履歴書・職歴欄のアルバイト経歴の書き方を紹介!掛け持ちバイト・フリーター・パートの書き方のポイントも

転職活動で履歴書を書き進めていく中で、「アルバイト歴を職歴欄に記入すべきか……」と迷う方は少なくないようです。アルバイト歴は、履歴書・職歴欄に記入しても良いものなのでしょうか。掛け持ちバイト・フリーター・パート・学生バイト、それぞれのアルバイト歴の履歴書・職歴欄の書き方をまとめました。

アルバイトの経歴は履歴書・職歴欄に書いても良いの?

結論から言えば、アルバイト歴を履歴書・職歴欄に記入しても、まったく問題はありません。アルバイトもれっきとした職歴です。

 

中には「アルバイトの職歴なんて記入したくない」と思う求職者もいるかもしれません。しかし、未記入=空白期間が長い応募者、と捉えられるおそれもゼロではありませんので、特別な理由がない限りは記入するのがおすすめです。

空欄がある状態で履歴書を提出するのは、基本的にマナー違反です。職歴欄も例外ではありません。

記入したくないからといって空欄のままにすると、書類不備とみなされてしまうリスクがあります。基本的なマナーが理解できていないと思われてしまうかもしれません。

記入方法や書き方もポイントを守れば、アルバイトの経歴しかない場合でも、印象が悪くなることは少ないでしょう。

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履歴書・職歴欄のアルバイト経歴の書き方

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では、アルバイトの経歴は履歴書・職歴欄にどのように記入すべきなのでしょうか。まずは、履歴書・職歴欄のアルバイト経歴の書き方の基本をみていきましょう。

企業名・部署・職種は正式名称で記入

雇用形態問わず、勤務していた企業・部署・職種は正式名称で記入するのが基本ルールです。株式会社を(株)などと省略して記入しないよう、注意してくださいね。

また、勤務先の店舗名を記入する場合も正式名称で記入します。口頭で話す「〇〇店」や、「〇〇駅に近いから〇〇店だろう」などの思い込みで記入を進めるのではなく、記入前には必ず正式名称を確認しておきましょう。

アルバイト・パートだったとわかるように記入

勤め先の情報を記入した横には、必ずアルバイトとして勤務している・していた旨を記入します。

記入がなければ「正社員として働いていた」と捉えられるのが一般的。アルバイトという表記を忘れてしまえば、意図的ではないにしろ経歴詐称になってしまいますので記入漏れには気を付けてくださいね。

「入社」「在籍中」「退職」を記入

職歴欄から採用担当者が知りたいのは、入社・退職の時期(=就業期間)と、いつから働き出すことができるのかということです。よって、入社年月、退職年月に加え、現在の状況を忘れずに記入しましょう。

アルバイトを続けているのであれば、職歴欄に「在籍中」や「現在に至る」と記入します。既に退職しているのであれば、退職年月を記した次の行に「以上」を右寄せで記入し、最終職歴であることを伝えます。

記入位置は、下記記事からチェックしてみてください。

業務内容は簡潔に記入するのがおすすめ

離職期間中のつなぎのためのアルバイトであれば、記入するのは入社・在籍中・退職のみでも構いません。しかし、アルバイトの職歴・経験をアピールしたいという方であれば、入社の下の行に、簡潔に業務内容を記入しておくのがおすすめです。

たった1行の補足があるだけで、身に付いているスキルはぐんと想像しやすくなるもの。学歴・職歴欄に余裕があれば、ぜひ記入しておきましょう。

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履歴書・職歴欄にアルバイトを記入する場合のポイント

アルバイトという雇用形態を引け目に感じて、職歴欄に記入するのをためらってしまうことはあるはずです。しかし、ポイントをおさえれば、アルバイトの経歴が好印象につながる場合もあります。履歴書・職歴欄にアルバイトの経歴する場合のポイントを紹介します。

3カ月以上勤務したアルバイト

短期間のアルバイトは、仕事が続かない人という印象を与えがちです。

複数のアルバイトを短期間に転々としているような場合は、記入しない方が無難でしょう。

記入してもネガティブに映らないのは、3カ月以上勤務したアルバイトから、と覚えておきましょう。

応募先に関連性のあるアルバイト

企業が求めていているのは、貢献度の高い人材・即戦力になってくれる人材です。

職歴がアルバイトであっても、応募先の業務に関連性のあるアルバイトであれば、経験者として判断してくれることも十分あり得ます。

正社員を目指すのであれば、キャリアアップを意識していることのアピールにもなるでしょう。

履歴書・職歴欄のアルバイト歴[1]:掛け持ちバイト

ここからは、履歴書・職歴欄に記入するアルバイト歴を、パターンごとに詳しくご紹介します。まずは、「掛け持ちバイト」の履歴書・職歴欄の書き方をみていきましょう。

これから掛け持ちバイトをする場合

履歴書・職歴欄の書き方(アルバイトの職歴)

