単身寮とは?
単身寮とは、配偶者や子どもなど家族と離れて一人暮らしをするための寮です。正式には、「単身赴任寮」「単身赴任者寮」と言います。
似たものに独身寮と呼ばれるものがありますが、独身寮は未婚で配偶者や子どものいない人を対象としているため意味合いが異なります。
寮というと部屋が狭く、お風呂やトイレを共同で使用するイメージがあるかもしれませんが、単身寮の中には、広めの間取りや風呂・トイレが個室内に備わっているなど、家族が来ることを考慮した寮も多いようです。
以下の記事では、寮付きの仕事選びで注意すべきポイントをご紹介しています。あわせてご参照ください。
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単身寮のメリット・デメリット
ではさっそく、単身寮のメリット・デメリットについてみていきましょう。
単身寮のメリット
まず、単身寮に住むメリットには、以下のものが挙げられます。
- 無料または格安の家賃で住める
- 家具や家電付きの物件もある
- 利便性の良い場所にある
- 社員同士の交流が活発になる
- 1人暮らしが不安な人には心強い
単身寮は福利厚生の一環として設けられているものなので、企業が家賃の一部または全額を負担してくれます。家賃相場は無料〜4万円の範囲で設定されていることが多く、居住地の相場よりも安く抑えることができます。
その他、会社に近いもしくは通勤しやすい場所にある、水道代や光熱費などの経費を負担してくれる、家具・家電付き、食堂ありなど社員の生活しやすさを考えた単身寮も多いようです。
また、寮には同じ職場の人が集まっているため防犯対策も安心で、仕事を離れてからも交流を重ねることで孤立せず職場になじみやすくなります。
以下の記事では、転居費補助について詳しくご紹介しています。併せてご参照ください。
単身寮のデメリット
つづいて、単身寮のデメリットとして挙げられるものをご紹介します。
- 仕事とプライベートが曖昧になる
- 風呂やトイレが共同の場合もある
- 会社独自のルールや決まりがある
- 部屋の内装やレイアウトを変更できない
同じ職場の人が生活しているという安心感がある一方で、会社と生活を切り離すことが難しく、仕事とプライベートが曖昧になりがちです。
また、古くから使われている寮や風呂・トイレなどの水回りが共同になっている寮などは、生活していくうちにストレスを感じることもあります。
他にも、清掃活動や共有スペースの利用時間、門限など、独自の規則を設けている、大掛かりな模様替えができないなど、自由度の低さが不満につながることもあるようです。
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単身寮のある仕事とは?
単身寮のメリット・デメリットがわかったところで、単身者向けの寮がある代表的な仕事をご紹介します。
宿泊関連の仕事
ホテルや旅館などの宿泊業界では、単身寮を設けている場合が多いです。特に、温泉地やリゾート地など、地方の宿泊施設では住み込みで働くことができる環境を用意しています。
旅館やホテルにはさまざまな職種があり、仕事内容は多岐にわたります。経験がある方や誰かを喜ばせることが好きな方はもちろん、多くの経験を積みたいと考えている方にも最適です。
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工場関連の仕事
部品の組立作業や検品、梱包・出荷スタッフなど工場の仕事も単身寮付きの多い求人です。工場のある場所や夜勤を考慮し、寮を完備している企業が多いのでしょう。
黙々と仕事をするのが好きな方や作業を正確にこなせる方は、工場勤務に向いているといえますね。
建設関連の仕事
土木・建設関連の仕事も単身寮を備えている仕事の1つですが、工事期間を限定している場合も多いようです。
工事現場の仕事は身体を動かす作業が多いため、体力に自信がある方に向いています。
看護・介護の仕事
病院や介護施設は24時間体制で動かなければならないため、夜勤業務が発生することも考えられます。そのため、単身寮を備えている場合があるようです。
サポートがメインの仕事になるため、誰かの役に立ちたい方や細やかな気配りができる方は、看護・介護の仕事に向いているでしょう。
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単身寮の基本情報やメリット・デメリットついてご紹介しましたが、メリットと感じるかデメリットと感じるかは人それぞれ異なります。
もし、単身寮での生活を検討しているのであれば、夜勤や地方勤務になる可能性なども考慮して自分に合った仕事を選びましょう。
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