ホテルに就職して後悔!実際にあった失敗例
- ・「お客様の笑顔が見たい」
- ・「一流の接客を身につけたい」
と、ホテル・旅館業界に飛び込んだものの、理想と現実のギャップで就職したことを後悔する方は少なくありません。
では、どのような事情があって後悔につながってしまったのでしょうか。
実際に起こったホテルの就職・転職の失敗例を紹介します。
やりたい仕事じゃなかった
「ホテルスタッフのすばらしい接客に感動して、ホテル・旅館への就職を決めたにもかかわらず、実際に配属されたのは接客の機会がない仕事だった」
といったことは珍しい話ではありません。
企業で働く以上、配置については仕方のない一面もあります。
しかし、これが「語学力をいかして海外のお客様とコミュニケーションを取りたいと考えていたのに、実際は国内の観光客がほとんどだった」という場合はどうでしょうか。
配属を変えるどころか、別のホテルに転職しなければ解決できないかもしれません。働くモチベーションもぐんと下がり、一気にやる気を無くしてしまうでしょう。
また、仕事内容だけでなく仕事のレベルが低い場合も後悔につながってしまいます。
「新天地で活躍するぞ!」と意気揚々に転職を決めたにもかかわらず、実際に勤めてみたら思惑とはずいぶん違っていた、という事例もあるようです。
人間関係が悪かった
面接時の対応はとても良かったのに、働き始めてみると社内の雰囲気はギスギス。
上司の言葉はキツく、お世辞にも人間関係が良いとは言えない職場だったケースもあるようです。
現役で勤めている方のことは、実際に関わってみない限り、深く知ることはできません。
人間関係の悩みは根が深く、仕事内容や待遇がどんなに良くてもそれだけで辞めたくなるほどのパワーを持っています。
だからこそ、就職・転職時には内情までしっかりリサーチすることが大切なのですね。
提示されていた労働条件と違っていた
- ・残業はほとんどないと聞かされていた
- ・週に必ず2日は休みが取れると求人票に書かれていた
上記のように、事前に掲示されていた労働条件と、実際に働き始めてからの実情がまったく違っていたというケースはよく見受けられます。
あとになって「おかしい」と気づいても、すでに入社してしまっているため、泣き寝入りせざるを得ないということも少なくはないようです。
仕事が想像以上にハードだった
労働条件は正しく掲示されていたものの、働き続けるにつれ「こんなに大変だとは思わなかった……」と後悔する方もいます。
ホテル・旅館の仕事は基本的に立ち仕事がメイン。
そして、スマートな印象とは打って変わって、意外と重労働が多い傾向にあります。事前の心構えがなければ、体力に自信のない方が後悔してしまうのも無理はありません。
また、「夜勤明けには必ずお酒を飲みに行く」という暗黙のルールを持つホテル・旅館もあるのだとか。
十分に体を休められないことが原因で、就職・転職を後悔してしまうようです。
休みが取りづらかった
お客様に対してサービスを提供する仕事では、週末から土曜・日曜にかけてが来客のピーク。
夏休み・冬休みなどの長期休暇やゴールデンウィークなどの大型連休は、繁忙期に当たります。
そんな繁忙期こそ、人手が必要です。
土日休みの友人やパートナーと休みが合わなかったり、休みをもらっても休んだ気がしなかったりと、プライベートを充実させられず後悔してしまうことも少なくありません。
宿泊業界に詳しいアドバイザーが、あなたに合う職場をいっしょにお探しします。
宿泊業界での職務経験はありますか?
ホテル業界への就職に後悔する原因とは?
ホテル・旅館への就職を後悔してしまう原因は多岐に渡ります。
一方で、思い描いた通り、楽しく働き続けられている方がいるのも事実です。
後悔する人・しない人の違いは、一体どこにあるのでしょうか。答えは、思い描いた理想と現実の差を考えれば見えてきます。
理想と現実のギャップが大きければ大きいほど、フラストレーションはたまってしまうもの。就職も後悔しやすくなるでしょう。
言い換えれば、理想と現実の差が小さければ後悔は少なくなるということ。
そのためには、「事前準備」に時間をかける必要があります。後悔がない人ほど事前準備を徹底し、現実と向き合うことに努めているのです。
もちろん、不満が募るような職場環境にも問題はあります。
しかし、事前準備をおこなうのは自分自身。自分にも非があったかもしれない、と視点を変えて考えてみるのも賢明でしょう。
ホテル&旅館業界の就職・転職についての記事
後悔しないために!ホテル業界への転職を成功させるコツ
iStock/itakayuki
ホテル・旅館への就職・転職に対する後悔を防ぐには、「転職先の上手な選び方」を学んでおくことが重要です。
実践すれば、転職の成功率を上げられるはずですので、転職活動時の参考にしてください。
自己分析を念入りにおこなう
就職活動を経験した方であれば、一度は自己分析をおこなったことがあるはず。
自己分析は、今の自分を見つめ直すための重要な作業です。したがって、転職を考え始めた際は、前回よりも念入りに自己分析をおこなうようにしましょう。
- ・自分はどのような仕事をしたいのか?
