メンタル不調は会社を休む理由になる!
会社に行きたくない、休みたいという気持ちは誰でも1度くらいは抱いたことがあるでしょう。
単に2度寝が好きだったり、朝が弱かったりして出勤さえすれば元気に働ける、というケースならその都度休むのは考え物です。しかし、メンタルの不調でやる気が出ないなら、休みを取った方が良い場合もあります。
メンタル不調をそのままにしておくと、不調が深刻化する恐れがあるので早いうちに手を打ちましょう。一旦リフレッシュするという意味でも、これから先のメンタルを保つという意味でも、メンタル不調は十分に会社を休む理由として正当です。
では、実際にメンタルの不調で会社を休む時、理由はどのように説明すれば良いのでしょうか。欠勤連絡で使える理由を詳しく見ていきましょう。
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メンタル不調で会社を休む時の理由3選
まずは「心が重たくて今日1日だけ休みたい」「2日くらい休んでのんびりしたい」といった時に適切な理由を見てみましょう。
ここで重要なのは、1日、2日程度休めば回復する見込みがある場合は正直にメンタル不調だ言わなくても良いということ。
メンタル不調だと伝えると、必要以上に深刻な受け止め方をされたり、まったく理解してもらえなかったりすることが考えられます。無難かつ確実に休める理由で休むことが得策でしょう。
それをふまえて、3パターンの理由を解説します。電話連絡を想定した例文もあるので、参考にしてください。
体調不良
もっともポピュラーな欠勤理由は体調不良です。実際、メンタル不調の時は寝付きにくかったり、頭が痛くなったりという症状が出ることもあるので理由として伝えやすいのではないでしょうか。
ただし新型コロナウイルスの流行が始まってから、企業は従業員の体調に敏感で、病院に行くようにと言われるかもしれません。
メンタル不調によって体調を崩しているのであれば病院に行った方が良いケースもありますが、これを避けたいのであれば体調不良以外の理由にするか、腰痛や歯の痛みといった症状を理由にしましょう。
【伝え方の例】
「おはようございます。○○課のおもてなし太郎です。実は昨晩、自宅で転んで足をひねってしまい、歩くと痛みがあるので本日は休ませていただけますか。様子を見てひどくなるようなら病院に行きます。申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。」
新型コロナウイルス感染の疑いを持たれない、足の痛みという理由を使うパターンです。ここで注意したいのは、転んだ場所を完全にプライベートな領域にすること。社内や通勤路で足をひねるのは「労災」なので非常にややこしい事態に発展する恐れがあります。
家族の都合
子どもや親の体調不良や実家の用事など、家族の都合も会社を休む理由として使えます。ただし体調不良は前の項目と同様に、少々めんどうなことになる恐れがあるので、こちらもぎっくり腰や捻挫にするのが無難でしょう。
また、身内の不幸も休むための方便には不向きです。福利厚生で忌引きになったり、会社が香典を出す文化があったりすることが考えられ、案内状を見せてほしいなどと言われる恐れがあります。
【伝え方の例】
「おはようございます。○○担当のおもてなし花子です。今朝、実家から連絡がありまして、父親がぎっくり腰になったため病院に連れて行くことになりました。申し訳ないのですが、丸1日かかりそうなので本日は休ませていただけますか。よろしくお願いいたします。」
会社に余計な心配をかけない理由として、適切ではないでしょうか。家族都合で休む場合は、かんたんな設定を考えることがポイントです。
このケースでは「実家と病院はやや離れている・母は車を運転できないため自分が行く必要がある」という設定です。
設定を決めておけば理由に矛盾が生まれにくく、出社時に「お父さん、大丈夫でしたか?」などと聞かれた際にも、説明しやすいでしょう。
プライベートでの急用
プライベートでの急用を理由にする場合は、さほど深刻ではないものの緊急性がある理由がおすすめです。たとえば、ガラス扉が割れて戸締りできない、漏水している、といったことが良いでしょう。
また、財布を紛失してクレジットカードの停止や免許証の再発行手続きのために休みたい、といった理由は信頼に傷がつく恐れがあります。自分に大きな過失がある理由は避けてくださいね。
【伝え方の例】
「おはようございます。○○部のおもてなし太郎です。昨晩、マンションの上階からの漏水がありまして、大家さんに見せるなどの対応が必要なので今日1日休ませていただけますか。申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
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メンタル不調が深刻な場合は正直に理由を話そう
上記の理由は、あくまでもメンタル不調が軽く、ほんの少し休めば回復する見込みがある場合に使えるものです。
つらすぎて休んでも元気にならない時や、長い期間休みたい時には本当のことを話しましょう。長く休むためにはそれなりの理由が必要で、診断書の提出を求められる場合もあります。
また、メンタル不調である程度長い休みを取る場合には、傷病手当や労災保険で給付金を受けられることも。正直に話した方が、金銭面での負担をカバーしやすいでしょう。
適切に休んでメンタル不調をケアしよう
仕事は大切ですが、自分の心と体も大切です。メンタル不調を感じた時は、適切に休んでケアしてくださいね。また、今の職場環境がつらい場合は、転職も視野に入れてはいかがでしょうか。
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