転職活動の自己分析には、的を得た質問を自分自身に投げかけることが大切です。質問内容が外れていると自己分析が甘くなり、自分に合った企業への転職が難しくなってしまいます。この記事では自己分析を行う際に役立つ質問を5つ紹介いたしますので、転職活動を成功させるために自分を深掘りしていきましょう。
自己分析は質問形式で考えるのがベスト?
自己分析とは自分自身を正しく、そして深く理解することです。転職活動に必要な項目に沿って自己分析を行うと、「自分がどのようなことを大切にしているのか」「自分にはどのような強みや特徴があるのか」を明確に把握することができます。
自己分析にはさまざまな方法があります。しかし、1番シンプルで効率的なのは質問形式で自己分析を行う方法と言っても良いでしょう。
特に「自己分析に慣れていない」「自己分析が甘かったことで企業選びに失敗した」という方にはピッタリかもしれません。
自己分析を徹底すれば転職活動がスムーズに進むので、自分に合った自己分析のやり方を考える事も大切ですよ。
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自己分析に役立つ5つの質問
転職活動における自己分析は、「最近あったこと」を中心に深掘りすると良いでしょう。
もちろん過去を振り返ることも大切ですが、自分の本質を理解するために現在にフォーカスすることも同じくらい重要なのです。
過去の振り返りが終わったら、これから紹介する「最近あったこと」についての5つの質問を自分に投げかけてみてくださいね。
最も印象的だった出来事は?
最近のなかで1番印象的だったことを深掘りする理由は、今の自分自身の価値観を知ることができるからです。
「1番衝撃を受けたこと」のほか、「嬉しいこと」「楽しいこと」「悲しいこと」でも構いません。印象に残った事柄が見つかったら、特にどのような点が印象的だったのかを細かく深掘りしましょう。
1番嬉しかったことは?
この質問では自分が人生の中で「何を大切にしているのか」「何に対して価値を見出しているのか」を知ることができます。
たとえば「親孝行できた」という回答であれば、人の役に立つことがその人にとっての喜びである可能性があります。
ただし、同じ回答だったとしても何をどう喜びに感じるのかは人それぞれです。自己分析を行うにはより細部を把握できるまで「なぜ」を繰り返すようにしてください。
1番悲しかったことは?
最近で1番嬉しかったことを考えたら、次は1番悲しかったことを深掘りしてみましょう。
悲しかったことを深掘りすると、自分自身にとって「嫌なこと」「向いていないこと」「やりたくないこと」「避けたいこと」を判断できます。
さらに、結果の見方によっては自分の脆さや短所を発見できることもあります。悲しかったことも目を背けず、自分自身をよく理解するためにもネガティブな面もとことん掘り下げていきましょう。
やり遂げるのに1番苦労したことは?
「苦労したこと」は、自分自身が問題解決に対してどのような価値観を持っているのかを見つけられます。
この質問で自己分析するポイントは、「何をやり遂げるのに苦労したか」だけでなく、「やり遂げるためにどのような努力をしたのか」までを考えることです。
ある問題に対してどのように立ち向かうのかは、転職活動においても採用担当者から重視されるポイントなので、自己分析で自分自身の問題解決能力の高さなども理解しておきましょう。
苦労した出来事を考える場合、最後までやり遂げ何かしら成功したエピソードを取り上げると転職活動ではより役立つかもしれません。
時間を使って1番打ち込んだことは?
この質問を自己分析に使う理由は、自分の好きなものを把握するためです。
熱中しているものが分かっている方は良いのですが、なかには熱中しているものがなく「何をしたいのか分からない」という方もいます。
しかし、「何に時間をかけたのか」を軸に自問自答を行うと好きなことが浮かび上がり、そのままやりたい仕事につながるケースがあります。
好きなことや、やりたいことが見えれば、仕事や働き方の選択肢が自然と増えていきます。せっかく転職をするのであれば、自分が熱中しているものが活かされる仕事を選びましょう。
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自己分析を行うときのポイント
自己分析に役立つ質問を5つ紹介しましたが、より精度の高い自己分析を行うにはポイントを押さえながら進める必要があります。
自己分析を行うときに気を付けたいポイントを解説いたしますので、自己分析をスムーズに進めましょう。
客観的な視点を持つ
自己分析は自分で行うので、主観的になりやすくなります。客観的な視点がなくなってしまうと、自分の新たに分かる一面を見逃すリスクが高くなるのです。
自己分析の客観視は自分の長所・短所だけでなく、今までは見過ごしていた想いや価値観を知るヒントになりますよ。
できるだけ深掘りする
自己分析を行うときに重要なのは、1つの質問から自分の本質を浮かび上がらせることです。
根本的な価値観まで自分自身を理解するために、1つの質問に対して最低5回は「なぜ」を問いかけると望んでいた回答が得られやすくなります。
将来像を見据える
自己分析を行った結果は、自分の強みや弱みの発見につながります。自己分析が終わったあとは、強みや弱みを踏まえたうえで「どのように仕事に活かすか」などを基準に将来の自分像を見据えることが大切です。
転職活動で避けたいのは、漠然とした自己分析のもと「興味があるから」という理由で求人に応募することです。
自分の中で将来像を明確にイメージできていると、面接でも採用担当者にイメージや想いが伝わりやすくなるので転職成功のグンと上がりますよ。
質問型の自己分析は自問自答を繰り返すことが大事!
質問形式の自己分析をするときは、自問自答を繰り返すことが何よりも重要です。的を得た質問を自分に投げかけることも大切ですが、1つの質問を掘り下げる努力も怠ってはいけません。
転職活動の成功には徹底した自己分析が不可欠です。自己分析をしている間はとても苦しいかもしれませんが、乗り越えればかなりラクに転職活動を進めることができます。
自己分析をはじめ、転職活動でのお悩みがあれば転職エージェントの力を借りるのもおすすめです。
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