- ・どのような環境下で働きたいのか?
- ・希望をかなえるためにはどのようなホテル・旅館を選ぶべきか?
- ・絶対に避けたい失敗は何か?
こうして自己分析を進めることで、転職で何を重視すべきかがはっきりしてきます。
自己分析は決して難しいものではありません。転職の軸がぼやけたまま転職活動をおこなえば、後悔しやすくなってしまいますので、注意してくださいね。
業界研究を徹底する
ホテルや旅館は、宿泊施設ごとに特色があります。
同じホテルでも、シティホテルとリゾートホテルでは、客層も求められるサービスもまったく異なるでしょう。
つまり、「ホテルで働きたい」という気持ちだけで転職先を選んでしまうと、違和感を感じてしまいやすいのです。
応募を検討しているホテル・旅館については、詳しく調べるようにしましょう。
実際に施設を利用して確かめる
百聞は一見に如かずという言葉のように、目星を付けているホテル・旅館には一度足を運び、利用してみると良いでしょう。
例えば、
- ・スタッフ全員がいきいきとした表情で働いているか?
- ・ひとりが仕事を掛け持ちして疲弊していないか?
- ・ホテル内の設備はきちんと整備されているか?
などと外から眺めることで、求人票からは読み取れない情報を手に入れられるかもしれません。
求人票をしっかり読み込む
求人票をしっかり読み込むことは、転職の基本とも言えるでしょう。
求人票には、企業が応募者に向けて伝えたい情報が詰まっています。求人票の内容を理解するだけでも、ある程度、就職後の後悔を防げるはずです。
ただし、求人に紛れ込んでいる「うそ」には注意してください。
例えば、人手不足が続く企業の中には、応募の間口を広げるために実情と異なる情報を記載することもあるのだとか。
すみずみまで読み込むことは大切ですが、すべてを素直に鵜呑みしすぎないということも念頭に置いておきましょう。
▼求人票をチェックするときに役立つ記事はこちら!
視野を広げて考えてみる
宿泊業界での働き方に限界を感じるときは、他の仕事に目を向けてみるのもひとつの手です。
ホテル・旅館で培ったスキルをいかしたいのであれば、他業界の接客業に転職するなど、思い切ってチャレンジしてみても良いかもしれません。
ただし、逃げの転職は控えましょう。
今のホテル・旅館に対する不満を改善するために、何か対策を取ってから転職を検討しても遅くはありません。
「転職しなければ良かった」と思わないためにも、転職は慎重におこなってくださいね。
ホテル業界に特化した転職エージェントを使う
「宿泊業界で働き続けたい」と思う方は、ホテル業界に特化した転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
転職エージェントを活用することで、以下のようなメリットが得られます。
- ・希望に沿った転職先を紹介してもらえる
- ・ホテルの内情を教えてもらえる
- ・労働条件や待遇の交渉ができる
アドバイザーがサポートしてくれるため、1人でおこなうときよりも安心して求職活動をおこなえるはずです。
さらに、業界専門であれば、宿泊業界の知識が豊富なアドバイザーが相談を受けてくれます。ホテルの転職に対する考えを深めることにも役立つのではないでしょうか。
▼転職エージェントを検討している方に役立つ記事はこちら!
「もう後悔したくない……」ホテル業界の転職はおもてなしHRへ!
転職で後悔をしないためには、事前準備を徹底し、仕事を慎重に選ぶことが大切です。
改めて自分を見つめ直し、どこに原因があって、改善するためには何をすべきか、よく考えて後悔のない転職をしましょう。
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- ・「ホテル・旅館の仕事は続けたい」
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