飲食店の店長の年収はいくら?店長の主な仕事内容や年収を上げる方法をチェック

飲食店の店長は、お店の責任者として店舗の管理および運営を担いますが、どのくらいの年収をもらっているかご存じでしょうか。今回は、飲食店で働く上で知っておきたい飲食店の店長の給料事情について、厚生労働省が公表する賃金構造基本統計調査を参考に詳しく解説します。また、年収を上げる方法も確認し、将来的な年収アップを目指しましょう。

目次

    飲食店の店長の仕事内容

    飲食店の店長の年収をチェックする前に、まずは具体的にどのような仕事を行なっているのかを確認しておきましょう。

     

    そもそも飲食店には、個人経営のお店からチェーン展開をする大手飲食店など、さまざまな形態のお店があります。

     

    どのような形態であっても、基本的に飲食店の店長はお店の責任者として、店舗の管理および運営を担うこととなります。

     

    どのようにお店の売り上げをアップさせるかといった営業計画を経て、食材の発注や提供する料理の品質維持、店内の清掃、お店で働くスタッフの人材管理など、お店の運営に関わる幅広い業務に携わります。

     

    また、上記の業務以外にも、お店で接客や調理などを行うほか、働くスタッフの指導や教育をすることも。

     

    さらに一日の営業が終了したあとには、その日の売り上げを計上し、営業日報を作成するなどの事務作業を行うこともあります。

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    飲食店の店長の年収はいくら?

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    飲食店の店長の年収は、就職先の企業によって大きく異なります。厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査の速報によると、飲食店の店長が含まれる「宿泊業・飲食サービス業」の月収は学歴が高卒と大卒でそれぞれ以下の金額となるようです。

    • 高卒の場合:24万5000円
    • 大卒の場合:30万900円

    この金額を1年(12カ月)分に換算すると、高卒は約294万円、大卒は約361万円となります。さらに、ボーナスを支給する企業に勤めている場合、上記の金額にボーナス分が上乗せされます。

     

    ほかにも、勤続年数に加え、飲食店の売り上げや実績によって変わってくることもあります。一概には言えませんが、飲食店の店長として勤めた場合の年収は約290万円~400万円ということになるでしょう。

     

    ただ、ここで算出した金額は宿泊業と飲食サービス業を含めたものです。また、店長という肩書きや役職なども配慮されておらず、宿泊業・飲食サービス業全体の金額であるため、あくまで参考程度に留めておくようにしてください。

     

    出典:令和5年賃金構造基本統計調査/政府統計の総合窓口(e-Stat)

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    飲食店の店長が年収を上げる方法

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    飲食店の店長として働いていて、もう少し年収を上げたいと考える人もいるのではないでしょうか。ここでは、給料が低いと言われている飲食業界で年収を上げる方法を紹介します。

    チェーン展開をする大手飲食店勤めの場合

    チェーン展開をする大手の飲食店に勤めている場合、店長として長く勤めれば勤めるほど、店長としてのスキルや能力が身についていきます。

     

    そして売り上げの店舗や業績を上げることができれば、就職先の企業からの評価が上がり、給料やボーナスに反映してくれる可能性があるでしょう。

    個人経営・中小企業の飲食店勤めの場合

    個人経営のお店や中小企業の飲食店で勤めている場合、年収を上げるには以下の2つの方法があります。それぞれの方法を詳しく確認しておきましょう。

     

    【大手飲食店に転職する】

     

    個人経営・中小企業の飲食店勤めの場合、自分で国民年金や健康保険に加入することも少なくないため、年収が少なくなりがちです。

     

    一方、チェーン展開をする大手飲食店の場合は社会保険や福利厚生がしっかりしていたり、定期的な昇給制度・売り上げに応じたインセンティブなどを支給していたりします。

     

    将来的に店長より上のポジションを狙える可能性があるため、チェーン展開をする大手飲食店を候補のひとつとして捉えておくのもよいでしょう。

     

    【ホテルに転職する】

     

    飲食店での経験は、レストランなどがあるホテルや旅館などでも活かすことができます。中でも大手のホテル・旅館であれば、よりよい条件で勤務することが叶うかもしれません。ホテル・旅館で飲食店の経験が活かせる職種には、以下のようなものがあります。

    • レストランサービス
    • 宴会サービススタッフ
    • 料飲スタッフ
    • ウェイター・ウェイトレス
    • 調理スタッフ

    ホテルや旅館では、レストランを訪れるお客様への接客から、調理までさまざまな働き方ができるでしょう。業務内容も細分化されている傾向にあるため、専門的な業務に従事できるのが特徴です。

     

    さらに業務のレベルが高いため、働きながら実力やスキルを身につけられる環境が整っています。働きながら質の高い接客・調理スキルを身につけたいと考える方にとっては、宿泊業界は適した職場といえるでしょう。

     

    また、ホテルや旅館だと一般的な飲食店で働くよりも高い給料を期待できる可能性があります。実際におもてなしHRが掲載する求人を確認してみたところ、20万円以上の月給を確保しているところが多くありました。

     

    そのほか、昇給や賞与を支給しているところもあるようです。このような好条件のホテル・旅館で働けば、結果的に年収アップを期待できるでしょう。

     

    飲食店で店長として働いた経験を活かして旅館・ホテルに転職しよう

    飲食店の店長の年収は、厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査から算出すると大体約290万円~400万円のようです。

     

    とはいえ、これは宿泊業と飲食サービス業を含めたものであり、さらに店長といった肩書きや役職も考慮されているわけではありません。

     

    そのため、すべての飲食店が当てはまるわけではないことを理解しておくようにしましょう。

     

    今よりももっと年収を上げたいと考えるのであれば、飲食店の店長ではなく、ホテルや旅館への転職も検討してみましょう

     

    さまざまな働き方ができ、飲食店の店長として働いた経験が役立つ仕事でもあるので、これを機に挑戦してみてはいかがでしょうか。

     

    おもてなしHRでは、ホテルの料飲から調理まで、飲食業に携わることのできる仕事を豊富に取り扱っています。お仕事をお探しの際は、お気軽にお問い合わせください。

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