転職の給与交渉は内定のお礼をするタイミングで!
転職の際、給与交渉を行う上でまず悩んでしまうのが、どのタイミングで交渉をすればいいのかということ。
転職の軸が「理想の給与で働くこと」の場合、面接の時点で企業側に具体的な希望額を伝えても構いませんが、そうでなければまず内定を獲得することに集中しましょう。
転職の給与交渉は内定のお礼をするタイミングで行うのがベスト。
なぜなら、内定後に企業から送られてくる「労働条件通知書」で具体的な給料が確認できるため、交渉がしやすくなるからです。
まずは内定をいただいたことへのお礼を述べ、労働条件通知書に記載されている給与の金額を引き上げてほしいこと、またその根拠を説明するというのが、給与交渉の流れです。
給与交渉の例文について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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転職の給与交渉後にお礼を言う必要はある?
給与交渉後、気になるのが企業にお礼を言うべきか否かという点。
これに関しては、「給与交渉のお礼メール」という形で送る必要はないものの、内定の合意を取り交わす際にお礼を添えるのが好ましいと考えられます。
ただ、ご自身が転職の給与交渉後にお礼を言いたいと感じたのであれば、連絡しても特に問題はないでしょう。
電話で連絡するなら始業直後や終業直前などの慌ただしい時間帯は避けること、メールで連絡するなら失礼な表現の無いよう注意することを心掛けてくださいね。
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転職の給与交渉の際に注意すること
転職の給与交渉の際、注意すべきことについてご紹介いたします。事前にポイントを押さえ、給与交渉に臨みましょう。
交渉が成立するとは限らないことを頭に入れておく
給与交渉は、持ち掛ければ必ず成立するものではありません。そのことを頭に入れて給与交渉をしないと、交渉がいい方向に行かなかった時に混乱してしまう可能性もあります。
話し合いを冷静に行うためにも、給与交渉の成功率は100%ではないことを十分に認識しておく必要がありますよ。
給与を上げてもらえる根拠を数字で示す
「給与に不満がある、金額を上げてほしい」とだけ伝えるのは、ただ要望を言っているだけで交渉ではありません。
大切なのは、給与を上げてもらえるだけの根拠を示すこと。
例えば、前職の経験が募集している業務に十分いかせることや、保有している資格・スキルなどについて、明確に説明しなければなりません。
また、いくら能力が高かったとしても、あまりに高すぎる給与を要求するのはNG。
企業が提示した給与を引き上げてもらえるだけの根拠の準備と、能力に見合った金額の見極めを入念に行った上で、給与交渉に踏み切りましょう。
可能であれば対面か電話での交渉を
給与交渉をする際は、なるべく対面、難しくても電話が望ましいとされています。
やむを得ない事情がある場合はメールでも仕方がありませんが、可能であれば対面か電話での交渉をするようにしてみてくださいね。
給与交渉の結果によっては入社を見送るという選択肢も
給与交渉は、企業から提示された給与が低いと感じた場合に行うものです。
能力と比較して低いと感じた場合だけでなく、「この金額では満足に生活ができない」と感じた時も、給与交渉を行うことと思います。
特に、後者の理由で給与交渉を行い、交渉が成立しない、あるいは引き上げられた金額でも生活が難しいと感じる場合は、入社を見送るという選択肢も視野に入れなければなりません。
働く上で、どれほどの収入が得られるかという点は重要な要素の一つです。
給与の額に関わらずこの仕事をしたい!という強い気持ちがある場合は別ですが、業務内容や能力に見合わない給与で働くことにならないよう、時には見切りをつける勇気も必要ですよ。
給与交渉に不安があるなら転職エージェントを利用するのも手!
誰もが必ず給与交渉をする場面に遭遇するわけではありませんが、可能性を視野に入れておかなければならないこともまた事実。
もし、給与交渉をすることに不安がある場合は、転職エージェントを介しての就職活動をすることをおすすめします。
エージェントが企業との間に入ってくれるので、給与交渉を依頼することもできますよ。
なお、宿泊業界への転職をご検討中の方は、当社サービス「おもてなしHR」にお気軽にご相談ください。
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