最終面接を辞退したい・・・・・・。どういったマナーが必要?
スムーズに就職・転職活動を成功させるためには、自分の条件にマッチしている求人の応募数を増やすことが必要だと言われています。
自分の中で第一志望を決めたうえで、他の企業との選考も進めておくと、時間を有効活用できるというメリットがあるようです。
ただ、当然ながら入社できる企業は一社のみなので、第一志望から内定通知を受けたら、他社の最終面接は辞退しなければなりません。
同業種などの場合、今後仕事上での付き合いが発生する可能性もあるので、最終面接を辞退するときのマナーをしっかり理解しておく必要があります。
次の項目より、最終面接を辞退する理由の伝え方について解説しているので、基本的なビジネスマナーを意識した丁寧な対応を、ぜひマスターしてくださいね。
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【理由別・例文あり】最終面接を辞退する理由の伝え方
ここでは、最終面接を辞退する理由を例文付きで3つ紹介します。
最終面接を辞退する際に伝える項目を以下にまとめたので、参考にしながらチェックしてください。
- 辞退することへの謝罪
- 辞退する理由
- 選考に対する感謝の気持ち
- 締めの言葉
他社から内定が出た場合
〇月×日〇時より最終面接のお約束をしております、OHR大学のおもてなし太郎と申します。
誠に勝手ながら、最終面接を辞退させていただきたくご連絡させていただきました。
先日、他社から内定をいただいたため、そちらの企業様とお話を進めたいと考えております。貴重なお時間をいただいたにも関わらず、このような形になってしまい申し訳ございません。
勝手なお願いではありますが、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
選考中にミスマッチを感じた場合
〇月×日〇時より最終面接のお約束をしております、OHR大学のおもてなし花子と申します。
誠に申し訳ありませんが、これまで仕事内容などをお伺いしている中で、私自身の経歴とのギャップを感じたため、最終面接を辞退させていただきたくご連絡させていただきました。これまで、貴重なお時間をいただいてきたのにも関わらず、このような結果となってしまい大変申し訳ございません。
勝手なお願いではありますが、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
家庭の事情などの場合
〇月×日〇時より最終面接のお約束をしております、おもてなし太郎と申します。
私事で大変恐縮ですが、現在同居している父親の看病などで、しばらくは転職活動を続けることが難しくなってしまいました。
つきましては、誠に勝手ながら最終面接を辞退させていただきたく思います。これまでの選考を含め、お時間を割いていただいたのにも関わらず、個人的な都合によりご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。
何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
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最終面接を辞退する際に守るべき3つのポイント
最終面接を辞退する際に守るべきポイントが3つあります。
採用担当者に迷惑をかけないためにも、社会人としてのマナーを意識した誠意ある対応を心がけましょう。
できるだけ早く企業に連絡する
最終面接を辞退すると決めたら、できるだけ早く企業に連絡しましょう。
「連絡しづらい」「今後、関わることはないだろう」など、連絡なしに面接に行かないのは相手への配慮に欠けています。
最終面接にたどり着くまで、企業側は会社説明会から書類選考、第一・第二面接まで、多くの労力と時間を費やしてきているはずです。
最終面接まで進ませてくれた企業への感謝の気持ちを持って、辞退の連絡をしてくださいね。
まずは電話、つながらなければメールで伝える
最終面接の辞退の方法は、企業の営業時間内に直接電話することが基本とされています。
ただ、何度電話してもつながらない場合に限り、メールで連絡しても問題ありません。
最終面接の辞退は、少しでも早く採用担当者に伝えておかないと、そのまま準備を進められてしまい、さらなる迷惑をかけてしまうからです。
メールで伝えた場合も、後日必ず企業への最終面接辞退の了承確認をしてくださいね。
また、電話で辞退する旨を伝えるのは心苦しいかもしれませんが、これが社会人のマナーだと心得て採用担当者の方に誠意ある気持ちを伝えましょう。
誠意を持って対応する
前述のとおり、最終面接の辞退は伝えづらいことですが、最後まで誠意ある対応をすることが大切です。
その際に大事なことは、辞退することに対する謝罪だけではなく、自分のために時間を割いて対応してくださった感謝の気持ちも伝えること。
採用担当者への労いの言葉や企業に対する尊敬の念を伝えることで、「この人に最終面接まで進んでほしかったな」など、惜しい気持ちと同時に好印象も与えられるはずです。
最終面接を辞退後の転職活動に行きづまったら・・・・・・。
最終面接を辞退する際は、これまでの感謝の気持ちを伝えるのと同時に、最後まで誠意を持って対応することが大事です。
今回は縁がなかったとしても、相手を想った対応は今後の社会人生活で必ず役立つときがくるでしょう。
もし、最終面接を辞退後の転職活動に行き詰まり、第三者のサポートを受けたいと感じたら、転職エージェントに相談してみませんか?
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