体力がないとキツい?肉体労働のメリット・デメリット
肉体労働といえば、工事や建築、解体などの現場作業やイベント会場の設営、引っ越し作業といった仕事ですよね。
健康であれば未経験でも応募可能であったり、オフィスワークよりも給料が高かったりする傾向にあります。そうしたことから肉体労働に興味があっても、体力がないとできない仕事なのでは?と不安に思う人も居るのではないでしょうか。
この記事では肉体労働に向いている人、向いていない人の特徴や肉体労働のメリット、デメリットについて解説します。仕事選びの参考に役立ててください。
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肉体労働に向いている人・向いていない人
かつての建設現場などでは、修行を積んだ職人さんが手仕事でやっていたような作業も今は機械でできるようになりました。そのため、肉体労働は「丈夫な体さえあれば誰でもできる仕事」と思われがちではないでしょうか。
しかし、肉体労働にもオフィスワークやサービス業と同じように、向き・不向きがあります。肉体労働に向いている人、向いていない人の特徴を見ていきましょう。
肉体労働に向いている人の特徴
【日頃から体を鍛えている人】
肉体労働はやはり体力勝負の仕事です。学生時代に運動部だった人やスポーツをやっている人、筋トレが趣味の人など、すでに筋肉が出来上がっている人なら、作業が苦にならないでしょう。
体力がない人でも仕事を続けていくうちに体が鍛えられますが、最初から強い筋肉を持っている方が働きやすいのは当然です。
もしも今、肉体労働をやってみたいけど体力がない……と悩んでいるのであれば、下準備として簡単な筋トレを始めてみてはいかがでしょうか。
【肉体労働にやりがいを感じる人】
仕事はお金を稼ぐためのものとはいえ、続けるためにはやりがいが必要です。
自分が携わった建築物が後世に残る。快適に歩ける道路を作る。社会に役立つスペースを生み出す。そうしたことに喜びを感じるのであれば、肉体労働に向いていると言えるでしょう。
【思考力・集中力・注意力がある人】
肉体労働は頭を使わない仕事、と思っている人は居ませんか?それは大きな間違いです。設計図の通りに間違いなく施行する、状況に応じて臨機応変な作業するといったことには、思考力や集中力が必要でしょう。
また、肉体労働の現場は常に危険と隣り合わせ。注意力がなければ大けがをしたり、命を落としたりする危険があります。
肉体労働に向いていない人の特徴
【体が弱い人】
肉体労働は体が丈夫な人でも危険が伴う仕事です。体力がないだけなら、仕事を頑張っているうちに鍛えられていきます。しかし、もともと体が弱い人が無理するのは良くありません。
どうしてもやってみたいのであれば、倉庫内の軽作業など、体への負担が小さく安全な仕事からチャレンジするのが良いでしょう。
【本当は肉体労働をやりたくない人】
未経験者でもOKだったり、給料が高かったりすることから、本当はやりたくないと思っていても肉体労働の仕事に就く人も居ます。そのような人は、やはり仕事のキツさにうんざりして長続きしないことがほとんどなのだそう。
しぶしぶやっても体を痛めて終わりということになりがちなので、別の仕事を探しましょう。
【反復作業が苦手な人】
肉体労働は意外に地味な作業が続くものです。最初のうちは資材の整理や運搬など、慣れてきたらひたすらに木材を切ったり鉋(かんな)をかけたりといった作業を任されることが一般的。
地道な反復作業に飽きを感じやすい人には、続かない仕事かもしれません。
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肉体労働のメリット・デメリット
向いている人、いない人の特徴がわかったところで、肉体労働に従事するメリットとデメリットを見ていきましょう。自分の体力・体質や将来の計画などと照らしあわせて読んでみてくださいね。
メリット
オフィスワークに従事する人は運動不足に陥りやすいものですが、肉体労働ではその心配はありません。毎日、全身を使って作業するため、健康的な肉体を維持できるでしょう。体をよく動かすのでご飯をおいしく食べられる、ぐっすりと眠れるといったこともメリットもあります。
また、DIYが得意になることもメリットとして挙げられます。例えば、窓ガラスのビート交換や壁紙の交換などは、専門の業者に依頼すれば数万円は掛かりますよね。そうしたことを自分でできるので、かなりの節約になるはずです。
企業によっては技能講習を受ける費用を補助してくれる制度もあります。仕事で得た技術を私生活でも役立てられるのは大きな魅力でしょう。
そして、学歴や経験を問わずに採用されやすいこともメリットです。生半可な気持ちでは続けられませんが、参入の間口は広い業種です。
デメリット
デメリットとしてまず挙げられることは、やはり肉体への負担が大きいという点です。防塵マスクや厚手の作業着といった重装備で体を動かし続けるのは、並大抵のことではありません。
天候や気温によって負担が増大したり、シンナーや油のにおいで気分が悪くなったりすることも考えられます。
また、体力がある人や体が丈夫な人であっても、足腰を痛めたり、けがをしたりするリスクが常に伴います。危険度が高い職業は、保険の加入が難しい、保険料が高くなるといったことがあるので、万が一の備えを万全に整えなければなりません。
そして、肉体労働は若いうちしかできない仕事。30代、40代と年齢を重ねるごとに体がキツくなり、他の仕事で使えるスキルがつきにくいため転職も厳しいと言われています。
体が動かなくなる前に、現場監督になったり独立して経営者になったりするなど、体の負担を軽減して続ける道を探しましょう。
働きながら体力を付けたい人には宿泊業もおすすめ
肉体労働をやってみたいけれど、いきなり工事現場や建築現場で働くのは不安……という人は、ホテルや旅館の仕事を経験してみてはいかがでしょうか。
配膳・下膳や客室清掃などは、なかなかの運動量になる仕事です。自分の体力や丈夫さを見極めることや、徐々に体を鍛えていくことに役立つはず。
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