栃木県の移住支援とは？移住前に県の魅力や取り組みを確認しておこう

栃木県ってどんなところ？

iStock.com/7maru

県土の55%を森林が占める緑豊かな栃木県。2023年7月1日時点で、人口は189万7361人です。

東部には八溝（やみぞ）山地、北部から西部にかけては日光連山の美しい山並みが望めます。平地は温暖な気候ですが、山地では気温が低くなるところもあります。

冬は乾燥した晴れの日が多く、1日の寒暖差が大きくなるのが特徴。1年を通しての気温差も大きいため、季節の移ろいが鮮やかに感じられるでしょう。

栃木県は首都圏への距離が近く、宇都宮から東京まで新幹線なら約50分で移動することができます。

栃木県の魅力をご紹介

iStock.com/JianGang Wang

台風や洪水などの自然災害が少なく、住みやすい県といわれることの多い栃木県。ここでは、栃木県の魅力をご紹介します。

地元産の新鮮な食材やグルメ

農業がさかんな栃木県には、農産物の直売所も多いです。栃木ブランドのいちごをはじめ、新鮮なフルーツにみずみずしい野菜、旬の時期には山菜などが店頭に並びます。

また、宇都宮餃子や佐野ラーメンは栃木のご当地グルメとして全国的にも有名です。特に宇都宮餃子を取り扱うお店は、宇都宮市内だけでも300軒以上あるそうです。

気軽に楽しめる地元の温泉

古くから湯どころとして知られる栃木県。1200年の歴史のある塩原温泉は、約60の宿と約150カ所以上もの源泉があります。

また、雄大な渓谷美に彩られた鬼怒川温泉は、周辺にテーマパークが多いこともあり、年間200万人以上の観光客でにぎわいます。

このように歴史のある温泉宿や日帰り温泉が県内各地にあるため、気軽に温泉を楽しむことができるでしょう。

製造業がさかん

ものづくり県と呼ばれる栃木県では、製造業がさかんです。自動車・航空・産業用などの輸送用機械、医薬・医療関連のものを製造する企業が、県内にたくさんあります。

さらなる産業を集積させるため、工場の新設および建て替えを行う企業へ補助金を交付するなど、支援も手厚いのが特徴です。

栃木県の移住支援の取り組み

iStock.com/dreamnikon

栃木県では、移住者向けにさまざまな取り組みを行っています。ここでは、栃木県の移住支援を確認しておきましょう。

栃木県移住支援事業

栃木県内における移住・定住を促進させるために、移住支援金を支給する取り組みを行っています。

東京圏から栃木県への移住で最大100万円を支給するという内容で、世帯で移住を行った場合は100万円、単身での移住を行った場合は60万円が支給されます。

この制度を利用するには、住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上（直近1年間は連続）、東京23区内に在住していた、もしくは埼玉県や千葉県などの東京圏に在住し、東京23区内に通勤していたなどの条件を満たさなければなりません。

出典：【子育て加算もあります！】栃木県に移住で単身60万円、世帯なら100万円支給！栃木県移住支援事業！/栃木県

おためし移住

栃木県への移住を検討している方向けに、県内の一部自治体で住居を探したり、移住の準備をしやすくしたりするために一定期間滞在できるおためし住宅を実施しています。

この取り組みを実施しているのは、栃木市や佐野市、鹿沼市などです。たとえば、栃木市の場合は築162年を迎える見世蔵と土蔵を活用したカフェ併設型の宿泊施設で移住体験ができます。

1泊から滞在することが可能で、1泊の場合は1000円、1カ月の場合は3万円という利用料です。なお、生活に必要な家具家電は揃っているので、用意していく必要はありません。

出典：栃木市移住体験施設

関連記事

おもてなしHR

栃木県で暮らす魅力とは？お試し移住ができる市と町を紹介！

数々の観光名所で知られる栃木県。豊かな自然に恵まれた環境でありながら首都圏へのアクセスが良いため、移住先候補として考えている人もいるでしょう。この記事では、栃木県内でお試し移住ができる市と町を紹介します。地域の特徴や、お試し移の内容を解説するので、移住計画を立てる際の参考に役立ててくださいね！

移住体験モニタリングツアー

栃木県鹿沼市では、地方移住に興味がある人を対象にかぬま移住体験モニタリングツアーを実施しています。参加人数は5名までと少なめですが、ツアー中の宿泊費やプログラム体験費はすべて無料です。

市街地を自転車で巡ったり、中山間地域をウォーキングしたりするなど、さまざまなアクティビティが用意されています。年1回のペースで開催されているので、気になる方は参加申し込みをしてみるとよいでしょう。

出典：かぬま移住体験モニタリングツアー/鹿沼市

若者定住促進住まいづくり奨励金

栃木県益子町では、町内に転入して住宅を取得した人に奨励金を支給する益子町若者定住促進住まいづくり奨励金という取り組みを行っています。

対象は、住宅を取得した時点で40歳未満であることが条件です。奨励金の額は、一律25万円。申請期間は、対象住宅の取得日から1年となっています。

出典：益子町若者定住促進住まいづくり奨励金/益子町

自然環境も都市機能も整った栃木県への移住を検討してみよう

iStock.com/krblokhin

数々の歴史ある温泉郷や適度なバランスを保っているコンパクトな都市機能など、暮らしの場として栃木県に魅力を感じる方もいるのではないでしょうか。

栃木県への移住者には東京からの人も多く、2拠点居住から始めるなどして、段階的に移住を進めた人もいるようです。

まずは土地の雰囲気をつかむためにも、各市町村で実施しているおためし移住の施設を利用してみるのもよいでしょう。

この他にも、栃木県では市町村ごとにさまざまな移住支援を行っています。気になるところがあったら、まずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。

もし、栃木県への移住を検討している方の中に、宿泊業界に興味のある方がいましたら当社サービス「おもてなしHR」にご相談ください！