宿泊業界専門の就職・転職支援サービス「おもてなしHR」の転職フェアに参画いただいた宿泊施設様の声を紹介します。今回は、「ホテルニューアワジグループ」総務部・人材開発室の前田様にお話を伺いました。
ホテルニューアワジグループについて
淡路島を中心に近畿・中四国エリアにグループホテルを展開。
ホテル・旅館の事業を通して、地方創生を果たすことを一つのミッションに掲げており、地産地消や経営難ホテルのリブランディングなどの様々な取り組みを通して地域活性化に寄与しています。
おもてなしHRでは求人広告・転職フェアをご利用いただいています。
おもてなしHRのフェアに参画した経緯について
まず弊社として求職者の方に求める人物像は多様性です。これまでも色々な個性の方とともに、一つのチームを作り上げてきました。
そのため、より多くの方々に会うことを目的に以前から大手総合媒体の転職フェアや合同説明会にも参加をしておりました。
おもてなしHRでは、この多様性の中でも”ホテルや旅館で仕事をする方”をターゲットにしており、フェアにも参画することになりました。
これまでに中途・新卒含め様々なイベントに出展をしてきましたが、多くの求職者の方は自分が志望する職種について定まっていない・絞っていない傾向にあります。
一方でおもてなしHRは、接客やホテル業界で転職をすると決めている方が多く、我々のサービスとの高い親和性があると感じました。私は実際にフェアに参加して求職者の方に向けてお話しすることや、じっくり会話することが多いのですが、反応をみると志望度の高さが伺えます。
そのため、総合媒体では広く求職者の方と接点を持つことを目的に、おもてなしHRでは親和性の高い方々と接点を持つことを目的にしてそれぞれ参加をしています。
おもてなしHRのフェアならではのメリットとは?
求人広告やインターネットでの募集との採用戦略に違いはありますか?
求職者の方が求人広告やインターネットで募集要項を見る際には、まず条件面のマッチ・アンマッチを見る方が多いように感じます。だからこそ、”良い面”を際立たせた内容を作成する必要があります。
しかし、フェアでは求職者の方に向けて、自分の言葉で私たちの熱量を伝えることができるのが大きな強みだと感じています。
例えば、ホテルニューアワジグループではすべてのホテル・旅館で、お客様の車が見えなくなるまでお見送りをしています。
このように、お客様への思いがどのようにサービスに現れているか、お客様に対してどういった思い出を提供したいのか、私たちが大事にしている地域の繋がりとは具体的にどういうものか…といった思いを伝えることで、理念に共感いただけた方から反響を獲得することができるんです。
現職・前職から条件をあげたいという方はもちろん多いですが、ホテル・旅館の仕事における理想とする思いを持っている方も多いです。その点がお互いに合致すれば、地方の施設であっても採用に繋がっていますね。
求職者の方と直接コミュニケーションをとる重要性
求職者にアプローチする上で心がけていることはありますか?
先ほどお伝えしたように、直接熱意をお伝えして理念に共感いただく方を見つけることも大切ですが、一方的に会社のことを話すのではなく、求職者の方と1対1や少人数で会話することが重要だと考えます。大規模な合同説明会のなかには20分ずつ説明の時間が設けられて、どんどん回さなければいけないものもありますが、おもてなしHRは1日あたり100名前後の来場者に対して密にコミュニケーションをとることが可能です。
一人ひとり転職時期や転職に至るバックボーンも異なりますので、その方々に対して柔軟に弊社ができることを提案しています。
また、フェアではその場で書類をもらって選考に進めることもできるのですが、私たちはまず施設見学のご案内をしています。現場でリアルな働き方、バックヤード、大変な面もご覧いただき、その上で選考に進んでくださる方と面接を実施しています。
事前に深くコミュニケーションが取れているからこそ、実際に選考に進んでくださる方、採用に繋がる方の割合は高い傾向にありますね。
競合他社との差別化や地方都市の施設における採用で難点は?
ホテルニューアワジという知名度こそ高いものの、各施設のコンセプトや施設名が様々なこともあり、香川県や四国のど真ん中に位置するホテルが弊社のグループであることをご存知の方はほとんどいないと考えています。
また、特に大阪に出展した際は外資系のホテルや沖縄県のリゾートホテルもいらっしゃったので、はじめは「淡路島の田舎の旅館を選んで来てくれるのか…」と心配になったこともありました。(笑)
ただ、実際にはブースに反響もあり直接お話をするなかで、都心部で働いてきた方が変化や改善を求めて、地方都市のホテル・旅館にも関心を持ってくださることに気が付きました。弊社が運営する施設は8割以上がいわゆる地方都市にあります。しかしながら、ライフスタイルや働きやすさ、働きがいにマッチすれば、地方の小さな旅館でも採用可能性が多いにあると実感できたんです。
採用の成果と成功のカギを教えてください。
直近の成果でいうと、大体1日のイベント20名前後の方とお話をしており、その中から施設見学に来てくれる方は5名ほど。その後3名が選考に進んでくださり、2名の採用に繋がっています。理念への共感と選考前に現場を見ていただけているからこそ離脱は少なく、ほかの選考フローと比較しても選考から採用に繋がる割合は高いです。
皆さんの志望理由を聞くと、私たちが一貫している地方創生への取り組みに共感してくださった方が多いです。地産地消・温泉の熱を利用した再生可能エネルギー・フードロス削減など、ブランディングのような取り組みではなく一貫したプロジェクトを行なうことで、地域や観光を盛り上げ新たな雇用を生むことにも繋がります。
いずれも求人広告などの文面で伝えきるには難しい部分ですが、対話の中では伝えることが可能です。地元を盛り上げたいと考える方にリーチすることもでき、結果的に地方旅館における採用成功に至ったと考えます。
フェア出展をおすすめしたい企業・施設について
自分たちの思いをしっかり伝えられるホテル・旅館・民宿は、小さい施設でも勝負できるのがフェアだと思います。大手企業、外資系ホテルなどが並んでいたとしても、差別化できる強みをきちんと伝えることができる施設であれば、迷うことなく出展することをおすすめしたいです。
また、総合媒体などと比較するとフェアの参加費用はそこまで高くありません。自社の思いが共感を得られるのか、試す場として利用するのも良いかと思います。強みや魅力は施設によって異なりますが、反響をもとに求職者の方が求めることを理解し、そこに対して提案できる引き出しを用意することが採用成功に必要だと考えているからです。
また、おもてなしHRは運営スタッフの方がブースに入ることを悩む求職者の方の背中を押す役割を果たしてくれています。求職者の方との接点を持つアシストがありますので、担当者の方が一人ひとりの来場者に向き合う誠意をお見せすることが大切ではないでしょうか。