書類選考に通らないのは年齢のせい?
すべての人に当てはまるわけではありませんが、年齢を重ねるほど転職活動が難航してしまう傾向があります。
そのため、書類選考になかなか通らないと「もしかして年齢のせい?」と思い悩んでしまう方もいらっしゃるのだとか。
もちろん、そういったケースも否定できませんが、一概に年齢だけが原因とは言い切れません。本記事では、年齢以外が原因で書類選考に通らない理由を紹介していきます。
書類選考が通らず、その原因もわからないとお悩みの方は、ぜひご参考にしてみてくださいね。
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【年齢以外】書類選考に通らない理由
書類選考に通らない、年齢以外の理由の例をまとめました。書類選考に通らずお悩みの方は、ご自身の書類に同様のミスがないかを確認してみましょう。
書類に不備がある
見落としがちな書類のミスとして、もっとも多いのが誤字脱字や言葉の誤用です。自分では完璧に書いているつもりで、実は思わぬミスをしている恐れも。
経歴やスキルに自信があったのに書類選考に通らず、不思議に思って応募書類をよく確認したら企業名に誤りがあった、というケースもあるようです。
書類を勢いで書くのは決して悪いことではありませんが、不備がないかの確認が不十分だと、自分でも信じられないようなミスをすることがあります。
念には念を入れて確認し、それでも不安なようなら身近な人にチェックしてもらいましょう。
経歴が不足している
企業が求めている経歴が足りておらず、書類選考に落ちるパターンは珍しくありません。
経歴の不足を承知の上で、ダメ元で応募してみるならそれもひとつの手ですが、求人票をよく読まずに応募し「なぜ書類選考に落ちるのか」と思い悩むのは大きなロスです。
自分は企業が求める基準を満たしているか、不十分だとしたらそれを補える武器があるかを吟味した上で応募すれば、直感で応募していた時よりも通過率がアップするでしょう。
内容に将来性が見えない
企業が注目するポイントは、経歴やスキルだけではありません。ポテンシャル、つまり伸びしろがあるかどうかという点も重要です。
年齢が若い方ほど、求職者にポテンシャルを求める企業も多いもの。
「自分はこんな事ができて、御社で〇〇を実現したい」という熱意や展望が感じられる書類には、企業は好印象を抱きやすい傾向があります。
応募の決め手がわからない志望動機や、余白の多すぎる職務経歴書では、企業に対して熱意をアピールすることは難しいでしょう。
採用担当者に「この求職者は将来性がありそうだ」と思ってもらうためにも、やる気が伝わる内容になるよう心掛けてくださいね。
求める人物像と自己PRがマッチしていない
多くの場合、求人票には「こんな人に応募してほしい」という人物像が書かれています。そのため、その像とあまりにかけ離れた自己PRを書いてしまうと、高確率で書類が弾かれます。
例をいくつかご紹介しましょう。
求める人物像と自己PRがマッチしていない例 | |
求める人物像 | 自己PR |
「正確性が求められる仕事です。ルーティンワークをこなすことが苦にならず、辛抱強く確認を繰り返しながら働ける方をお待ちしています。」 | 「営業として、常に足を使いながら業務に取り組んで参りました。マルチタスクをこなすのが得意で、広範囲にアンテナを張って新しい情報をキャッチすることをモットーにしています。」 |
「ホテルのフロント業務をお任せします。接客が好き、語学力に自信がある、臨機応変かつスマートな対応が身についているという方はぜひご応募ください。」 | 「黙々と作業することが得意で、接客は未経験です。人と関わる仕事は得意ではありませんが、精一杯努力したいと思っています。」 |
これらは極端な例ですが、企業側に「なぜこの求職者は弊社に応募してきたのだろう」と疑問を抱かせるような内容では、書類選考に落ちるのはもはや当然と言えるでしょう。
求人票をよく読み、求める人物像とご自身の性質が被る部分をピックアップして自己PRを考える努力をすることが重要です。
しかし、あまりにも自分の性質と一致しない要素が求められているなら、応募を諦めることも選択肢に入れなければなりませんよ。
対象年齢ではない求人に応募している
雇用対策法が改正されたことにより、平成19年10月から募集・採用における年齢制限の禁止が義務化されました(例外あり)。
そのため、対象年齢が明記されている求人票の数はあまり多くありませんが、企業側が採用者の年齢を想定していないとは限りません。
「20~30代の社員が活躍中!」と書いてある求人に40代以上の方が応募する、あるいは「管理職として働いてくれる即戦力の方を募集します」とある求人に20代の方が応募しても、書類通過率は低いと考えられます。
たとえ明確に書かれていなくても、求人票を見ていれば対象年齢の幅は何となく分かるもの。
必要以上に気にすることはありませんが、短期で転職を決めたいなどの事情がある方は、こういった点も考慮しておくといいかもしれませんね。
応募書類が読みにくい
字が汚かったり、文章があまりに稚拙だったりすると、それだけで読み手の気力はかなり削がれます。
当然ながら、履歴書や職務経歴書は自分ではなく企業側の方々のために書くもの。
読みづらい部分はないか、意図がきちんと伝わる文章になっているかを入念にチェックし、相手にストレスを与えないような書類を作り上げましょう。
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「書類選考に通らないのは年齢のせいでは?」と悩んだら
書類選考に通らない理由をご紹介してきましたが、前項の例に心当たりがなく、「やはり書類選考に通らないのは年齢のせいでは?」とお悩みの方は、転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
自分では気がつかなかったミスや粗、ウィークポイントを、プロの目線から的確に指摘してもらえるはず。
応募書類を客観視するきっかけになる上に、基本的に無料で利用できるため、1人で悩まず相談してみてはいかがでしょうか。
書類選考が通らない理由が分からずお悩みの方は転職エージェントにご相談を!
書類選考に通らない原因が年齢というケースもありますが、それがすべてではありません。今回ご紹介した例と付き合わせながら、応募書類にミスがないか確認してみましょう。
宿泊業界への転職を目指していて、書類選考が通らずお悩みの方は、当社サービス「おもてなしHR」にご相談ください。