ホテルの看板は集客に重要!
看板の役目は、施設やサービスの存在を周知し、お客様を誘導することです。
ホテル業界においても、看板によるRPは盛んに行われています。所在地や道順を示した看板や、ホテルのイメージを伝える写真やシンボルマークをデザインした看板が、街中や道沿いに掲げられていますよね。
また、ホテルの中にもレストランやバーなどの、サービスをアピールするための看板が設置されています。
効果的な看板を掲げることで、ホテルの知名度が上がり集客アップが期待できます。そのためには、看板の形状や設置場所、デザインをよく吟味することが重要。
ホテルの看板を作成する際に、押さえておきたいポイントや流れを解説します!
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看板の種類はこんなに豊富!
ひと口に看板といっても、こんなにたくさんの種類があります。適切に看板の種類を選ぶためにも、まずは代表的な看板の特徴を把握しましょう。
塔屋看板
塔屋看板は、建物の屋上部分に設置する看板です。
デパートや本社ビルといった建物の屋上に、店名や企業名、シンボルマークなどを掲げることが一般的。遠くからでもよく見えるため、地域の人に名前と場所を覚えてもらえるでしょう。
壁面看板
建物の外壁に設置する看板を壁面看板と呼びます。お客様用の出入口や、建物側面の広いスペースに掲げることが一般的。
店名・企業名の他に電話番号やキャッチコピー、サービス内容などを盛り込んだデザインが多く見受けられます。
ポール看板
ガソリンスタンドやコンビニエンスストアで広く使われているのが、ポール看板です。一本脚のポール上部に、店舗・企業のシンボルマークや入口の案内をデザインした看板を取り付け、夜間は内部のライトで光らせるものもあります。
離れた場所からでも見つけやすく、ドライバーをターゲットにしたビジネスに適切でしょう。
袖看板・突き出し看板
袖看板・突き出し看板は、建物から突き出した形で設置する長方形の看板です。1枚まるごと利用することも、スペースを区切ってデザインすることもできるので、用途に応じて様々な使い方ができるでしょう。
大きなものは、ビルのテナントを案内するための看板の使用頻度が高いです。また、1社単独での使用に適した小ぶりな袖看板・突き出し看板もあります。
懸垂幕
懸垂幕は、縦長の布に伝えたいメッセージなどをデザインし、建物の上部から垂らす形で設置します。
取外しが比較的簡単にできるため、季節やイベントに応じたPRに適しています。デパートのバーゲンセールや、ホテルのブライダルキャンペーンが開催されている期間に、よく目にするのではないでしょうか。
野立て看板
野立て看板は、新幹線が通る田んぼの真ん中や交通量が多い道路沿いに設置されることが多い看板です。
道路沿いに設置する場合は「この先何キロ」「ふたつ目の信号左」といった道案内をデザインすることで、ドライバーを誘導する効果が期待できます。
田んぼに設置する野立て看板は一見、宣伝効果が薄いように思えるのではないでしょうか。しかし、新幹線に乗って車窓を眺めている人の目には、鮮やかに飛び込みます。
また「田んぼの真ん中に巨大看板」という独特な雰囲気から、ディープなファンがいることも無視できません。SNSなどでシェアされて、企業の知名度が大きくアップした事例もあるのです。
スタンド看板
持ち運びができるスタンド看板は、どこでも好きな場所を選んで設置できることが特長です。
照明付きのもの、自由に書き込める黒板タイプ、傾斜のある台が付いたメニュー看板、ボードを立てかけるイーゼルなど種類も豊富で、TPOに応じたさまざまな使い道があります。
デジタルサイネージ
デジタルサイネージは、駅の構内や施設内に設置されます。縦長の大きな液晶画面に映像を映し出すという看板で、デザインを自由に入れ替えられることが特徴です。
ホテルにおいては館内の設備案内や、レストランのメニュー案内に使われることが多いでしょう。
デジタルサイネージの詳細については、以下の記事をご参照ください。
ホテルでデジタルサイネージの導入事例とメリット・デメリットとは?
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
ホテルの看板のデザインはどうやって決める?
実際にホテルの看板を作成する時は、どのようなステップを踏むのでしょうか。一般的な流れを見ていきましょう。
1.設置する看板の役割を決める
まず最初に、設置する看板の役割を決定します。サービス内容の紹介なのか、道案内なのか。それともホテルの名前を広めたいのか。
それによって適切な設置場所や看板の大きさ、デザインが左右されます。目的を明確にすることが、効果的な看板作成の第一歩といえるでしょう。
2.設置場所を決める
次に、看板の設置場所を決めます。予算や視認距離を把握し、どの程度の宣伝効果が見込めるかを多角的に検討しましょう。ホテルの場合は遠方から車で来る人に向けた道路沿いや、頻繁に旅行をする人に向けた新幹線沿いの野立て看板が効果的ではないでしょうか。
また、近隣の建物や看板、街路樹などの色合いチェックすることも忘れずに。看板を目立たせるためには色遣いが極めて重要なのです。ただし、街の条例などで看板の色・大きさに制限が設けられている場合もあるので注意しましょう。
3.デザインや文字の大きさを決める
看板の目的や設置場所が明確になったら、いよいよデザインや文字の大きさなどを決めていく段階に入ります。
ホテルのイメージに合わせたテンプレートを使用する、1からデザイナーに依頼するなど、デザインの決め方はさまざま。人目を引き、読みやすく何を伝えたいのかはっきり分かるデザインにすることが看板広告の基本です。
効果的なデザインの看板でホテルをアピールしよう
看板は、一度設置すれば24時間お客様に施設やサービスを訴求してくれます。目立つ看板が待ち合わせ場所として親しまれたり、ユニークな看板が話題になることもしばしばあります。
看板は、企業の魅力を強くアピールできる宣伝方法なのです。たかが看板、などとあなどらずに、宣伝効果を最大限高められるように設置しましょう!