賞与あり・なしどっちがいい?手取り・年収で比べた判断軸を詳しく解説

スマホを見ながら考え事をする女性

賞与あり求人とない求人、どちらを選ぶべきか迷う方は少なくありません。

年収が同じであれば手取りへの影響はほぼ同水準ですが、実際には月給の設計や支給条件によって生活の安定感が大きく変わる可能性があります。

この記事では、賞与ありとなしの違いを手取り・税金・年収の観点から解説します。

この記事でわかること
  • 年収が同じなら賞与の有無で手取りはほぼ変わらない ▼詳細
  • 賞与なし求人は月給に賞与相当分を含む設計が多い ▼詳細
  • 求人票で賞与あり求人の金額・支給条件を確認する ▼詳細

賞与あり・賞与なし求人の有利さはライフスタイルで決まる

毎月の支出構造や資金計画のスタイルによって、賞与ありとなしのどちらが得かは異なります。

年収総額だけでなく、収入の受け取り方がライフスタイルに合っているかどうかを基準に選びます。

項目名 安定重視タイプ まとまった収入活用タイプ
収入の受け取り方 毎月均等に受け取る 年2〜3回まとめて受け取る
月給水準 高め(賞与相当分を含む) やや低め
向いている支出構造 住宅ローン・毎月の固定費が多い 年単位の大型出費・貯蓄が多い

収入の安定を重視する

住宅ローンや保育料など毎月の固定支出が多い場合は、賞与なしで月給が高い求人が適しています

月ごとの手取りが安定していれば、支出の管理がシンプルになるためです。

賞与は業績や在籍条件によって金額が変わる可能性があるため、収入のばらつきを避けたい方には月給一本化の設計が安心感につながります。

まとまった収入を活かす

旅行費や家電の買い替えなど、年単位で大きな出費を計画している場合は、賞与ありの設計が機能しやすい傾向にあります

支給月に合わせてまとまった金額を貯蓄や特定の目的に充てられるため、日常の生活費と切り分けて管理できる点がメリットです。

ただし、賞与額は業績や会社の方針によって変動するため、毎月の手取りだけで生活費をまかなえる月給水準かどうかも確認しておくと安心です。

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年収が同じなら賞与あり・賞与なしで手取りは変わらない

スマホを持ち、電話するか悩んでいる女性polkadot / stock.adobe.com

年収総額が同じであれば、賞与ありとなしで手取りの差はほとんど生じません。

税・社会保険料はいずれも年間所得を基準に計算されるため、支給方法が違っても最終的な負担額は近い水準に収まります。

項目名 賞与ありの例 賞与なしの例
年収の目安 約450万円(月給25万円+賞与2カ月分) 約396万円(月給33万円)
社会保険料の計算 月給分は標準報酬月額基準、賞与分は支給額×保険料率 月給分のみ、標準報酬月額基準

税金・社会保険料の計算の仕組み

税・社会保険料はいずれも年間所得を基準に計算されるため、最終的な負担額はほぼ同額に収まります。

月給分は標準報酬月額を基に毎月徴収され、賞与分は支給額に保険料率を直接かけて計算されます。

所得税は年間の給与・賞与の合計に対して年末調整で精算されるため、支給方法が違っても負担額の差はごくわずかです。

手取り差が生じるケース

賞与支給月は社会保険料の控除額が増えるため、その月の手取り金額が一時的に下がります

また、住民税は前年の所得を基に計算されるため、年収が変動した翌年は支払い額がずれる可能性があります。

月単位の資金計画を立てるときは、月によって手取り額が変わる点を考慮しておくのが有効です。

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賞与なし求人は月給に賞与相当分を含むケースが多い

スマホの画面に映る求人情報takasu / stock.adobe.com

賞与なしの求人票を見て年収が低いと判断するのは早計です。

月給額に賞与相当分を組み込んだ設計の企業は一定数存在します。

月給への上乗せ設計の実態

賞与相当分を12分割して月給に反映させる給与設計を採用している企業は少なくありません。

たとえば賞与あり求人で月給20万円・年2回の賞与計80万円(月給×2カ月分)という条件の場合、賞与なし求人の月給26万円から27万円程度と年収ベースで近くなる可能性があります。

