面接でのNGワードとは?面接NGワードを状況別に紹介!

面接時には言ってはいけないNGワードが存在します。面接対策をしっかりと行ったにも関わらず、NGワードを使用したことで評価が落ちて不採用、という悔しい思いは味わいたくないものですよね。志望動機・自己PR・やりたい仕事・よく使われがちな口語のNGワードと、面接のNGマナーを紹介します。

目次

面接でNGワードを使えば評価が落ちる?

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書類選考を通過し、面接を受け、高印象だったにも関わらずお祈りメールが届いた、という経験をされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、面接がうまくいかず、内定が出ない、と悩まれている方もいらっしゃることでしょう。

「面接で不採用となった理由が見当たらない…」という方は、もしかすると自分では気付かぬうちにNGワードを使ってしまっていた可能性があります。

せっかく面接の準備を万全にしたのに、NGワードを用いてしまったことで面接官の評価が落ち、不採用となってしまってはやるせないですよね。

同じ過ちを繰り返さないために、面接時に使ってはいけないNGワード、NGマナーをご紹介します。

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面接NGワード:「志望動機」編

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面接には、言ってはならないNGワードがあります。「志望動機」、「自己PR」、「やりたい仕事」、「つい言ってしまう口語」の4つの状況別のうち、「志望動機」で言ってはいけない面接NGワードをご紹介します。

「御社の商品に惹かれて」「昔から〇〇が好きで」

好き、というだけでは応募者の志望動機には繋がりません。好きなことは大切な要素であることに違いはありませんが、会社都合で好きなことに携われなくなる可能性もゼロではないため、「好き」ということだけを志望動機とするのは危険です。

どうしても「好き」というワードを志望動機として使用したい場合は、「好きであることが、どう企業のプラスになるか」を盛り込んだ回答にするようにしましょう。

「人の役に立つ仕事がしたくて」

世の中の全ての職業・仕事は、人の役に立っているからこそ成り立っています。

応募した仕事のみが「人の役に立つ仕事」ともとれるこの発言は、視野が狭いと捉えられる可能性がありますので、使用は控えましょう。

「御社の将来性に惹かれて」

誰しも、将来性が無い企業よりかは、将来性のある企業に勤めたいものが、一見聞こえの良い「将来性に惹かれた」というワードを用いるのは危険です。

「自身は何もせずとも、安定した企業に乗っかれば良い」とも捉えることができ、積極性のない人物と評価されてしまう可能性があります。

「成長させてくれる企業だと感じて」

前項の「御社の将来性に惹かれて」同様に、応募者は面接官に受動的な人物であると捉えられてしまいます。

成長は促されるものではなく、自ら行うものです。学びに対する姿勢を見せることはマイナスではありませんが、「させてくれる」のような受動態を用いるのは控えましょう。

「福利厚生が充実しているため」

志望動機に繋がりません。「福利厚生が手厚い企業であれば、どの企業でも良いのか?」と捉えられてしまいます。

たとえ、志望のきっかけとなったとしても、思いは胸の内に秘め、「人を大切にする姿勢が見える企業だから」などという言葉に置き換えましょう。

「転職エージェントから紹介を受けて」

志望動機ではありません。きっかけは転職エージェントだったしても、一切興味の無い企業の面接は受けないはずです。

転職エージェントから紹介された後に、どのような部分に興味を抱き、選考を決意したのかを答えられるようにしましょう。

「将来企業(独立)したいと考えていて」

企業は、能力が高い人物を求めていると同時に、長期に渡り戦力として活躍してくれる人物を採用したいと考えています。「企業・独立したい」と面接の場で話すのは、「必要な能力を得たらすぐに辞めます」と伝えているようなものです。

ベンチャー企業、最終面接で社長や役員などに対しての回答であれば評価されることもまれにあるようですが、控えるのが無難でしょう。

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面接NGワード:「自己PR」編

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面接時、「自己PR」の場面で使ってはいけない面接NGワードをご紹介します。

「コミュニケーション力に自信があります」

面接官は、面接で応募者のコミュニケーション力を見ています。そのため、あえて自己PR時に「コミュニケーション能力が高い」ということを言う必要はありません。

コミュニケーション能力の高さは面接で判断ができますので、別の自己PRを用意するようにしましょう。

「参謀タイプです」「サブリーダータイプです」

いわゆる縁の下の力持ちタイプの方が使いたくなる自己PRワードですが、使用には注意が必要です。面接官にリーダーシップが無い、主体性が無い、と捉えられてしまう危険性があるためです。

