人材紹介サービスを使って仕事を探すためには、利用登録が必要です。入力項目が多く、難しそうと不安に思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、人材紹介サービスの登録はパターンが決まっており、それを把握していれば登録時に戸惑うことはないはず。登録時に必要な情報や、注意すべきポイントをまとめました。
人材紹介サービスを利用するには登録が必要
人材紹介サービスは、就職や転職活動を効率的に進めたい方にとって、心強いサポートになります。自分に合った職場を見つけやすくなる点が、大きなメリットです。
ただし、こうしたサービスを利用するには、まずは登録が必要です。初めて登録する方の中には、「手続きが難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、基本的な流れを理解しておけば安心して進めることができます。
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人材紹介サービスへの登録から応募までの流れ
世の中には数多くの人材紹介サービスがあります。新卒予定者向けのものから、キャリア採用・スカウト型のものまでさまざまですが、登録から流れはどこもだいたい同じです。基本的な流れを見ていきましょう。
登録フォームの入力
現代の人材紹介サービスは、インターネットからの登録が一般的です。
人材紹介サービスのホームページに登録フォームがあるはずなので、アクセスして項目を埋めていきましょう。
多くの場合、以下の項目が用意されています。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 学歴
- 職務経歴
- 保有資格・免許
- 現職の職種(役職・年収・雇用形態)
- 希望する職種(役職・年収・雇用形態)
- 家族構成(扶養家族や配偶者の有無)
- 連絡がつきやすい曜日や時間帯
登録フォームにアクセスしたあと、すぐに各項目の入力へ進む形式と、氏名やメールアドレスなどを簡単に入力したあとに、メールで本登録用のURLが送られてくる形式の2つがあります。
どちらの場合も、画面の案内に従って入力を進めれば問題ありません。
人材紹介サービスからの連絡が来る
人材紹介サービスへの登録が完了すると、数日以内に担当者からメールや電話で連絡が入ります。
連絡では、あいさつに加えて、登録内容の確認や希望条件に関する簡単なヒアリングが行われるのが一般的です。
スムーズに対応できるよう、あらかじめ伝えたいことを整理しておくと安心です。
人材紹介サービスの担当者と話す
初回の連絡で概要が共有されたあとは、担当者との面談日程を調整します。以前は人材紹介サービスの事業所に出向いて対面で面談を行うことが一般的でしたが、近年ではオンライン面談を取り入れるサービスも増えています。
そのため、事業所が遠方にある場合や、日中に時間が取りづらい方でも、オンラインで対応できるため利用しやすくなっているようです。
また、民間の人材紹介サービスの中には、平日・土日祝を問わず夜21時ごろまで相談を受け付けているところもあり、在職中でも無理なく利用することができます。
面談では、登録フォームに入力した内容をもとに、希望する働き方や条件について詳しく確認されます。その場で求人の提案を受けることもあれば、希望に合う求人が見つかり次第、後日改めて案内されるケースもあります。
今後のミスマッチを防ぐためにも、担当者としっかり情報をすり合わせておくことが大切です。
企業への応募
応募する企業が決まったら、いよいよエントリーの手続きに進みます。人材紹介サービスでは、応募書類の添削や面接対策をサポートしてもらえることが多いため、万全の準備を整えておきましょう。
企業によっては、人材紹介サービス経由での応募に限り、書類選考を省略して面接のみで選考を行う場合もあります。これは、サービス側が事前に応募者の適性を確認しているため、一定の信頼をもって面接に進める仕組みです。
このように、書類選考なしで面接へ進める求人が紹介された場合は、自信を持って臨むことが大切です。
なお、選考結果は人材紹介サービスの担当者から通知されます。個人応募にありがちな、連絡がないまま不採用となるケースは少なく、安心して選考の結果を待つことができます。
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人材紹介サービスへの登録をスムーズにするには?
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人材紹介サービスの登録は、特別に難しい作業ではありません。
ただし、入力項目が多いため、パソコンやスマートフォンの操作に慣れていない方にとっては、やや手間に感じる場面もあるでしょう。
ここでは、登録をよりスムーズに進めるためのコツを紹介します。
入力項目はメモアプリなどにまとめる
人材紹介サービスの登録時に求められる入力項目は、どのサービスでも大きな違いはありません。そのため、事前に必要な項目をまとめておくことで、登録作業をスムーズに進めることができます。
おすすめの方法は、入力内容をあらかじめメモアプリなどに保存しておくことです。こうしておけば、複数の人材紹介サービスに登録する際も、2社目以降はコピー&ペーストで手間を省くことができます。
ブラウザーの対応を確認しておく
「ブラウザー」とは、インターネット上のページを閲覧するためのソフトを指します。
人材紹介サービスの登録フォームは、使用しているブラウザーによっては正常に動作しない場合があるため、注意が必要です。
また、広告ブロック機能を有効にしていると、フォームの一部が広告と認識され、正しく表示されないケースもあります。
画面が途中で止まったり、登録ボタンが押せなくなったりすることもあるため、事前の確認が重要です。
入力作業を始める前に、利用するサイトの推奨ブラウザーを確認し、必要に応じて広告ブロック機能を無効にするなど、環境を整えておきましょう。
メールアドレスの入力と設定に注意する
人材紹介サービスに登録する際は、すべての項目を正確に入力する必要があります。中でも特に注意したいのが、メールアドレスの入力です。
メールアドレスが間違っていると、本登録の案内や担当者からの連絡が届かなくなり、手続きが進まなくなってしまいます。正しく入力したつもりでも、受信設定によってはメールが届かない場合があるため注意が必要です。
たとえば、ドメイン指定受信の設定をしていたり、迷惑メールフォルダーに自動で振り分けられていたりするケースも考えられます。
確実にメールを受け取れるよう、事前に受信設定を確認しておくことをおすすめします。
登録後は担当者とのやり取りも丁寧に
登録が完了し、人材紹介サービスの担当者とやり取りを始める段階になったら、礼儀正しく丁寧な対応を心がけましょう。
担当者は、求職者の雰囲気や受け答えの印象を見ており、その内容が応募先企業に伝えられる場合もあります。
面接官ではないからといって気を緩めるのではなく、社会人としての基本的なマナーを意識して接することが大切です。
希望する就職・転職に合った人材紹介サービスを選ぼう
どのような企業に就職したいのか、どのような転職を目指すのかによって、適切な人材紹介サービスは異なります。自分の希望や目標に合ったサービスを選ぶことが重要です。
すでに目指す業界が決まっている場合は、業界に特化した人材紹介サービスを利用すると、より専門的なサポートを受けることができます。
「おもてなしHR」は、宿泊業界に特化した人材紹介サービスです。ホテルや旅館への就職・転職を検討している方に向けて、業界に精通したキャリアアドバイザーがサポートを行っていますので、この機会にぜひご利用ください。
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