月給額だけを並べて比較すると、実際の年収水準を見誤るおそれがあります。

求人票で確認すべき数字

年収を正しく見積もるには、月給を12倍にして年収を試算し、賞与あり求人と比較することが基本です。

あわせて、各種手当が固定支給か業績・勤務実績によって変動するかも確認してください。

固定手当は年収に確実に算入できますが、変動手当は支給額が安定しないため、計算に含める際は注意が必要です。

月給の内訳まで確認することで、入社後の収入を正確に読み取れます。

賞与あり求人は金額・支給条件を求人票で確認する

スマホで調べ物をする男性mapo / stock.adobe.com

「賞与あり」と書かれていても、金額が保証されているわけではありません。

支給パターンによっては0円になるケースもあるため、応募前に条件の中身を確認することが重要です。

支給パターン 金額の確実性 注意点
固定賞与 高い 求人票に月数・金額の明記があるか確認
業績連動 低い 会社・部門の業績次第で0円になる可能性あり
査定連動 中程度 個人評価により支給額に幅が出る

『賞与あり』表記の実態バリエーション

求人票の「賞与あり」には、固定額保証や業績連動など複数のパターンが含まれます。

固定額が保証されている求人は少数派で、業績や査定に連動する形が多く見られます。

直近数年の支給実績を確認することが、実態を把握する有効な手段です。

確認すべき3つのポイント

応募前または面接時に確認しておきたい点は、支給回数・固定か連動か・支給実績の3つです。

年2回(夏・冬)が一般的ですが、年1回や決算月のみの場合もあります。

「業績による」と記載がある場合、支給ゼロの年が生じる可能性があります。

過去の支給額や支給率を確認できれば、将来の金額をある程度見通せます。

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賞与あり・なしの求人選びに関するよくある質問

Q.賞与ありと記載があれば支給は保証されますか?

A.

過去に支給実績があることを示しますが、毎回の金額や支給回数が保証されているわけではありません。業績連動型の賞与では、会社の業績や個人の査定によって金額が大きく変動するケースもあります。面接や内定後の条件確認の段階で、直近数年の支給実績や算出方法を控えておくと安心です。
Q.賞与なし求人は年収が低くなりますか?

A.

賞与なし求人の月給には、賞与相当分があらかじめ組み込まれている場合があります。月給に12を掛けた年収額を算出し、賞与ありの求人で想定される年収見込みと比較することで、どちらが実際の手取りに近いかを判断できます。月給が高めに設定されているなら、賞与ありの求人より年収で上回るケースもあります。
Q.賞与の税金は月給より高いですか?

A.

賞与の所得税率は前月の給与をもとに計算されるため月により適用率が変わりますが、年収全体でみたときの課税総額は月給と大きく変わりません。賞与が多い月に手取りが少なく感じる場合も、年末調整で精算されることがほとんどです。
Q.転職時の年収交渉で賞与はどう考えればよいですか?

A.

賞与は業績や従業員の査定によって変動するため、年収交渉は月給ベースで確認するのが安全です。「賞与込み年収○○万円」という提示を受けた場合は、賞与の支給実績と変動幅を別途確認し、月給に換算したときの水準が自分の希望に合っているかを判断材料にするとよいでしょう。
Q.宿泊業界では賞与あり求人とない求人、どちらが多いですか?

A.

施設の規模や雇用形態によって異なります。大手ホテルチェーンや大規模施設では賞与ありの求人が多い傾向にあり、年2回支給を設けているところも少なくありません。一方、中小規模の旅館や独立系施設では、賞与なしで月給に手当を上乗せする形を採用しているケースも多く見られます。

賞与あり・賞与なしの優劣は月給水準と希望スタイルで判断して理想の職場へ

賞与ありと賞与なしのどちらが有利かは、月給の金額や業績との連動具合によって変わります。

年収の総額だけでなく、社会保険料への影響や毎月の手取りの安定性まで含めて比較することで、実態に近い判断ができるでしょう。

自分の収入スタイルや生活設計に合った雇用条件を選ぶことが、長く働き続けるうえで重要です。

おもてなしHRは、ホテル・旅館などの宿泊施設に特化した就職・転職支援サービスです。

給与・賞与の条件が気になる方も、まずはご相談ください。

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