「チームでの業務遂行が得意」、「課題発見能力が高い」などと言い換え、自身の体験談とあわせたエピソードを紹介するのがよいでしょう。

「運が良いです」

ポジティブ思考な方であれば、これまでの成果も「運が良かった」と振り返ることもあるかも知れませんが、まっすぐに「運が良い」と回答するのはNGです。

成果の裏には、努力がつきものです。自己分析をしっかりと行えば、どのような行動から成果に結びつけることができたのかを把握することができるはずです。謙遜せず、自身が成果を上げるために行った行動を振り返り、面接官に伝えましょう。

面接NGワード:「やりたい仕事」編

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面接時、「やりたい仕事は?」と面接官に問われた際、使用すべきでないNGワードをご紹介します。

「どんな仕事でもこなせる自信があります」

ポジティブな印象を与えることはできますが、根拠の無い自信を振りかざすのはNGです。誇大表現をしてしまうと、面接官にかえって「口だけ」、「上辺だけ」というマイナス評価を受けてしまいます。

「〇〇はやりたくありません」

企業は個人の素質や特性を考慮し、配属を決定しますが、必ずしも思い通りに事が運ぶとは限りません。時には気が進まない仕事を任されることもあるでしょう。

「やりたくない」と面接の場で断言をするのは、少々自分本位です。苦手な分野があれば、不得意であることとして正直に伝え、現在はこのような改善を試みているがまずは得意な分野を伸ばしたいと考えている、などと意向を示すのがよいでしょう。

「定時で帰ることができる仕事がしたいです」

面接官の指す「やりたい仕事」とは「業務内容」を指しており、「定時で帰る仕事」という回答は論点がズレているためNGです。

企業・職種によっては、繁忙期に残業が重なったり、休日出勤をしなければならないということが避けられない場面もあります。質問の回答にはなっていないうえ、仕事に対する意欲が低いというマイナス評価も重なりますので、発言は避けましょう。

面接NGワード:「つい言ってしまう口語」編

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本人は発言中全く気にも留めていないワードでも、面接官からするとNGワードだったということもあります。無意識化で使用し、癖になってしまっているという方は注意が必要です。

下記のような口語を使わないよう意識し、面接に臨みましょう。

「あっ」「えーと」「あのー」

発言に困ると、よく口にしてしまうのが「あっ」「えーと」「あのー」などの感嘆詞です。他の応募者も意識をして面接に臨んでいるため、あまりにも多発する場合には、目立ってしまいます。

言葉に詰まってしまいそうな質問が飛んだ際には、一呼吸おき、発言の前に「はい」と言葉を発してから回答するようにしましょう。

「なるほど」

日常に潜み、あまり知られていないのが「なるほど」という相槌です。目上の人物に使用するべきてはない言葉であるため、面接の場では控えましょう。

「なるほどですね」というワードも同様です。

「うんうん」

なるほど、に続く自然と出てしまいがちな相槌です。「うんうん」という相槌は幼い印象を与えることに加え、面接の場で使用するのは相応しくありません。

普段から「うん」と相槌を打ってしまっている方は「えぇ」や「はい」などと言い換えて、相槌を打つ練習をしましょう。

「絶対」「必ず」

自信があることを表現したい場面で言ってしまいがちなNGワードです。「絶対できます!」や「必ず貢献します!」など、根拠の無い発言は、面接官に良く映りません。

誤って口にしてしまった際には、「絶対成し遂げる、という気持ちを胸に行動をします」など、あくまで気持ちの推量としての表現に留めましょう。

「たくさんの」「様々な」「色々な」

「たくさん」、「様々」、「色々」などの抽象的な表現は、受け手により判断が変わるため避けるべきワードです。

面接対策を行っている他応募者は、数値を盛り込み、具体性を高めた回答しています。ビジネスでは数値が重要視されますので、他応募者の引けを取らないためにも、数値で表現できる具体的な回答を用意しておきましょう。

「ご存じないかも知れませんが」

相手を配慮し用いる枕詞ですが、面接官によっては「上からの物言いだ」と感じられてしまうこともあるでしょう。

特に異業種などへ転職する方であれば、面接の際にはできるだけ業界用語を避け、噛み砕いた表現ができるように練習を重ねておきましょう。

「〇〇(さん)と重複しますが」「〇〇(さん)と同様に」

集団面接などで良く耳にするフレーズです。他応募者の話を聞いているという姿勢を見せることはできますが、そこをアピールする必要はありません。「私も、~~」と端的に意見を述べましょう。

また、志望動機と自己PRが混同している場合にも、「自己紹介でもご紹介した通り」などという重複の枕詞を使う方がいます。

充分な面接対策を行わなかったと判断されてしまいますので、使用は避けるようにしましょう。

「〇〇っす」

男性を中心に、日常的に使用している方は注意していただきたいワードです。「まさかこんなことを口にするはずはない」と思うこのワードですが、語尾が小さく、早口であれば「〇〇っす」聞こえないこともありません。

