立ち仕事による疲れを緩和したい!
立ち仕事が多い職場には、ホテル・旅館といった宿泊業やアパレル業が例として挙げられます。
お客様のために常に歩き回ることもあれば、始業から終業まで同じ場所に立ち続けているということもあるでしょう。
なかでも、ホテルのフロントのように立ち続けることが多い職種は、長時間同じ姿勢でいることから足が浮腫みやすいのだとか。
このように、立ち仕事は足腰に負荷がかかりやすく、疲れがたまりやすいという特徴があります。
たまった疲れをそのままにせず、できるだけこまめに対策をおこない仕事の疲れを解消していきましょう。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
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立ち仕事で疲れがたまる理由とは?
立ち仕事では、主に足や腰といった部分を中心に疲れがたまります。
では、疲労がたまる原因とは何なのでしょうか?
足の疲れ
立ち仕事で足が疲れるのは「むくみ」が主な原因です。
このむくみと深く関わっているのが血行不良。
仕事中、足を動かすことが少なく立ちっぱなしの状態が続くと、筋肉が固まってしまい、血流が滞ることでむくみや疲労が増してしまいます。
「歩き回るよりも立ち続けているほうがむくみやすい」といわれるのは、このためです。
また、体が冷えていたりストレスを過度に感じてしまったりすることも、むくみの原因となることがあるよう。
「足が痛い」「張っている」と感じたら、とにかく足を動かすことを意識してみるといいかもしれませんね。
腰の疲れ
人によっては、立ち仕事で腰痛を招いてしまう方も少なくありません。
立っているときは下半身の背面にある筋肉を中心に負担がかかっており、長時間負担をかけ続けることで、筋肉が凝り固まり腰痛を引き起こしてしまうようです。
また、姿勢の悪さが腰痛の原因となることも。
反り腰や猫背の方は、まっすぐ正しい姿勢を維持するように意識していきましょう。
病気や疾患の恐れもあるため「腰痛がなかなか治らない、何が原因か分からない」という方は、病院を受診してみてもいいかもしれません。
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立ち仕事でたまった疲れを解消する方法
立ち仕事の疲れは、解消していかなければ日に日にたまってしまう一方です。
重症化させないためにも、こまめに対策していきましょう。
以下、対策方法を簡単に紹介します。
<対策方法>
- ・少量の水分をこまめに取る
- ・ストレッチ・マッサージをおこなう
- ・サポーターを着用する
- ・足腰に負担をかけない靴にする
- ・正しい姿勢を意識する
- ・筋肉を鍛える
他にも、しっかりお風呂に浸かって血行をよくしたり、つぼを刺激したりするだけでも痛みを緩和する効果が期待できるようです。
痛みの症状がなくとも、疲労感があると感じたら定期的にリフレッシュしていきましょう。
以下の記事では、より詳しく対処方法について紹介しています。
気になる方は併せてチェックしてみてくださいね。
立ち仕事のメリット・デメリット
立ち仕事だからこそ得られる利点もあります。
ここでは、立ち仕事のメリットとデメリットについてみていきましょう。
メリット
体への負担が大きい立ち仕事ですが、仕事の生産性をあげたり運動不足の解消にも繋がったりと、ポジティブな一面もあります。
- ・仕事に集中できる
- ・座りっぱなしからくる体の負担がなくなる
- ・眠気の防止になる
- ・運動不足解消になる
- ・姿勢の改善に繋がる
デメリット
体力が求められる働き方のため、人によって向き不向きがあります。
多忙でなかなか休憩できないこともあるかもしれませんが、立ち疲れたときには、その都度座って休息をとることが大切です。
- ・足腰にかかる負担が大きい
- ・体力を消耗する
立ち仕事の疲れを解消するには習慣的なケアが大切
立ち仕事は長時間同じ姿勢でいることで、足腰に負荷がかかり疲労が積み重なっていきます。
そのため、トラブルを引き起こしやすいのです。
また、一人ひとりが担う仕事量が多く、仕事中は多忙でストレッチやマッサージをおこなう時間が取れないということもあるでしょう。
無理のない範囲で自身に合った対策をおこない、立ち仕事で重くなった足のむくみや腰痛を解消してくださいね。