初めての接客業!心がけるべきことは?
接客業は未経験でも挑戦しやすい仕事です。学生のアルバイトとしても人気で、接客業をしている人の姿はよく目にするのではないでしょうか。
しかし、見るのとやるののとでは大きな違いがあります。「明るい性格だから向いているはず!」「人見知りしないから大丈夫!」などと思って、接客業の仕事を始めたにもかかわらず、いざお客様の前に立つと「緊張してうまく仕事ができない……」と悩む人もいるでしょう。
初めての接客業では、どのようなことを心がければ良いのでしょうか。接客業の初心者が押さえておくべきマナーや、早く仕事に慣れる方法を見ていきましょう。
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初めての接客業で押さえておくべきマナーとは?
接客業が初めての場合、お客様対応はぎこちなくなりがち。それでも接客業におけるマナーを押さえておけば、お客様を不快にさせてしまうことは防げるでしょう。基本的なマナーを解説します。
身だしなみ
接客業のスタッフは、清潔感が命です。不潔に見える人から物を買ったり、サービスを受けたりしたいと思う人はいないでしょう。
お客様の前に出る前は、身だしなみをしっかり整えてください。ユニフォームにシミやシワがないか、寝ぐせがついていないか、鼻毛が飛び出していないかといったことを、くまなくチェックすることがポイントです。
また、アパレル業界などでなければ華美なメイクやアクセサリーは控えましょう。
笑顔を心がける
接客業が初めての場合、緊張して表情が固くなりがちです。まじめに取り組んでいる証拠とも言えますが、お客様からすれば固い表情のスタッフには近寄りがたいもの。
努めて笑顔を心がけることが必要です。
立ち居振る舞い
接客業のスタッフとして働く際には、立ち居振る舞いにも気をつける必要があります。特に注意したいのは、目障りなクセが出てしまうこと。
無意識にとっている行動によって、お客様を不快にさせてしまうおそれがあるのです。髪をいじったり、顔を触ったりといった清潔感に欠けるクセがある人は注意してくださいね。
また、適度にアイコンタクトを取ることや、パーソナルスペースを保つことも重要です。
適切な言葉遣い
適切な言葉遣いは、接客業務をスムーズに進める上で非常に重要です。間違えた敬語を使ったり、お客様を否定するような表現をしたりすると、重大なクレームに発展するリスクがあります。
日本語を正しく使うことはもちろん「恐れ入りますが」「あいにくですが」などのクッション言葉を上手に使うことも重要です。柔らかく・優しく伝わるかどうかを考えて発言しましょう!
傾聴力
「お客様対応」と聞くと、商品やサービスについてお客様に話すことを思い浮かべる人が多いでしょう。先述の通り、正しい言葉遣いで適切な案内をすることは重要です。しかし、お客様の話にしっかり耳を傾けることはそれ以上に重要なことなのです。
「お客様の要望を理解しよう」という気持ちを持てば、お客様の言い分を頭から否定したり、話を途中で遮ったりというNG行動は取らないはずです。「話すが3割、聞くが7割」を意識してくださいね。
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初めての接客業!早く慣れるためには?
初めての接客業では、いろいろと困りごとに直面するものです。マニュアルにないことを頼まれるなど、対処方法が分からない事態に遭遇すると慌ててしまいがちですが、いかなる時も「目の前にお客様がいる」ということを忘れてはなりません。
初めて接客業をする人が、仕事に早く慣れるためのコツを見ていきましょう。
基本の業務をしっかり覚える
まずは基本の業務をしっかりと覚えることが重要です。初心者のうちは、イレギュラーな事態にひとりで対応できないことは当たり前。しかし、レジ打ちやオーダー取り、予約業務といったルーチンワークは、早く覚えるように努力しましょう。
毎日の業務をマスターすれば、心の余裕が生まれます。その結果、より良い接客ができるようになるはずです。
先輩スタッフの指示を仰ぐ
仕事で分からないことは、素直に聞くことが重要です。自分で何とかしようとして間違えた案内をしたり、対応に時間がかかったりすることは、お客様の迷惑になるので要注意。教えてもらったことは、メモを取るなどの工夫で忘れないようにしましょう。
また、先輩スタッフに指示を仰ぐ際には、お客様の要望を正確に伝えなければなりません。そのためにも、傾聴力が必要なのですね。
同業者の話を聞く
接客業への理解を深めるためには、同業者の話を聞くことが有効です。接客業経験者の友人・知人に体験談を話してもらったり、接客業に関するブログや動画を閲覧したりしてみましょう。
接客のコツや、仕事をスムーズに進めるテクニックが学べるかもしれません。
初めての接客業では楽しむ気持ちを忘れずに!
初めてのことは緊張して気が重くなりがちですよね。そこで思い出してほしいのは、接客業をやろうと思ったきっかけです。「人の役に立ちたい」「お客様とコミュニケーションを取りたい」といった、前向きな動機があったのではないでしょうか。その気持ちを大切に、楽しみながら日々の業務にあたってくださいね!
なお、宿泊業界の仕事を探す際にはおもてなしHRにご相談ください。