2022年・移住希望地域ランキングが発表!
国内を代表する移住相談窓口である「ふるさと回帰支援センター」では、移住検討者の動向を例年ランキング形式で公表しています。
東京の有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」には、連日たくさんの検討者が訪れます。
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、テレワークを導入する企業が増え、働き方や暮らし方が多様化したことを背景に、移住検討者は増加しています。
「ふるさと回帰支援センター」を訪れる移住相談者数は右肩上がりだそうです。
本記事では、前半に2023年2月に発表された「2022年の移住希望地域ランキング」結果と、ランキング上位都道府県の魅力について紹介します。
「おすすめの移住先が知りたい!」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
参照:2022年移住希望地域ランキング/ふるさと回帰センター
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窓口相談が多かった移住先ランキング2022
ふるさと回帰支援センターが公表したランキングは、「窓口相談者数」と「セミナー参加者数」の2部門に分けられています。窓口での相談者数が多かったのはどの都道府県だったのでしょうか。1位~3位の都道府県の魅力と、4位~10位までの都道府県を紹介します。
1位:静岡県
静岡県は、2020年から3年連続の1位。年代別に見ても、全ての年代から1位を獲得しています。
移住相談を対面とオンラインの併用で行い、移住フェアやセミナー、窓口相談会を数多く実施。
移住受け入れに対する積極的な姿勢を見せ続けたことが、この結果につながったと言えるでしょう。
静岡県の魅力についてもっと詳しく知りたいという方は、下記記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
2位:長野県
ランキング2位の長野県は、昨年の4位からランクを2つ上げました。
長野県は避暑地としても有名で、軽井沢をはじめとした別荘地のイメージが強いという方も少なくないでしょう。冬には、登山やスキーなどアウトドアアクティビティを楽しむために多くの観光客が訪れます。
恵まれた自然環境があることは、移住検討者にとって大きな魅力となっています。
さらに、周囲に8つの県が隣接していることから、東京や名古屋などの都市圏へのアクセスが良く、利便性の高さが移住地として人気が高い理由の1つです。
長野県の魅力についてもっと詳しく知りたいという方は、下記記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
3位:栃木県
ランキング3位の栃木県は、昨年9位の結果から大きくランクアップしました。窓口相談にあたり相談員を増加したことが功を奏したようです。
栃木県は首都圏からのアクセスが良く、2拠点生活の検討者からも人気があります。東京まで新幹線で1時間以内というエリアもあり、首都圏での仕事を維持しながら移住できるのも魅力なようです。
関東圏でありながら物価や家賃が安いため、ゆとりある生活が送れるという声もあります。
栃木県の魅力についてもっと詳しく知りたいという方は、下記記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
ランキング4位~9位の都道府県は?
前項では、2022年移住希望地域・窓口相談者数のランキング、1位~3位の都道府県の動向や魅力を紹介しました。ここでは、ランキングの4位~9位をみていきましょう。
- ・4位:山梨県
- ・5位:福岡県
- ・6位:広島県
- ・7位:宮城県
- ・8位:和歌山県
- ・9位:群馬県
- ・9位:神奈川県
4位以降は政令指定都市を持つ地方都市がいくつも並んでいます。
地方都市は、住み心地がある程度担保されているため、例年人気が集まるエリアです。都会と田舎の良いとこどりが出来るという理由が、移住先に選ばれる大きな理由でしょう。
はじめは利便性の高い都市に移住し、暮らしに慣れてから田舎へ移住するという二段階移住も、地方都市では実現可能です。選択肢を多く持てるのも魅力の1つかもしれません。
その他の都道府県も、例年ランキング上位になっている県が並んでいます。ランキング上位であることが知名度につながり、候補にあがりやすいということもありそうです。
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セミナー参加が多かった移住先ランキング2022
