あなたにとって「仕事のやりがい」とは?
あなたが思う、やりがいのある仕事とはどんな仕事でしょうか。また、仕事でやりがいを感じるのはどんなときでしょうか。
日々仕事をしている中で、「やりがい」について考える機会は少ないかもしれません。しかし、やりがいを求めて転職をすると決めたなら、自分にとっての「やりがい」を明確にする必要があります。
転職活動をスムーズに進めるためにも、仕事のやりがいについてしっかりと整理しておきましょう。
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やりがいのある仕事の特徴
どんなことにやりがいを感じるかは人それぞれ異なりますが、一般的にやりがいがあると言われる仕事には、次のような特徴があります。
- 好きなことがいかせる
- 得意なことが発揮できる
- 楽しく仕事ができる
- 高い収入を得られる
- 貢献性が高い
- 感謝される場面が多い
- 責任感がある
- ノルマや目標がある
- 正当に評価される
これらはあくまでも一般的な意見ですが、自分にとってのやりがいを考える参考にしてみてください。
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企業側が「仕事のやりがい」を質問する意図
転職活動の面接では、仕事のやりがいについて聞かれる場面も少なくありません。しかし、企業側もむやみに聞いているわけではなく、面接での質問には意図があります。
まず1つ目は、価値観を確認するためです。どんなことにやりがいを感じるかを確認することで、その人の仕事に対する価値観を把握したいと考えています。
2つ目は、会社の雰囲気や業務との相性を確認するためです。人と仕事のミスマッチを避け、長く活躍してくれる人材を採用したいと考えています。
質問の内容や詳細は企業により異なりますが、こうした企業側の意図をつかんでおくことで答えを準備しやすくなります。
次の項目では、仕事のやりがいについて答えるポイントを例文とあわせて紹介します。
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例文をチェック!「仕事のやりがい」を答えるときのポイント
転職活動の面接で「仕事のやりがい」について聞かれた場合、次の3点に注意しましょう。
- 1.前職やこれまでの経験から考える
- 2.具体例を挙げるとわかりやすい!
- 3.仕事にいかせない内容は避ける
これらのポイントを踏まえ、以下の例文を参考にやりがいのある仕事の回答を考えてみてくださいね。
例文1:感謝されることにやりがいを感じる場合
ホテルやレストランなど、接客業を志望する人に多いケースです。この場合は、学生時代の接客経験や人と関わった体験に触れながら話すと良いでしょう。
私が仕事でやりがいを感じるのは、人から感謝されたときです。お客様から「ありがとう」と言っていただけると、頑張って良かった、もっと頑張ろう、という気持ちになります。
学生時代は、レストランのホールでアルバイトをしており、お客様からクレームや難しい要求が出ることも少なくありませんでした。
そうした中で、まずは誠意を持って対応することを大切にし、ご要望にお応えできないこともきちんと説明することでお客様にご理解いただくことができました。
お客様の気持ちに寄り添って対応することで、最後には「ありがとう」とお言葉をいただけることもあり、私自身の大きなモチベーションになりました。
御社に入社できた際には、お客様の立場になって物事を考え丁寧に対応することを心がけます。お客様から多くの感謝をいただき、何度も足を運んでいただけるよう尽力いたします。
例文2:目標を達成できたときにやりがいを感じる場合
営業職を希望する人に多いケースです。この場合は、前職での実績や成果を交えると伝わりやすくなります。
私は仕事で目標を達成できたときに、最もやりがいを感じます。前職では営業職として勤務していたものの、入社後すぐは不慣れなこともあり売上目標を達成することができませんでした。
そこで、先輩や上司からのアドバイスを参考に自分の営業を見直しました。それからは徐々に契約が取れるようになり、初めて目標を達成できたときは喜びと同時に達成感がありました。
それ以降は自分の営業スタイルで目標を達成できることのほうが多くなりましたが、達成できたときの充実感はずっと変わることはありません。
御社に入社できた際は、月々の目標を達成することで会社の売り上げに寄与したいと考えています。
例文3:貢献できたときにやりがいを感じる場合
自分が表に出るよりも、誰かをサポートすることに喜びを感じる人もいます。事務系の仕事を希望する人に多いケースです。この場合も、実体験をもとに伝えてみましょう。
私が仕事においてやりがいを感じるのは、誰かに貢献できたときです。前職では営業事務として働いており、縁の下の力持ちとして人をサポートすることにやりがいを感じていました。
その中で、私が作成した資料で営業担当者がプレゼンテーションを行った結果、分かりやすいと評価され受注につながったのです。
それからは作成した資料のフォーマットを部署内で共有することになり、各担当者に合わせた資料作成も依頼されるようになりました。
このように誰かの役に立つことやサポートすることが、私にとって大きな喜びになるのだと実感し、やりがいを見出すようになりました。
御社に入社できた際には、これまでに培ったスキルをいかしながら、仕事で関わるすべての方に貢献できるよう業務に励みたいと思っております。
例文を参考に「仕事のやりがい」について考えておこう!
転職活動の面接では、「どんなことにやりがいを感じますか?」と聞かれることもあります。しかし、なんとなく分かっていたとしても、いざ聞かれるとうまく答えられないものです。
そんなときのために困ることがないよう、自分にとっての「やりがい」について考え、自分なりの回答を準備しておきましょう。
もし、自分1人で考えることに不安がある場合は、私たち「おもてなしHR」にご相談ください。