グランピングとは? なぜ人気を集めているのか
グランピングは「グラマラス(=魅力的な)」と「キャンプ」を合わせた造語です。
これまではキャンプと聞くと、自分たちだけで道具を用意したり、それほど設備が整っていない環境で過ごさなければならなかったり、気軽に楽しめないイメージが先行していたかもしれません。
また、キャンプではアウトドアの知識が必要であることも、アウトドア初心者にはハードルが高く感じる理由の一つになっていたそうです。
しかしグランピングでは、テントの設営から食事の準備や後片付けに至るまで、基本的に施設のスタッフが担当します。
宿泊スタイルは「テント型」「トレーラー型」「コテージ型」があり、冷暖房が完備されているなど豪華で快適な環境が用意されているのです。
施設が豪華な分、料金相場は高くなっていますが、キャンプ用品一式を揃えずに済むので、継続的に道具を使う予定のない方は十分な設備が整っているグランピングがおすすめです。
アウトドアならではの不便さを楽しみたい方はキャンプを好むようですが、もっと手軽にアウトドアを楽しみたい方のなかではグランピングに人気が集中しているのかもしれません。
グランピングの料金相場はいくら? 低予算でおさめる方法を紹介
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季節ごとのグランピングの楽しみ方
設備が整っているグランピングでは、一年中楽しめるようになっています。季節ならではの醍醐味があるので、自分の好きな季節にグランピングを計画すると良いでしょう。
春にはお花見をしながらグランピングしたり、夏は花火や水遊び、登山などのイベントが含まれている宿泊プランを提供する施設は多いようです。
そして、秋は紅葉のなかをトレッキングしたり、冬は満点の星空のもと焚火をしながらホクホクのアウトドア料理を楽しめます。
自分たちでアウトドア料理を作る場合は旬の食材を持ち込み、季節のご馳走でお腹を満たすのも良いでしょう。
下記のリンクにはシチュエーション別にグランピングにおすすめの時期、そしてグランピングにおすすめの食材を紹介していますので、時期を選ぶ参考にしてみてくださいね。
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グランピングをするときの注意点はある?
豪華で快適に過ごせることがグランピングの魅力ですが、より心地よく過ごすためには注意すべきポイントがあります。
どのような点に注意すれば良いのか、詳しくみていきましょう。
服装
グランピングはホテルや旅館に泊まりに行くような装いでOKですが、アウトドアレジャーだということは忘れないようにしてください。
おしゃれを優先しすぎると、「服装のせいでグランピングを全く楽しめなかった」と後悔することにつながります。
春夏でも夜は冷え込むことがあるので防寒対策は不可欠です。さらに、夏は虫刺されに悩まないように服装から虫対策をする必要があるでしょう。
下記のリンクには防寒対策や虫対策に関する情報が詳しくまとまっていますので、グランピングに行く前には必ずチェックすることをおすすめします。
必要なグッズ
グランピングは屋外での活動が多くなるので、以下のようなものを基準にして必要なものを考えると良いでしょう。
・パジャマ
・雨具
・タオル
・消毒用品/絆創膏/常備薬
・保険証/お薬手帳
・ビニール袋
・充電器
・虫対策&紫外線対策グッズ
・防寒着
この他にも、グランピングには
があると便利です。どのようなポイントで役に立つのかは、下記のリンクに具体的に記載されているのでぜひご一読ください。
グランピングの便利グッズは、施設の設備内容をよく確認してから準備すると良いかもしれませんね。
虫よけ
豪華で快適に過ごせるとは言え、グランピングでも虫よけ対策を軽視しないようにしましょう。
服装から虫対策を行うことが大切ですが、以下のような方法も取り入れることで、虫に刺されて病院にかからなければならない最悪の事態を防げる可能性は高くなります。
・虫よけキャンドルを使う
・ハッカ油を使う
・食事のあとはすぐに後片付けする
・焚火をする
気になる方法は下記のリンクで詳細をチェックしてみてください。さらにプラスアルファの虫対策も紹介されていますので、虫嫌いの方は必見ですよ。
【経営者向け】グランピング経営を成功させるポイント
グランピングは経営者から見ても、とても魅力的なアウトドアレジャーです。
特に感染症の収束が見込めない現在では、「密」に注意しながら宿泊サービスを工夫しなければなりません。一方、グランピングは三密を避けながら気軽にレジャーを楽しめるので、利用者の数は増加傾向にあるようです。
ただし、施設に雰囲気の良さだけを追求しても、良い結果は得られません。グランピング事業の経営を成功させるには、少なくとも開業前から
・施設を開業する立地をよく考える
・サービスの質を重視する
・一年中楽しめるような工夫をしておく
・自社サイトからの集客を意識する
というポイントを考えておくことが重要です。
「グランピング」と「オートキャンプ」のターゲット層は違うという認識も必要でしょう。アウトドアというジャンルを一つに考えず、より細分化したターゲット層を設定したほうが良いかもしれません。
グランピングは利用者にも経営者にも魅力的!
グランピングは利用者にとっても、経営者にとってもかなり魅力的なアウトドアレジャーです。
利用者は手軽にアウトドアを一年中楽しむことができ、経営者は密を避けてお客様に安全なリフレッシュ空間を提供することができます。
ただ、どちらの立場にもこの記事で紹介したような注意点はあるので、それらを考慮したうえで楽しく利用したり、経営に勤しむようにしましょう。