転職での面接の場合、面接官が自分より年下ということもあるでしょう。気が緩み、砕けた会話ともなれば、「そうですね」が「そうっすね」へと変化してしまう恐れもあります。

少しの気の緩みで、評価を下げることがないよう、気を付けてくださいね。

面接NGワードと合わせて覚えておきたいNGマナー

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面接NGワードとともに、面接でのNGマナーをおさらいしておきましょう。一つでも当てはまる項目があるのであれば、NGワードを覚える前に、NGマナーを踏まえ面接練習をすることをおすすめします。

コミュニケーションが一方的

面接では、面接官とコミュニケーションを取ることが重要です。単純に情報を得ることが目的なのであれば、企業は書類を確認するだけで事が済みます。面接は会話を通し、応募者と企業のマッチングを図ることを目的とした選考なのです。

このような選考の場で、一方的なコミュニケーションを取ってしまうと、「自己中心的な人物だ」と捉えられたり、「自身の主張が無い消極的な人物だ」と捉えられてしまう可能性があります。

双方向のコミュニケーションを図ることを意識し、面接に臨みましょう。

目を見て話をしない・表情がない

面接の場はいくつになっても緊張してしまうものです。いざ本番となると緊張や不安からなかなか目が合わせられない、表情が硬くなってしまうという方もいらっしゃるでしょう。

面接の場でアイコンタクトが重要視されているのは、アイコンタクトを取るだけで、相手に好感を抱いてもらうことに繋がりやすいためです。

目や顔の表情を作ることが苦手という方は、面接はコミュニケーションであるということを念頭に置き、自然なアイコンタクト・表情ができるように練習を重ねましょう。

ただし、視線を合わせすぎると威圧的に捉えられてしまうこともありますので、目線の合わせすぎには注意してくださいね。

前職・現職にとらわれすぎている

転職活動を行っている方に気を付けていただきたいのが、前職・現職と応募企業を対比しすぎてはいないか、ということです。

面接官が最も悪印象を抱きやすいのは、前職の退職理由を質問した後に、延々と愚痴をこぼす応募者です。面接官は心理カウンセラーではありません。熱が入ると語り癖がある、という方は面接の場であることを忘れないように注意しましょう。

また、前職・現職での功績などを自信満々に語り出してしまうと、面接官は「なぜ転職しようとしているのかがわからない」、「前職・現職に未練があるのか?」と感じてしまいます。

前職・現職の話に固執してしまえば、マイナス評価に繋がりかねません。話をする際はこだわりすぎず、あくまで「応募企業に入社したらどうしたいか」という自身の意思表示をする場ということを忘れないようにしてくださいね。

福利厚生・賞与・勤務時間などの待遇面ばかりを話す

「お盆やお正月の連休は取れるか?」、「賞与実績は?」、「残業はどのぐらいか?」など、待遇面ばかりを話すのもNGマナーです。

面接官は、これまでの経験、これから行う業務を通し、応募企業にどのような影響・利益を与える人物なのかを見ています。

「待遇面ばかり気にしている応募者」と「企業の未来を見据える応募者」では、面接官はどちらの応募者を採用したいと感じるでしょうか。面接時には、自身が面接官であればどのような印象になるのかを考え、挑むようにしましょう。

質問に対して「特に何もない」と回答する

面接官は、プライベートでの人となりを見るために応募者の趣味や休日の様子を聞いたり、また意欲を見るために最後に逆質問の時間を設けることもあります。

その際に、「特に何もありません」というような回答をしてしまえば、考えが浅い人物・意欲が無い人物・準備を怠っている人物と捉えられてしまいます。

人生の大部分を占めるのが仕事です。就職・転職活動に用意周到すぎるということはありません。様々な場面を想定し、自身の魅力を伝えられるような回答を用意しておきましょう。

どんな逆質問をすれば良いのか、はたまたタブーとなるのかということが気になる方は、下記の記事も参考にしてみてくださいね。

応募者が面接官にしてはいけないタブーの質問!

面接NGワードとNGマナーを押さえ面接を成功させよう!

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面接でのNGワードやNGマナーを羅列しましたが、面接官の気持ちに立てば、NGである理由はすぐに見当がつくものばかりだったのではないでしょうか。

面接で大切なのは、自己アピールを織り交ぜつつ、面接官と言葉のキャッチボールを行うことです。自然体で話す練習を重ね、NGワード・NGマナーに気を付けつつ、自身の魅力を存分に伝えられる面接となることを願っています。

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