの転職は、有利に働くポイントがある一方で、不利になりがちな要素もあります。以下のポイントには注意してくださいね。

     

    専門的なスキルが身につきにくい

    営業職は、多くのポータブルスキルが身につく一方で、専門的なスキルは身につきにくいという側面があります。

     

    「今度はこの仕事にチャレンジしたい!」と思っても、特定のスキルが必要な場合は「経験不足」と判断されるケースもあるでしょう。

     

    営業職から未経験の業種に転職したいのであれば、これまでの仕事と重なる要素を見つけてアピールすることが、近道かもしれません。また、副業などで経験を積んでから転職にチャレンジする方法もあります。

     

    「逃げの転職」と思われることがある

    営業の仕事には「ノルマが厳しい」というイメージが根付いているものです。実際に、ノルマが厳しすぎることを理由に転職を検討している方はいるはずです。

     

    これまでの営業活動で数字を残せていない場合や、営業職から別の職種に転職する場合はノルマが理由で転職していると思われる場合があります。

    採用担当者から「逃げの転職ではないか?」と思われることもあるでしょう。

     

    「転職理由がネガティブである」と判断されると、採用を勝ち取ることは難しくなるでしょう。

     

    心当たりのある人は「転職したらどのように働きたいか」を、ポジティブに伝えるように心掛けてくださいね。

     

    転職理由をポジティブに伝える方法については、以下の記事を参考にしてください。

    転職先になじみにくい場合がある

    営業職は企業によって求められるスキルや働き方が大きく異なる場合が多く、仕事への考え方やのアプローチに、良くも悪くも企業の文化が色濃く反映されていることがあります。

     

    これまで勤めていた企業の文化に慣れきっていることで、転職失敗のリスクが高まるかもしれません。

     

    実際に転職してから「どうしてもなじめない……」と悩むこともあれば、面接官から「うちにはなじまないのでは?」と思われて採用を見送られることもあるでしょう。

     

    こうした失敗を防ぐためには、柔軟な姿勢を持つことが必要です。

     

    なお、以下の記事では営業職からの転職理由などについて、詳しく解説しています。併せてご一読ください。

     

    営業職からの転職におすすめの仕事4選!

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    ここまでの説明をふまえ、営業職の経験が有利に働きやすい転職先の例を具体的に紹介します。ご自身のアピールポイントと照らし合わせてみてくださいね。

     

    ホテルスタッフ

    お客様が求めるサービスを迅速かつ的確に提供することが求められるホテルスタッフ。

     

    一見、営業職の経験が有利になることはなさそうに思えますが、強みとしてアピールできるスキルは多くあります。

     

    具体的には、以下のようなスキルです。

    • きめ細やかな顧客対応
    • 問題解決能力
    • コミュニケーション能力

    営業の経験で、顧客のニーズを的確に理解し、それに応じたサービスを提供するスキルを身につけたという方は多いでしょう。特に、高級ホテルなどでは、細やかな気配りが求められる場面が多いため、営業で培った観察力や対応力は非常に重要です。

     

    また、ホテルではさまざまなトラブルやクレームに対応することもあります。営業職で培った迅速な問題解決能力や折衝力は、ホテル業界でも即戦力として評価されるでしょう。

     

    ホテルスタッフは、国内外のさまざまなお客様と接する機会が多い仕事です。多様なバックグラウンドを持つ人々と円滑にコミュニケーションを取る力に自信がある方はホテルスタッフとして活躍できるでしょう。

     

    カスタマーサクセス

    カスタマーサクセスは、既存顧客との関係を深め、顧客の満足度を向上させることが求められる職種です。長期的な取引を目指すことが求められてきた営業経験がいきる場面は多くあります。

     

    アピールポイントとしては、以下のようなスキルが武器になるはずです。

    • 長期的な顧客関係の構築
    • 顧客対応の柔軟性
    • 目標達成能力

    顧客の要望に応えたり適切な解決策を提供したりすることで、顧客満足度の向上を目指してきた営業経験者は多いでしょう。

     

    さまざまな顧客に対応してきた経験から、カスタマーサクセスに必要な、顧客ごとの異なるニーズや問題に対して柔軟に対応する力が自然と身についています。

     

    また、カスタマーサクセスの業務では、既存顧客に対して追加の商品やサービスを提案する場合があります。ノルマがあることも少なくありません。ノルマや目標に対して強い意識や達成するための行動力など、営業経験で培ったスキルが存分にいかされるでしょう。

     

    マーケター

    マーケターの仕事では、消費者のニーズを理解し、そのニーズに基づいたプロモーションや戦略を立案することが非常に重要です。ニーズに基づいて商品やサービスの提案・販売を行ってきた営業職と似通った要素があります。

     

    特に、以下のようなスキルがアピールポイントになるでしょう。

    • 分析力
    • ターゲティング力
    • コミュニケーション能力

    営業職では顧客と直接対話する機会が多く、その中で顧客のニーズや課題を深く理解することが求められます。この経験で、「顧客が本当に必要としているものは何か」を察知する能力が養われたはずです。

     

    顧客の属性やニーズを分析して適切な顧客層の選定をしたり、商品やサービスをより魅力的に伝えるためのアプローチを行ったりなど、営業経験によって自然と身についたスキルもあるでしょう。

     

    これらのスキルは、マーケターが適切なマーケティングやプロモーションを行うために必要とされるものです。

     

    コンサルタント

    コンサルタントの主な業務は、クライアントとなる企業の課題を解決することです。

     

    営業の手法には、顧客と対話することで課題やニーズを引き出し、解決策を提案する「ソリューション営業」というものがあります。コンサルタントが行う営業とよく似ていると言われることがある手法ですので、コンサルタントへの転職をイメージしやすい方もいるでしょう。

     

    特に以下のようなスキルをアピールすると、転職が有利になります。

    • 問題解決力
    • プレゼンテーション力
    • 人間関係構築能力

    営業経験で培った、顧客が抱えるさまざまな課題に対して的確な商品やサービスを提案する力や、論理的に自分の意見をまとめて説得力のあるプレゼンをする能力は、武器になります。

     

    また、クライアントとの長期的な信頼関係を築くことがプロジェクトの成功に直結するので、コミュニケーション力や信頼構築力なども、コンサルタントとして活躍する際に重要なスキルと言えるでしょう。

     

    営業経験で培ったスキルを洗い出して転職を有利に進めよう!

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    ひと口に営業職と言っても商材はさまざまで、持っているスキルや強みはひとりひとり異なるでしょう。

     

    営業経験で培ったアピールポイントをいかして、有利に転職を進めてくださいね。

     

    なお、ホテルや旅館への転職は、おもてなしHRにご相談ください。

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