新型コロナウイルスの影響を色濃く受けた2020年以降、対面だけではなく、オンラインでのセミナーにて移住相談を実施しているそう。そのセミナーの参加者数が多かったのはどの都道府県だったのでしょうか。窓口相談者数と同様に、1位~3位の都道府県の魅力と、4位~10位までの都道府県を紹介します。
1位:広島県
2022年セミナー参加者数の1位に輝いたのは、昨年に続き広島県でした。
広島県は、窓口での相談内容や傾向を把握し、県庁担当者自ら移住希望者のニーズに即したセミナーを企画しました。年間30回以上実施したことが、セミナーへの参加者を多く集める結果につながっています。
窓口相談でも6位に入っていることからも、人気の高さがうかがえますね。新たなチャレンジを後押しする環境が整っているため、若い世代からの人気が高いようです。
美しい自然と、不便なく暮らすことができる都市機能をあわせ持った広島県。本州の暖かい地域で、不自由なく暮らしたいという方にとって、うってつけのエリアと言えるのではないでしょうか。
広島県の魅力についてもっと詳しく知りたいという方は、下記記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
2位:新潟県
2位にランクインしたのは、昨年の9位から大きくランクを上げた新潟県です。
日本海に面していることから豪雪地帯のイメージが強いかもしれませんが、平野部であれば生活に支障が出るような降雪はほぼありません。自然豊かな環境で、米どころとしても有名です。
山と海に囲まれた自然豊かな環境でありながら、中心部は利便性も高く、都市機能も十分です。特に、新幹線と高速道路で首都圏と直結していることは、強みでしょう。
都心へのアクセスの良さは、テレワークをしながら移住するために重視されるポイントです。新潟県がランクを上げたのは、転職をせずに移住を検討する人が増えている結果とも言えるかもしれません。
新潟県の魅力についてもっと詳しく知りたいという方は、下記記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
3位:愛媛県
3位にランクインしたのは、3年連続でトップ10入りしている愛媛県です。
年間を通して温暖な気候に恵まれ、自然災害も少ない愛媛県。各市で手厚い子育て支援が用意されているため、子育て世代からも人気があります。
愛媛県への移住で、子どもを持つことを考えるようになったという移住者もいるほどです。
移住の受け入れにも積極的で、住宅支援制度・就業支援制度など、さまざまな移住支援が整っています。移住支援があることは、移住先を検討するうえで重要な要素でしょう。
都心を離れ、移住先で心機一転と考える方には、魅力的な県と言えそうです。
愛媛県の魅力についてもっと詳しく知りたいという方は、下記記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
ランキング4位~10位の都道府県は?
前項では、2022年移住希望地域・セミナー参加者数のランキング、1位~3位の都道府県の動向や魅力を紹介しました。ランキング4位~10位もみていきましょう。
- ・4位:長野県
- ・5位:静岡県
- ・6位:北海道
- ・7位:高知県
- ・8位:和歌山県
- ・9位:福島県
- ・10位:富山県
4位~10位以降も、都心から離れたエリアが多くランクインしています。オンライン相談・オンラインセミナーが充実してきたことが、セミナーへの参加しやすさにつながっているのでしょう。
SNSを活用して情報発信をする自治体が増えているのも印象的です。交流イベントの開催や参加型のSNS投稿など、一方的ではない情報発信の手法が、移住検討者との距離を近くしているのではないでしょうか。
2022年の移住先ランキングの傾向は?
かつては憧れであった移住も、今や現実的なものになってきています。
移住検討者の増加は顕著で、2022年の移住相談件数は、52312件。2021年の49514件を上回り、過去最高となりました。
2021年度には、国の地方創生事業のひとつである移住支援金の支給対象に、テレワークが含まれるように。
ニーズに合わせた支援が行われていることも、移住検討者増加の要因になっているのでしょう。
ランキングも参考にしながら移住を検討しよう!
憧れの移住から現実的な移住へ。より自分らしく、さらに暮らしやすく、理想の暮らしを手に入れる手段として「移住」を検討してみてはいかがでしょうか。
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