利益や評価によって支給される決算賞与・業績連動型賞与

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「ボーナス・賞与」と聞いて思い浮かべるのは、夏・冬に支給されるボーナス・賞与ですよね。支給金額については「給料1.5カ月分」「給料2カ月分」など、毎月の給料が基準となることが多いのではないでしょうか。

しかし、ボーナス・賞与の種類はそれだけではなく「決算賞与」と呼ばれるものや「業績連動型賞与」と呼ばれるものもあります。一般的なボーナス・賞与とどのように違うのかを見ていきましょう。

決算賞与とは

「決算賞与」とは名前の通り、決算の後に支給されることがあるボーナス・賞与です。決算時に出た利益によって支給されるボーナス・賞与であるため、毎年必ずもらえるものではありません。

企業によって決算賞与の呼び方はさまざまですが「臨時ボーナス」や「特別賞与」といった名称がポピュラーです。

社員に利益を還元し、モチベーションを高めることも狙いのひとつですが、企業の内部保留を減らして節税する目的もあって、決算賞与を支給する企業が多いのではないでしょうか。

企業にも従業員にもメリットのある決算賞与ですが、支給されるかどうかは業績や景気によります。また、支給額も経営陣のさじ加減。

支給されて喜んだものの、次の決算の後に支給がない・金額が大幅にダウンとなるとモチベーションが下がる原因となるかもしれません。

決算賞与は夏・冬のボーナス以上に不安定なのです。過度な期待をせずに「出たらいいな」くらいに捉えておくのが良いでしょう。

業績連動型賞与とは

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一般的にイメージされるボーナス・賞与は「給料連動型」です。給料連動型の賞与は「基本給×〇カ月分」という計算で支給額が決定されます。「うちの会社はボーナス・賞与2カ月分」といった表現をよく耳にしますよね。

一方、「業績連動型賞与」は、基本給ではなく企業の業績や個人に対する評価などによって、支給額を算出するボーナス・賞与です。

ベテランで基本給が高いからといって、パッとした成果を上げられなかった社員に高いボーナス・賞与が支給される、好成績を残したのに基本給が低い新人だからという理由であまりボーナス・賞与が出ない。

このような不公平がなく、支給額が実力で決まるという点がメリットでしょう。また、企業にとっても、あまり活躍していない社員に、多額のボーナス・賞与を支給する無駄が省けるのは良いことです。

しかし、給料連動型と違って「今回のボーナス・賞与はだいたいこれくらいかな？」という予測が難しく、年収が不安定になりがちといったデメリットもあります。

勤務先のボーナス・賞与が業績連動型賞与であれば、ボーナス・賞与に頼ったやりくり計画は禁物です。それをふまえた上で、少しでも多く支給されるように努力しましょう！

転職・就職先を選ぶ際はボーナス・賞与をよく確認しよう

企業に勤める上で重要なことは、ボーナス・賞与がすべてではありません。しかし、入社後に公開しないためには、ボーナス・賞与に関する制度をよく調べましょう。

夏・冬のボーナス・賞与のほか、決算賞与が支給される可能性はあるのか、支払い実績はあるのかを確認してください。業績連動型賞与なのか給料連動型賞与なのかも要チェックです。

とはいえ、採用担当者にボーナス・賞与に関する質問をするのは気が引けますよね。そこでおすすめしたいのが、転職エージェントの活用です。

転職エージェントの役割は、企業と求職者をつなぐこと。「入社前に確認したい、でも聞きにくい」といった疑問や不安は、転職エージェントを通して質問すると良いでしょう。

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