転職後に辞めたいと思う理由
転職後に辞めたいと思う理由として、よくある例をまとめました。詳しい内容を見ていきましょう。
入社前とのギャップが大きい
求人票や面接の内容で確認していた労働内容と、実態がかけ離れていることが入社後に判明すると、辞めたいと感じてしまうのだそう。
多少の齟齬は仕方がないかもしれませんが、「残業はほぼないと聞いていたが実際は月60時間の残業がデフォルトだった」「事務職で採用されたはずなのに営業の仕事をやらされる」といったケースは実に悪質です。
互いの認識のすり合わせを行った上で入社を決めたはずなのに、事前に聞いていた内容と大きくかけ離れた仕事を任されては、辞めたいと思うのも無理はないでしょう。
労働環境が過酷すぎる
休日出勤は当たり前、月の残業時間が100時間を超えることも珍しくない、というような職場では、いずれ体を壊します。
たとえ事前に実態を聞いた上で内定を承諾したとしても、話で聞くのと実際に体験するのとでは大きな違いがあるもの。
「大丈夫だと思っていたけど、働くうちに体調が悪くなってきた」というような状況になれば、誰だって辞めたいと思ってしまうのではないでしょうか。
人間関係が悪い
複数の人間が集まって働く以上、全員が仲良く仕事をするというのは難しいかもしれません。
とは言え、人間関係が険悪で業務上のやり取りもはばかられる、といった環境では、落ち着いて業務をこなすこともできないでしょう。
精神的苦痛を感じるほど劣悪な人間関係の中にいては、転職後に辞めたいと思うのも不思議ではありませんよ。
やむを得ない事情がある
職場には問題がないものの、さまざまな事情で会社を辞めたいと思う場合も。
病気やケガで働くのが困難になった、家族の介護で仕事をしていられないなど、やむを得ない事情で職を離れることを考えてしまうようです。
ご自身の状況を冷静に見極め、最適な選択をする必要があるケースではないでしょうか。
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転職後に辞めるデメリット
転職後に辞めるデメリットは、職歴に早期退職が刻まれてしまうことです。
仮にやむを得ない事情で転職後すぐに辞めたとしても、退職理由を上手に説明できなければ企業から不信感を抱かれてしまうことでしょう。
だからと言って、合わない職場に身を置き続けなければならない、ということではありません。
デメリットを正しく認識した上で、辞めるべきか続けるべきかをじっくりと検討することが重要ですよ。
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転職後でもすぐに辞めるべきケースは?
転職後に辞めるのはリスクが大きい行動ですが、それを負ってでもすぐに辞めるべきケースがあります。詳しく見ていきましょう。
心身の健康を損なっている
仕事が原因だと明確に判明している上で、心身の健康が損なわれている場合、速やかに退職をするべきです。
いつか治ると思って無理を重ねれば、取り返しがつかないほど体調を崩したり、最悪の場合は命を落としたりしてしまうことも。
慢性的に不健康な状態が続くようなら、原因を早めに調べ、それが仕事なら退職へと考えを切り替えることをおすすめします。
契約内容と実際の労働内容に大きな相違がある
給与や労働時間、職務内容が契約書の内容とあまりにも異なる場合、辞めるという選択をするのは悪いことではありません。
先に契約を反故にしたのは企業側なので、たとえ退職をしたとしても非難をされる謂れはないでしょう。
ただし、「契約内容と労働内容が違う」といった理由で辞める場合、注意が必要なのが、契約内容と異なる業務をさせられているという確固たる証拠を揃えることです。
契約書に一切記載されていない業務をさせられていれば企業側の非になりますが、そうでない場合は「契約内容をきちんと確認していない状態で労働契約を結んだ」と見なされてしまいます。
このような事態を予防するためにも、入社の際は雇用契約書を読み込む必要がありますよ。
職場でパワハラが横行している
日常的にパワハラが行われ、改善の余地も見られないような職場に入社してしまった場合は、速やかに退職の準備を進めましょう。
常態化したパワハラを、入ったばかりの社員が改善させるのは至難の業。
「それでも絶対にこの仕事を続けたい!」という強い思いがあるなら無理に辞めることはありませんが、おすすめはできません。ご自身を守るのに最善と思われる結論を出してくださいね。
転職後に辞めたいと思ったらやるべきこと
転職直後に辞めたいと思ったら、まずは辞めたい理由を明確にしましょう。文章にまとめると、より自分の気持ちが整理しやすくなります。
どうして辞めたいのかを突き詰めるうち、やめなくても現状を変えるきっかけが見つかるかもしれませんし、反対に辞める意思がより強固に固まるかもしれません。
もし、退職の方向に考えを切り替えるなら、転職活動を行い、先のことをある程度固めてから上司に辞める意思を伝えましょう。
退職の申し出に関する定めは就業規則に載っているので、事前に確認して転職活動をするのがポイント。
退職を不当に引き止められ、辞めたいのに辞められないという場合は、退職代行サービスなど第三者に相談するという選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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転職後に辞めたいと思う人は多い
転職後に辞めたいと思う人は多いものの、解決の糸口がないわけではありません。自分にできることをまずは試し、どうしようもないと判断してから転職に向けて行動しても遅くはないですよ。
「辞めたいけど忙しくて転職活動ができない」という場合は、転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。特に、宿泊業界への転職を目指している方は、当社サービス「おもてなしHR」にご相談ください。