夜勤明けの日は休み?
前日の夕方に出勤して、翌日の朝から日中の時間帯に退勤する夜勤。
夜勤明けは、次の勤務の開始時間までの空白時間が長くなります。
退勤時間が10時で次の勤務も夜勤の場合、24時間以上の空白時間が発生します。
丸1日勤務のない時間が発生するので、夜勤明けって休み?と思うこともありそうです。
確かに、時間の面だけで考えれば休みと同じような感覚になりますが、退勤前までは仕事をしていたということを考えると、休みとは言えない気も……と迷うこともありそうです。
夜勤明けの休みについては、法律による定めがあります。
法律で定められた休みは、当日の0時から24時を基準として、その間に1分の労働もない場合のことをいいます。
次の勤務までどれだけ時間が空いたとしても、夜勤明け当日にも労働はあります。
そのため、夜勤明け当日は休みにカウントされることはありません。
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夜勤明けが休みじゃないならその日も勤務はできる?
夜勤明けが休みではないのであれば、その当日にもう1勤務することは可能?なのでしょうか。
例えば、月曜日の16時に出勤して火曜日の10時に退勤し、火曜日の16時からまた夜勤に入るという働き方です。
さすがにキツいんじゃないか?と思う働き方ですが、労働基準法では違法ではありません。
夜勤の労働時間は18時間ほど。時間を見れば、2日分の勤務時間ですが、労働日としては1労働日としてカウントされます。
月曜日に出勤したのであれば、月曜日の労働としてカウントされるのです。
そのため、火曜日に連続して夜勤を開始しても問題ないとされています。
割増賃金が支払われなかったり、週に1日や4週に4日の法定休日を与えなかったりということがなければ、違法ではありません。
しかし、夜勤明け当日に改めて夜勤に入るというのは、体への負担が大きすぎるでしょう。
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夜勤明けは体を休める時間にしよう
朝から昼の時間に退勤する夜勤。
次の勤務まで時間があると分かると、つい行動的になりがちです。
会社の外に出て日の光を浴びると「明けだ!」と思って、つい張り切ってしまいそうです。
出勤で会社に向かう人たちを見ると、時間があることに優越感を感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、自覚している以上に疲労がたまっていることもある夜勤明け。
次の勤務までは、夜勤で崩れた生活リズムを整える時間にあてるようにしましょう。
▼夜勤明けの過ごし方については下記の記事で紹介しています。参考になさってくださいね。
夜勤明けの翌日も休みの場合はどう過ごす?
夜勤明け当日は休みとカウントされるものではありません。正確な夜勤明けの休みは、夜勤明けの翌日も休みである場合。丸2日間休みのようなものですので、体を休めつつも楽しみたいですよね。夜勤明けの翌日も休みの場合の過ごし方を紹介します。
近場に一泊旅行
明けの日にそのまま移動して、近場で一泊旅行をするのも良いでしょう。
宿でゆっくり過ごしながら温泉で疲れいやすというのも、魅力的です。
遠方への旅行は移動で疲れてしまったり、あちこち観光して回ったりすると、体に負担がかかってしまいます。
近場のショートトリップで、ゆっくりと過ごしながらおいしい食事を食べれば、次の勤務までの英気も養えそうです。
昼間からはしご酒
翌日は休みなのであれば、夜勤明けを思いっきり楽しむのもありかもしれません。
本来であれば、ゆっくりと過ごすことを優先すべきですが、翌日が休みとなれば話は別。
お酒が好きな人なら、夜勤明けのままお酒を飲み始めるのも良さそうです。
周囲が忙しく働いている時間にお酒を楽しめるのは、ちょっとして優越感を感じる時間。
もちろん、無理は禁物。
羽目を外してしまったり、翌日の休みが丸つぶれになったりして、後悔していまうことになってしまいます。
夜勤明けは休みじゃない!ゆったり過ごして次の勤務に備えよう
夜勤明けは思っている以上に疲れているもの。時間があるからといって無理はせず、ゆったりと過ごすことを心がけましょう。
ホテルや旅館に勤める場合、夜勤が発生することは珍しくありません。つらいイメージもある夜勤ですが、夜勤明けの翌日を休みにして、体が休めるよう配慮してくれることも。
宿泊業界に勤務したいけど夜勤が心配という方は、おもてなしHRにご相談くださいね。