朝里川温泉とは
朝里川温泉のある小樽市は札幌の北西に位置した街です。小樽市は石狩湾、キャンプ場などを擁しているだけでなく、オルゴールやガラス細工が全国的に有名です。そして、朝里川温泉は開湯から60年ほどの歴史を持つ温泉郷。
歴史は新しいものの、温泉郷としての人気は高いといえるでしょう。ここでは、朝里川温泉の概要やアクセス、歴史などについて詳しくみていきます。
朝里川温泉の概要とアクセス
朝里川温泉の地名は、1870年に朝里村が誕生したことがきっかけとなっています。その後、アイヌの人々によって様々な呼ばれ方をしていたものの、小樽市に合併されことによって小樽の一部となりました。また、朝里川温泉の温泉施設は全部で10ほど。日帰り専用の温泉施設、スキー場、キャンプ場、スポーツ施設など周りの施設の整備も進んでおり、温泉だけではない楽しみ方ができるレジャーに特化した温泉街だといえます。
朝里川温泉へのアクセスは、近くの空港からは車で1時間40分程度。最寄りICからは30分程度でつきます。
朝里川温泉の歴史と現状
朝里川温泉の歴史の始まりは戦後まもなくの1954年。1939年から掘り進められていたものの、機械で温泉を掘り起こすのに10年以上かかりました。また、朝里川温泉は鹿が湯呑みを行う場所として「鹿の踊り場」とも呼ばれていました。
道路や鉄道が整備されたことによって、朝里川温泉は温泉地と知られるようになっていきます。また、小樽市が観光に力を入れる前には朝里川温泉のみで年間で200万人ほどの観光客を誇っていたという記録も。
現在は、日帰り温泉などを提供しつつ、スキー場・ペンション、スポーツ施設などレジャーに特化し小樽市の観光名所の1つとなっています。
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朝里川温泉の泉質と温泉街・観光資源について
ここでは、朝里川温泉の泉質や周辺の観光地についてみていきます。
朝里川温泉の湯量と泉質について
湯量は非常に多いといえます。源泉の温度は27℃~42℃。泉質は塩化物泉となっており、神経痛・筋肉痛・運動麻痺・関節などに効能があります。また、源泉の温度が低いものに対しては加温を行っている施設もあるため、要確認です。
朝里川温泉の温泉街や周辺観光地について
朝里川温泉は山の上にあるものの、小樽まで遠くありません。そのため、観光地も多く、スキー、キャンプ場、海岸と自然の見どころにあふれる場所です。小樽市には、年800万人もの人が訪れることから、朝里川温泉も観光地としてレジャーに力を入れているといえるでしょう。
朝里温泉の近くには、人工ダム・湖、ゴルフクラブ、展望所なども存在しており、小樽市内の施設と合わせると一日では回り切れないほどの施設数があります。小樽には、ワインギャラリー、ガラス工房、万華鏡ギャラリー、水族館、ロープウェイなどもあるため、自分の趣味・趣向に合わせて訪れる場所を選択することが可能です。
また、海が近いこともあって新鮮な海鮮物を味わうことも可能です。洋風建築が立ち並ぶ商店街には、全国的に有名な洋菓子店の本店があるため、スイーツを味わうこともできるでしょう。
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朝里川温泉にあるホテルや旅館での働き方と暮らし
ここでは、朝里川温泉のホテルや旅館での働き方や暮らしについてみていきましょう。
朝里川温泉の旅館やホテルで働く
朝里川温泉には、リゾートホテルも含めてホテル系の宿泊施設が多い状況です。そして、求人を募集している職種はナイトフロント・フロントスタッフやレストランのホールなどが多いことから未経験からスタートすることも可能です。
フロント担当者などの業務内容を見てみると、チェックイン、チェックアウト、予約増加のための観光ガイドの作成なども含まれています。中には、中卒者まで採用の対象としている施設もあるため、非常に多くの人々を対象に募集していることが伺えます。
フロントスタッフはお客様に最も近い距離で業務を行います。未経験からスタートし、お客様と接しながら自分のスキルを高めていける環境があるといえるでしょう。
朝里川温泉の暮らしやすさを解説
朝里川温泉は小樽市内にあります。小樽の人口は約12万人、保健所政令市として指定されており、石狩市の隣で石狩湾に面しています。
小樽・朝里川の観光名所には、スキー場、ガラス工房、キャンプ場、海水浴場、展望台など自然や立地をいかしたものが非常に多く、年間で800万人もの人々が観光に訪れている状況です。暮らしやすさに関しては、市場やスーパーもあるものの、車があった方が便利だといえます。小樽市が近いため、生活に困ることは少ないでしょう。
そして、小樽市は町として平成21年から平成30年までは「歴史と文化が息づく健康、にぎわい、協働のまち」を実現するための町づくりを行っていました。現在は、新たな総合計画を策定している状況です。
移住に対しては、市として体験移住を提供しています。施設によって金額は異なるものの、本格的な移住の前に実体験を通して検討できることは大きなメリットにつながるといえます。また、小樽市内では、工芸を体験することもできるため、町の伝統に触れながら移住を検討してみるのもいい試みです。
また、子育て支援にも力をいれており、市として地域子育て支援センターを運営しており、子供の預かり、保育園への送迎なども市で対応する仕組みがあります。
小樽の街並みとレジャー施設を楽しめる朝里川温泉
朝里川温泉は60年ほどの歴史を持つ温泉郷です。温泉郷としての歴史は長くないものの、求人も多く、自分のキャリアプランに合わせた働き方ができる場所だといえます。また、朝里川温泉がある小樽市は移住や子育てに対して、行政が力を入れている状況です。
朝里川温泉は、小樽の市内から30分ほどの時間で移動することが可能です。そのため、人によっては住み込みではなく、ライフスタイルに合わせた働き方もできるでしょう。朝里川温泉で自分の望むキャリアをかなえてみるのもいいでしょう。