転職時の給与交渉は可能?
転職活動の末に内定が出たとしても、まだ安心はできません。
中には、企業から提示された給与の金額が予想よりもずっと低く、「このまま内定を承諾してもいいの?」と悩んでしまうケースもあるのだそう。
もし、給与が不当に低いと感じた時は、給与交渉をすることも視野に入れましょう。
もちろん、交渉をしたからと言って必ず給与が引き上げられるわけではありませんが、試してみる価値はあります。
ただし、給与を上げてもらえる根拠がなかったり、未経験の業界・業種だったりする場合は、給与交渉を行うのは得策ではありません。
あくまで、能力と給与が見合わないケースでのみ、給与交渉をすることをおすすめします。
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転職の際の給与交渉、どのくらいまで上げられる?
給与交渉をする場合、金額はどのくらいまで上げることができるのでしょうか。
これはケースバイケースですが、提示された金額が不当に低い場合を除き、大胆な引き上げは避けるべきです。
目安としては、現職の月収のプラス1~2万円ぐらいが妥当だと言えます。ただし、求人票に記載されている金額より高い給与を要求するのは、あまりおすすめできませんよ。
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転職の給与交渉で気をつけること
転職の給与交渉で、気をつけるべきポイントをまとめました。以下の4点を踏まえた上で、交渉に踏み切ることをおすすめします。
面接の時点である程度の希望を伝えておく
大抵の場合、面接が進むと希望の年収を聞かれることになります。その際、曖昧な返事をするのではなく、「希望年収は〇〇万円です」と金額の目安を提示しておくことが重要です。
あらかじめ希望を伝えておけば給与交渉の根拠にもなりますし、不当に低い給与を提示されるのを防ぐことにもつながります。
あまりないケースではありますが、今まで給与に関してなんの要望も出していない状態で給与交渉をすれば相手も面食らってしまいますので、事前の根回しが大切だと考えましょう。
給与を上げてもらえるだけの根拠を示す
ただ給与を上げてほしいと要求するだけでは、交渉は失敗に終わることが考えられます。給与交渉をするならば、給与アップをしてもらえるだけの根拠が必要です。
例えば、前職と同様の仕事内容なのに月収が見合っていなかったり、保有するスキルに対してあまりに対価が少なかったりした場合は、その点を踏まえて交渉に臨みましょう。
ポイントは、具体的な数字を出すこと。明確な目安を交えて給与を上げる根拠を述べれば、企業側も話し合いに応じてくれるはずですよ。
できるだけ対面で交渉する
やむを得ない場合はメールでの連絡を行うことになりますが、給与交渉は可能であれば対面、それが難しいなら電話で行った方がいいという傾向があるようです。
もちろん、企業と求職者の双方に無理が生じない範囲で行うことが大切ですが、極力対面での交渉を試みてくださいね。
内定承諾書提出前に交渉する
内定承諾書に判を捺し、企業に提出した後で給与交渉を行うのはタブーです。
内定承諾所を提出したということは、企業が提示した条件を飲んだことと同義。その後に給与交渉を行えば、印象はかなり悪くなることでしょう。
給与交渉をするならば、内定承諾書の提出前が鉄則です。その点を忘れないよう心掛ける必要がありますよ。
転職の給与交渉に不安があるなら転職エージェントに相談を!
転職の給与交渉で金額をどのくらい引き上げられるのかをご紹介致しましたが、重要なのは「欲張りすぎないこと」です。
ただ単に高い給与を得たいという思いだけで、給与交渉を成功させるのは至難の業です。給与を上げてもらえるだけの根拠と、正当な金額の提示を心掛けてくださいね。
給与交渉に不安がある方は、あらかじめ転職エージェントを介しての就職活動をすることをおすすめします。エージェントが企業との間に入ってくれるので、給与交渉を依頼することもできますよ。
なお、宿泊業界への転職をご検討中の方は、当社サービス「おもてなしHR」にお気軽にご相談ください。
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