扶養内でダブルワークをする。メリットとデメリット、注意点を確認しよう!

2018年に成立した働き方改革関連法をうけて、ダブルワーク・副業に対する意識や考え方に変化が出ています。これまでダブルワークを禁止していた企業も、就業規則を緩和するなどで、従業員の自由な働き方を後押しするようになりました。この傾向は、扶養内で働く人にとっても影響があるもので、年間所得制限の範囲内でダブルワーク・副業を始める主婦も増えているようです。扶養内でのダブルワークのメリット・デメリット、注意点についてご紹介します。

目次

    扶養内でダブルワーク

    iStock/Yusuke-Ide

     

    扶養内で働く場合にもっとも注意が必要なことは、年収を一定の金額の範囲内に納める必要があるということです。より多くの給与を確保したい、またはライフスタイルに合わせた働き方がしたいなど、ダブルワークを選択する理由はさまざまです。扶養内でダブルワークをする場合はどのような働き方が選ばれやすいのか、ご紹介します。

    ダブルワークをするなら?

    ダブルワークの例として、日中の勤務と夜の勤務の2つを掛け持ちするというようなことは、比較的多いようです。

     

    子育て中で、子どもの帰宅時間に合わせて家にいるようにしたいという場合には、日中と夜のそれぞれの勤務を短時間にすることで、十分な空き時間を確保することができます。子どもが幼稚園や小学校に通っている間と、家族や配偶者が在宅している深夜、そのような分け方で働く人も少なくありません。

     

    また、趣味を仕事にしたいけれど十分な収入を確保するには至らないというような場合でも、一定の収入を確保する目的でダブルワークをすることがあります。

     

    扶養内でダブルワークをするということは、時間と収入のどちらも、生活に合わせて効率良く確保するための選択とも言えるかもしれません。

    ダブルワークで注意が必要なことは?

    iStock/kudou

     

    いざダブルワークを始めようと思ったら、確認が必要な注意点があります。確認せずにスタートさせてしまうと、思わぬトラブルを招く危険もあります。必ず確認したい2点についてご紹介します。

    ダブルワークが可能かどうかの確認

     

    まず一番にしなければならないことは、勤務先がダブルワークを許可しているかどうかの確認です。いずれの仕事も企業に属するのであれば、それぞれの企業に確認することが必要です。

     

    2018年の働き方改革を受けて、ダブルワーク・副業を解禁する企業も増えています。とはいえ、情報漏洩の理数や、本業への影響が懸念されることを理由に、ダブルワーク・副業を禁止している企業もあるため、勤務先への確認は必ず必要です。

     

    一方の勤務先が禁止しているのにも関わらずダブルワーク・副業を始めると、就業規則に背くことになってしまいます。企業の中には「会社の資産を毀損することがない場合」のみダブルワーク・副業を認める例もあります。同業他社で勤務することを希望するのあれば、誤解の無いようにする必要がありそうです。もしくは、ダブルワークの勤務先は異業種にするとスムーズでしょう。

     

    アルバイトの求人の中には、ダブルワークOKと記載されているものもあります。いずれダブルワークをしたい、またはすでにどこかに務めている場合には、事前のチェックも忘れてはいけません。

    確定申告

    ダブルワーク・副業をする場合には、2カ所以上からの給与を受け取ることになります。

    どちらも給与所得であることから、両方を合算した金額から住民税・所得税が計算されます。

     

    合計額によっては、追加で所得税を支払う必要もでてきます。万が一申告が漏れると、脱税になっていまいますので、十分な注意が必要です。

    扶養内でダブルワークをすることのメリット・デメリット

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    1つの勤務先・勤務形態に絞らないことで、どのようなことがメリット・デメリットとして挙げられるのでしょう。扶養内でダブルワーク・副業をする場合についてご紹介します。

    メリット

    ダブルワークをするということで、2種類以上の仕事に携わるということ。ずっと同じ仕事では飽きてしまう、やりたいこと・興味のあることが複数ある。そのような場合には、環境と気持ちの切り替えができることで、楽しく働くことができるでしょう。

     

    1つは外で働き、もう1つは在宅勤務にする、または、朝と夜の時間帯で分けるなどすることで、日中に自分の時間を確保することができたり、休みの取り方をコントロールしやすいということもあります。

    デメリット

    複数の仕事をするということは、覚えるべきことも多いということです。もし、同時期にダブルワークをスタートするようなことがあれば、最初のうちは苦労するかもしれません。

     

    また、勤務時間や勤務地が異なる分、スケジュールの自己管理は必須です。2カ所から給与が発生することで、確定申告の必要性もでてきますし、時間・お金のコントロールは重要です。

    ダブルワークで時間と給与を上手にコントロールしよう!

    iStock/Tatomm

     

    扶養内でダブルワークをする場合、時間とお金の管理を徹底することは必須です。

     

    シフト制の場合は、勤務日や勤務開始時間を間違いなく把握する必要がありますし、年間所得の範囲内に収まるように給与の管理も重要です。基本的には、自分自身で行わなければなりませんので、1カ所で勤務する場合と比較すれば少々煩雑になるかもしれません。

     

    その一方で、複数の働き方を組み合わせることで体力面に配慮したり、短期アルバイトを活用することでダブルワークをする時期を限定したり、工夫次第では生活に支障がでることもなく、有意義に働くことができます。

     

    実際にダブルワークをしている人の中には、視野が広まった・交友関係が広まったというような点でメリットを感じることもあるようです。時間と給与をコントロールして、自分に合った働き方を選択すると良いでしょう。

     

    扶養内で働く?扶養を外れたらどうなる?扶養にまつわる情報を総まとめ

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