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現在、アルバイトをしていて、別の仕事を増やしたいと考えている方は、上記のように履歴書・職歴欄に記入しましょう。

なお、「現在に至る」と記入したり、企業名の横に「アルバイト入社(在籍中)」のように記入したりしても問題はありません。

過去にダブルワークをしていた場合

履歴書・職歴欄の書き方(アルバイトの職歴)

©nextbeat

過去にアルバイトを掛け持ちして働いていた、ダブルワーク期間があったという方は、上記のように履歴書・職歴欄に記入します。

ご紹介しているのは「会社ごとに入社・退職」をまとめたものですが、「時系列順」、「入社・退職を1行にまとめる」という書き方もあります。

詳しくは、下記記事からチェックしてみてくださいね。

履歴書・職歴欄のアルバイト歴[2]:フリーター

続いては、「フリーター」の履歴書・職歴欄の書き方をみていきましょう。

職歴が多い場合

履歴書・職歴欄の書き方(フリーター/アルバイトの職歴)

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これまでさまざまなアルバイトを経験し、職歴が複数になるという方は、上記のように1行に入社・退職をまとめて記入するのが良いでしょう。

しかし、職歴が5社・10社などとなれば1行に入社・退職をまとめたとしても書ききれないということもあるはず。そのような場合は、直近の職歴や、アピールしたい職歴を履歴書に記入し、職務経歴書で補足説明を行うのがおすすめです。

つなぎの短期バイトを書く場合

冒頭で「職歴に記入するのは3カ月以上のアルバイト」とご紹介しましたが、3カ月未満の短期バイトを転々としているというフリーターの方もいることでしょう。そんな方は、下記のように短期バイトを1行にまとめて記入しましょう。

履歴書・職歴欄の書き方(フリーター/アルバイトの職歴)

©nextbeat

ただし、伝える情報の軸はあくまで「空白期間がなかった」ということ。アルバイトごとに行を使って細かく紹介しては、かえって非常識に見えてしまいます。短期バイトによる加点は期待できるものではない、ということは覚えておきましょう。

フリーターから正社員に応募するポイントをご紹介している下記記事も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

履歴書・職歴欄のアルバイト歴[3]:パート・学生バイト

最後にご紹介するのは、「パート」「学生バイト」の履歴書・職歴欄の書き方です。それぞれの職歴の書き方をチェックしていきましょう。

パートから正社員を目指す場合

子育てや介護などによって一時的に仕事量を減らし、落ち着いてから正社員に復帰しようと考えている方は、下記のように履歴書・職歴欄に記入しましょう。

履歴書・職歴欄の書き方(パートタイムの職歴)

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パートの職歴もフルタイムのアルバイトと同様に、「パートタイム」であることがわかるように記入します。

また、正社員の退職理由は「一身上の都合により退職」と記入されるのが一般的ですが、出産・介護などによる退職であれば、退職理由をあわせて記入するのがおすすめです。退職理由を記しておけば、マイナスイメージが薄れるはずですよ。

今とは別のバイトに応募する学生の場合

履歴書・職歴欄の書き方(学生バイトの職歴)

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関連性が高い職種に応募する場合、またそうでない場合でも、業務内容はできる限りわかりやすく記入するのがおすすめです。

別職種へ応募する場合は、次の仕事に活かすことができそうな「前職場での経験」を考えておけば、求職活動をスムーズに進めることができるでしょう。考えを自己PR欄に記入するのも、ひとつの手です。

なお、新卒のエントリーシートや履歴書の職歴欄には、学生時代のアルバイト歴を記入する必要はあません。職歴は、社会人の就業状況を記入するものと考えられているためです。学生時代のアルバイト経験をアピールしたい場合は、自己PR欄に記入するようにしましょう。

アルバイト歴の記入については下記記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アルバイト歴も履歴書・職歴欄に書いておこう!

iStock.com/DjordjeDjurdjevic

履歴書・職歴欄には、アルバイト歴も記入しておくのがおすすめです。空白期間・ブランクが長い求職者、と採用担当者にマイナスイメージを与えないためにも、ぜひ記入しましょう。 ただし、誤ったルールやマナーで記入をするのはNG。基本を押さえ、ルールに沿って記入を進めてくださいね。

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